子どもたちの成長は、まるで小さな冒険の連続です。
彼らは生まれながらにして自己中心的で、興奮しやすく、自制心を持たずにどんな世界にも足を踏み入れます。
しかし、親や先生の叱責、兄弟や友達との交流を通じて、彼らは「自制」や「我慢」の大切さを学んでいきます。
時には、自己主張が原因で痛い目に遭うこともありますが、それもまた、真の自己主張をするための大切なステップなのです。
私の次男も、まさにその成長の過程にあります。
先日、獅子吼高原での出来事が、彼の成長を感じさせる一幕でした。
彼はそこで年配の方々と交流を持ち、どのような会話をしたのかは私にはわかりませんが、帰り道での彼の言葉遣いが、いつもの彼とは違い、敬語を使っていたのです。
これには私も驚きました。
最近、次男の大好きな山登りへ良く付き合っていますが、これが、次男にとっては大きな喜びのようです。
最近では、ホワイトロードの三方岩岳に登り、帰り道での小さな出来事がありました。
駐車場を出たところで、時計は既に15時を過ぎており、私は急いで帰宅したいと思っていました。
しかし、次男は途中で見た滝をカメラに収めたいと言い出し、私の急ぐ気持ちとは裏腹に、拗ねてしまったのです。
その後、彼は車の中で眠りにつきましたが、約15分後に目を覚まし、何事もなかったかのように話し始めました。
彼に怒っていないかと尋ねると、「さっきのお父さんとのケンカも、山での思い出の一部になった」と言いました。
その時は、彼の機嫌が直って良かったとしか思えませんでしたが、次男が今まさに成長していることを実感しました。
次男の成長を見て、自分自身も同じレベルでケンカをしていることに気づき、先を歩く親として、恥ずかしいと感じました。
もっと深いところを感じ、行動できる人間になりたい。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。