【日刊】是々非々ブロマガ【02月07日号】 | 嶽正義 チバを盛り上げる!
【編集前記】

日本共産党千葉市議会議員 かばさわ洋平さんのブログを読みました。
しんぶん赤旗の日曜版に作家の浅田次郎氏が掲載されているとのこと。
どんなことが書いてあるのかなと少し楽しみだったのですが、
残念ながら私の考え方とはだいぶ違っていました(苦笑)
ですが物事を柔軟に考えていく上で、違う意見を読んだり聞いたりすることは大切です。
例え意見は違くとも「こういう意見や考え方もあるんだな」と知るだけでもだいぶ違ってきます。

「他国の戦争につきあわない。これでいこうよ」作家 浅田次郎さん

他国の戦争にはつきあわない。これでいこうよ!

作家で日本ペンクラブ会長の浅田次郎氏が、専守防衛の理想をもう一度掲げ、
憲法9条の精神を大切しなければと思いを語っています。
自身が2年間自衛隊経験もされていこともあり、
今の法整備で海外に出される自衛隊員は怖くて仕方ないと思いを代弁し、
法治国家でありながら解釈で海外派兵を拡大する方法は間違っていると厳しく批判しています。
先日も国会で南スーダンの危険性が改めて浮き彫りになりました。
日本の防衛と全く関係ない地球の裏側で自衛隊が殺し殺される戦闘をしていいのかが問われています。

「戦争はしない方が勝ち」が持論。安保法の強行に。

「やみくもに反対しているわけではないんです。問題は憲法との整合性です。
憲法の解釈の限度を超えている。
ペルシャ湾への自衛隊掃海艇派遣の時にはもう、これは違憲だと思いました。
外に自衛隊を出すのはダメだろうと。
今回の安保法については、これをやるなら憲法を先に変えなきゃダメですよ。
法治国家としてのアイデンティティーにかかわる。
法治国家なんだから、憲法を尊重しなければ。いまの方法は間違っています」


日本ペンクラブ編『それでも私は戦争に反対します』(2004年)
収録の短編「もうひとりの私から、イラクへと向かう部下へ」の末尾はこうです。

「われらが日章旗を、人間の血で穢すな。
誰が何と言おうと、俺たちは人類史上例をみない、栄光の戦わざる軍人である。復唱せよ」

1970年の、作家の三島由紀夫の割腹自殺に衝撃を受け19歳で陸上自衛隊へ。
作家とは何かを見極めたいという思いがありました。2年間の自衛隊経験が財産です。

「あの程度の法整備で海外に出されたら自衛隊員は怖くて仕方ない。
行った人はかわいそうです。
海外派兵でこれまで死人が出なかったのは奇跡です。
一つの主権国家が70年間戦争をしなかった。誇りに思います。理想は専守防衛。
専守防衛の理想をもう1回掲げるべきです。
戦争放棄の憲法9条の精神を大切にしなければ。すごいじゃないですか、この宣言は。
他国の戦争にはつきあわない。これでいこうよ」


2016.02.06
日本共産党
千葉市議会議員 かばさわ洋平さんのブログより引用

1つ1つ見ていきます。

■専守防衛するためには日米安保体制が不可欠

私も浅田氏と同じく理想は「専守防衛」です。
ですが何でもそう理想通りにはいかなくなってきているのが21世紀の国際社会。
日本単独で専守防衛できればそれに越したことはありません。
しかし専守防衛の理想を実現する為には米国との日米同盟が不可欠なのです。
首相官邸「なぜ」、「いま」、平和安全法制か?にはこう記載されています。
 
日本の安全保障は、自衛隊と日米安保体制を基軸としています。
ここでは、戦後の日米安保の歩みを簡単に振り返り、
脅威を防ぐために日米間での一層の連携が重要であることを説明します。
専守防衛と日米同盟

