速い・安い・うまい牛丼診療をあなたもできるコツ | 研修医ノート

速い・安い・うまい牛丼診療をあなたもできるコツ

僕は亀田総合病院や沖縄中部病院よりハイレベルな大手町病院で北米型ER(日本型ERと違って一見軽症っぽい人でも誰でも彼でも門前払いせずに全部診るER)の専属医として働いてましたので、誰でも彼でも診ます。

 

そして、僕が大手町病院救急医として働いてたときの矜持は「僕が診断・初療した患者は翌朝に病棟主治医に引き継ぐ時にはすでに体調が良くなっていること」でした。

 

大手町病院のERはベッド数十数床でER医師は2、3人なので、テレビでよくやってる「救命救急24時」の番組で出てくるERと違って、「一人の患者を多数の医者で診るシステム」ではなく「複数の患者を一人の医者で診るシステムになってます。

 

一人で重症軽症ごたまぜの複数の患者を診て次から次へとさばいていって診断・初療によって翌朝には体調良くするのが大手町ERです。大手町病院ではそこらへんの病院と全然違って、ちょっとでも患者に不利益な判断をすると上級医からむちゃくちゃ怒られますので、そこはしっかり実行されます。

 

というような大手町病院ER精神でこの18年間ずっと医者やってますので、うちのクリニックは速い・安い・うまいの牛丼診療で誰でも彼でも診てます。

 

で、うちは内科クリニックなのに「他の皮膚科・整形外科・メンタル科・内科に行っても調子悪いままだから診てくれ」という人がよく来ますが、当然誰でも彼でも診る精神なのでだいたい全部診て治してます。

 

それで何でも屋の僕から全国の優秀なお医者さんたちにちょっと言いたいことがあるんだけどさ。。。

 

全国の優秀なお医者さんたちはプライドは高いが実力が伴ってないことが多いので、それを補う対策をして欲しいのですが。。。

 

まず、皮膚科から「治らん」と言ってうちにくる患者さんさ、白癬に対してステロイド(白癬を悪化させる薬)が漫然と投与されてること、結構あるんですよ。多分、皮膚科医はプライドかけて皮膚とか爪の標本を顕微鏡で見て「白癬菌がいないから白癬症じゃない!」と自信満々で断定してるんだろうけど、僕から見たら明らかに白癬症で、うちで抗真菌薬で治してるのですよ。皆さんうちでは良くなってますよ。

 

うちには置いてませんが、最近「デルマクイック爪白癬」というバカでも白癬症を診断できるキットがあるから、全国の優秀な皮膚科医さんたちは顕微鏡とかもういいからそれで全部判断して欲しいのだが。。。

 

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/news/Gaku_20220224_jda_hakusenkit_rinsyokatuyou.pdf

日本皮膚科学会のエライおっさんたちは↑このように七面倒臭いことを言ってキットをなるべく使わせないようにしてるけどさ、アンタんとこの所属の皮膚科医たちさ、それほど優秀じゃない人、結構混じってるよ? ↑このクソ方針で困るのは患者だよ?

 

次に整形外科から「治らん」と言ってくる患者さんさ、9割がた背骨か関節の問題なんだけどさ、それらの問題はけん引リハビリとかヒアルロン酸注射であらかた治ること多いよ。

 

整形外科医がけん引リハビリに懐疑的なのは世界的徴候で「一時的な気休め」的な評価になってるけどさ、断続的にリハビリすることによってあらかた痛みが減って皆さん日常生活で助かってますよ。薬を長期に盛ったりやたら手術する方が問題です(背骨の手術は患者満足度が結構低い)よ。

 

↑この過去ブログに書いた通り関節へのヒアルロン酸注射は無効であるというのが世界的医学常識となっているが、その常識の根拠となっている論文の数々が全て超絶インチキであることは↑この過去ブログ読んだあなたはすでにご存知ですね。

 

整形外科医の皆さんは自分の健康度が高いことが多いので整形外科の患者の気持ちがわからず、インチキバリバリの世界的医学常識を疑わずに信じちゃうのでしょうが、それで困るのは患者です。

 

あとうちのクリニックはメンタル科は全然掲げてませんがメンタルの患者が時々きて、診断・初療からやってますが、うちの初療の薬が体に合う確率(90%くらい)と比べて、全国の優秀な精神科医さんたちの初療の薬が体に合う確率(30%くらい)が低すぎます。

 

全国の優秀な精神科医の皆さんは↑この過去ブログ読んで対策をお願いします。
 
さあさあ、今日書いた全国の優秀な医者のおっさんたちへの対策は全て、速い・安い・うまいものばかりだよ。
 
↑これらはみんなカネかけずにすぐできるんだ、何でアンタは今やらんのだ? 困るのは患者だぞ?