ある漁師が、室根山の荒れ地に新たな命を吹き込む夢を見ました。
畠山さんは、その夢を実現するために仲間たちを集め、「牡蠣の森を慕う会」を立ち上げました。
この動きは、現在ではNPO法人「森は海の恋人」として知られています。
最初は漁師が森作りに関わることに対し、疑問の声もありましたが、やがて川沿いの人々もこの活動に参加するようになりました。
海と山、二つの世界が森作りを通じて交流を深めていったのです。
一人の行動が大きな波紋を呼び、海の人々と山の人々の心を繋ぎました。
山と海は川の水で結ばれ、海の水は雨となって山に降り、自然の循環を教えてくれます。
海の人も山の人も、性格や気質は異なるかもしれませんが、同じ生態系の中で共存することが大切です。
この話を聞いて、東日本大震災からの復興を描いた「おかえりモネ」という物語を思い出しました。
今年初めに発生した能登地震を経験して、自然の力は恐ろしいものですが、改めて自然を大切にしなければならないと感じました。
今日の話から学ぶことは多く、一見繋がりがないように見えても、実はどこかで繋がっているということです。
無駄なことは何一つありません。
今日も一日、喜びを持って仕事に励みます。
ありがとうございました。