3/9 おはクラ放送後の呟き | マーシー山本教授のゆるゆるクラシック日記

マーシー山本教授のゆるゆるクラシック日記

マーシー山本のお仕事の報告やクラシック音楽の豆知識をお届けします。

世界一難しい楽器としてギネス記録に認定されているのがホルンです。

今回は私の愛するホルンについてどうして難しいと言われているのかお話ししたいと思います。


ホルンはよく音を外すと言われます。

金管楽器には管の長さが1.5mのトランペット ・3mのトロンボーンとユーフォニアム・6mのチューバがあり、唇に当てるマウスピースも管の長さに比例して大きくなっていきます。

しかし、ホルンは4mありマウスピースの直径はトランペットよりも小さいのです。

そのアンバランスが他の楽器よりも音の外れが多いのです。


金管楽器でバルブを押さえずに唇の締め方だけで出せる音のことを倍音と言います。
トランペット は基本的に
ドソドミソシbドがでます。
ホルンは
ドソドミソシbドレミファ#ソラシbドと管の長い分音域も広く沢山の倍音がでます。


特に1stホルンの奏者が担当する音域は、ドレミファソと唇の締め方だけでバルブを押さえなくても出てしまうのです。

ですので、ミを出そうと思っても隣のレやファが出てしまうことがあり、吹いてみるまで何の音がでるかわからないという、ギャンブルみたいな楽器です。


マウスピースの内径比較
・トランペット 約15mm
・ホルン約15mm
・トロンボーン約24mm
・チューバ約28mm

今回の動画

https://youtu.be/m36EmHjXQCM