いつ、いかなる事態になろうとも、国民の安全を守ること、
そして、国の領土・領海・領空を守って国家の機能を維持することは、
政府の任務の中核です。
もちろん、国外の脅威を減らすために、普段から外交を展開しています。
しかし、政府としては、日本が攻撃されるという最悪の事態に対する備えをしなければなりません。
また、日本のどこが、いつ、どのような手法で襲われるのかを完全に予測することはできませんから、万々が一の備えを怠ることはできません。
そのためには、想定しうる脅威に対して十分な規模の戦力を持ち、
脅威が増加する場合にはそれに応じて戦力を増強すべきものなのかもしれません。
実際、多くの国はそのようにしているものと考えられます。
しかし、日本国民は「戦前を繰り返さない」との決意のもと、
戦後、日本国憲法で、防衛力を自衛のための必要最小限のものに限りました。
そこで、日本は、専守防衛に拠ることとしつつ、自らの防衛力だけに頼るのではなく、
米国と同盟関係となり、米国の軍事力にも頼る安全保障体制を選択してきました。
つまり、日本の安全保障は、自衛隊と日米安保体制の2つを基軸としています。
そして日米安保体制の制度上の基盤として、日米両国は「相互協力及び安全保障条約」、
いわゆる日米安保条約を結んでいます。
国防の現場では、日米が連携しながら、国際情勢の変化、動静を注視しています。
そして、場合によっては、日本独自で、あるいは米国と共同で即応し、
脅威を未然に防ぐことに全力を挙げています。


こうして日米安保体制がしっかりしているからこそ専守防衛の理想を掲げることができるのです。
浅田氏の主張には日米安保体制のことには何一つ触れられていません。
これだと読者は日本国が単独で専守防衛していると勘違いしてしまうような気がします。

■憲法9条の精神を大切

よく平和安全法制のことを「戦争法案」と揶揄する方がいます。
そういう方々の主張に「安倍首相は戦争できる国にしようとしている」というのが多いです。
しかし私はその様な主張を見る度にこう思うのです。
安倍首相の行動や言動からいつ「戦争できる国にしようとしている」と感じることができるのか。
申し訳ないのですが何かバイアスが掛かっていませんか?
私はそう思います。

安倍首相だって「憲法9条の精神」は大切にしたいと思っていますよ。
それは安倍内閣総理大臣の談話~恒久平和への誓い~を読めば分かります。
談話の中にはこう書かれています。

日本は、二度と戦争を起こしてはならない。
私は、過去への痛切な反省の上に立って、そう考えています。
戦争犠牲者の方々の御霊を前に、
今後とも不戦の誓いを堅持していく決意を、新たにしてまいりました。

2013.12.26 安倍内閣総理大臣の談話~恒久平和への誓い~より

この一文を読むだけでも安倍首相が憲法9条の精神を大切にしていると思われませんか?
私は御英霊を前にして一国の総理大臣が嘘を言うとはとても思えません。
これだけでも憲法9条の精神を大切にしていることが分かります。

ただしここからが問題。
日本が憲法9条の精神をいくら大切にしていても、近隣国がそうでなかったら困るのです。
日本国憲法前文にある『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼』という部分。
この平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼できないから平和安全法制が必要なのです。
憲法が制定された当時のような平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼できる時代は終わりました。
ここを理解していないで闇雲に護憲を叫んでも中韓の思うつぼなんです。

■今の法整備で海外に出される自衛隊員は怖くて仕方ない

これについては一部については同意です。
今のポジティブリスト下で海外派兵なんてさせられたら誰だって怖いですよ。
法整備を変えるというなら早急にポジティブリストからネガティブリストに変えるべきなんです。
「自衛隊員の命の尊さ」を訴えている人にこそ考えてほしい。
『国民の生命と財産を守る』という観点からも早急に変える必要があると思っています。

■ペルシャ湾 自衛隊掃海艇派遣とシーレーン

ペルシャ湾への自衛隊掃海艇派遣の時にはもう、これは違憲だと思いました。
外に自衛隊を出すのはダメだろうと。
今回の安保法については、これをやるなら憲法を先に変えなきゃダメですよ。


浅田氏が違憲だと思われるのは結構なのですが、
じゃあ自衛隊じゃなければ何だったら合憲で良かったのでしょうか。
私は自衛隊じゃなければダメだったと思いますし、
自衛隊じゃなければ国際社会に貢献できなかったと思っています。

