「日本人も外人みたいに年収アップのために転職すべきかどうか」問題への回答見つけました | 研修医ノート

「日本人も外人みたいに年収アップのために転職すべきかどうか」問題への回答見つけました

アメリカ人は転職好きで、転職回数が多い人の方が昇級率が高いという調査結果があります。

 
これに対して、「転職して年収が上がるのはアメリカだけで、日本ではそんなことない」というデータ↓もあります。
 
しかし、冒頭の記事によると日本人でもやっぱり転職した方が年収は上がるというデータ↓になってます。
 
この転職と年収増減の話、ちょっとトリックがあると思うのですよ。
 
外人どもは転職の際にほぼ100%年収アップを動機としますが、日本人は年収以外の動機が結構な割合を占めます。
 
なので、平均取ると日本人は転職しても年収上がらないケースが多いのではないかと。
 
女性社員が寿退社して給料安いけど楽な仕事に転職とか、女性社員が産休・育休からの復帰時にハラスメント受けて年収大幅下がる転職せざるを得なくなるなんてこと、日本では超絶非常に著しくしばしば高頻度に発生してますので、そりゃ転職時の年収の増減の平均とったらそれほど上がらないだろうなと。
 
僕がもし社長で人情とか全部捨てて利益を最大化する経営するとしたら、転職しようとせずに会社にしがみつきたがる社員は定期昇給500円とかにおさえてむちゃくちゃ労働搾取するでしょうね。
 
で、前々回のブログ記事↓に書いた通り、社長の仕事は人情ゼロのサイコパスでしか務まらないので、
同じ会社にしがみつきたがる傾向が強い日本人労働者は労働搾取される傾向が著しく強い現象が現在全国的一般的に起こっています。
 
もちろん、転職すれば誰でもうまくいくわけではないです。
 
転職にはうまくいく法則があると思います。
 
その法則とはこれ↓。
このリンク先のURLがうまく取得できないので、このリンク先で表示される回答を↓下に転載します。
これらの回答者はみんなまともなこと言ってます。
 
↑これらの回答をまとめると、「転職する際には自分で待遇を交渉できるスキルを持て。転職する際に売りになる専門性を持て。自分を高く売れる市場と安くしか売れない市場があるからよく見極めろ。転職する際に売りになる専門性は希少性が高ければ高いほど良くて強い立場で交渉できる。」ということになります。
 
僕はこれまで何回か転職して今はうちのクリニックで働いてますが、↑この回答は真理だと思ってます。
 
僕が最初に正社員になったのはシミック株式会社という新薬開発支援会社で、↓この医薬品の開発支援を担当していました。
当時この医薬品の特許持ってた顧客側の外資系製薬会社の開発担当社員がさ、アメフト系の頭軽そうな人なのにむちゃくちゃ態度大きくて威張ってて、それにまず「あれ?」と思いました。
 
そして、シミック株式会社にはサイエンティフィックボードという外部の医師資格持ったエライ人が時々きて社内会議するのですが、ある日その会議の準備のために社長指示で握り寿司が注文されました。
 
僕は知恵のない若造のアホだったので、「しめしめ、今日の会議では握り寿司を食べられるぞ!」とほくそ笑んでいたのですが、実際に運ばれてきた握り寿司は3人分だけで、会議中に社長と2人の医者がパクパク食べているのを会議室の他の社員十数人が指をくわえて眺める構図となりました。ここでまた「あれ?」と思いました。
 
これ、「人生は演劇」っつーことちゃう? みんな同じ人間でもさ、それぞれ演じるべき職能があって、それぞれの人間の能力というより演じている職能によって待遇が天と地ほど違うんちゃうか? と気づいて、「じゃあ、サラリーマンとして無能すぎる僕は医学部再受験した方がいいな。寿司食えるぞ。」↓と心に決めました。
これが僕が医者になった不純な動機です。
 
そして31歳で医者になりましたが、その頃にはもう年取りすぎて寿司が好きでなくなっていたという。
 
みんな、若くて元気なうちに食べたいもの食べてやりたいことやって行きたいところに行って会いたい人に会っとけよ。
 
老人からの忠告です。
 
あ、最後に、あなたが就職・転職の際に有利になれる有用な方法は↓この過去ブログで復習しといてね。