また浅田氏は「国際社会」というのをどの様に考えているのでしょうか。
自衛隊は自国のみの活動に限るなんて言ったら国際社会から非難されるのは必至。
憲法を先に変えなきゃダメとも仰っていますが、
かといって『憲法改正』に踏み切ろうとしたら「アベ政権は戦争をしようとしている!」になるでしょ。
じゃあどうしろと言うんですかね?
なんだか矛盾を感じてしまいます。

それと「地球の裏側で戦争をする論」を言う人もいますが、これは本当ですか?
政府は自衛隊を地球の裏側まで派遣して戦争するなんてことは全く考えていませんよ。
シーレーンの安全を守る為の航海啓開、掃海活動をするだけじゃないですか。
日本の船舶の航行の安全を確保するために自衛隊を派遣することが違憲という。
では日本の船舶の航行と安全は誰が確保してくれんですかね。
また他国頼みですか??
そんなお人好しの国は世界中見渡してもありません。

私は1985年のイラン・イラク戦争の反省に基づき、
自国民の救出活動や安全・安心確保の為に自衛隊を派遣するのは主権国家として当然だと考えます。
それすらできないのであれば日本は主権国家という資格すらありません。


■海外「派兵」ではなくて海外「派遣」

そもそも自衛隊は「派兵」されたのではなくて「派遣」されたのです。
派兵したということは自衛隊を”軍隊”として認めたことになりませんか?
自衛隊を軍隊として認めることは、
それこそ憲法9条を大切にしている人達が最も嫌っていることではないのでしょうか。
自衛隊は戦後、「派遣」されたことはあっても「派兵」されたことはない。
この事は徹底した方が良いと思います。

■他国の戦争につきあわないは理想論


私も理想論は他国の戦争には極力付き合わない方が良いとは思います。
でも現実それができますか?
何回も書くようですが、日本の安全保障は米国との同盟関係の上に成り立っています。


「他国の戦争には付き合わないけど、日本の安全は守ってね。」


この理論じゃ世界から日本は相手にされなくなりますよ。


誰だって血を流したくはありません。
世界で血を流さなくなったらどんなに良いかと思います。


20世紀までは軍隊同士の戦いが主でした。
しかし21世紀は「テロとの戦い」です。
テロ組織というのは皆さんご存じのように国家ではありません。
ISILのように国家を自認することはあっても、世界は国家と認めていません。


日本は幸いなことにまだテロの被害には遭っていませんが、脅威はすぐ側までやってきています。
既に東南アジアのインドネシアでは1月14日に首都ジャカルタで爆弾テロ事件が発生しています。
ですから日本も決して他人事ではないのです。


■世界の平和と安寧を願えばこそ


日本は侵略戦争は恒久的にやってはいけません。
それは不変です。
ですが国際社会と連携をして、テロの脅威に備えることは大切なことなのです。
その為には「抑止力」も大切になってきます。

今回も色々と書いてきましたが、浅田氏の持論は世界が平和な時であればそれでも良いんです。
でも今の日本を取り巻く状況は決して安全とは言えません。
他国に侵略することはなくても、他国から侵略されるようなことがあったらどう対処するか。


平和と安全を願うのは日本国民なら誰の思いも同じです。
だからこそ国民は有事に備える意味においても真剣に安全保障について考える必要があるのです。
日本の平和と安全を守るためにも一歩踏み込んだ議論が必要なのだと私は思います。


【鴎日記】日本人選手に勝るとも劣らないスタンリッジの『千葉魂』


チームに心強い助っ人が合流してくれました。
その助っ人選手とは5日、入団会見を開いたジェイソン・スタンリッジその人です。
入団会見でこう話しています。

新天地で来日9年目の右腕は「具体的な数字の目標は心の中にしまうが、
打倒・ソフトバンクということだけは宣言しておく。
熱狂的なロッテファンをバックに投げるのが楽しみだ」。


2016.02.06
【サンスポ】ロッテ・スタン、ハンセン流入団会見「ウィ~!!」

また4月9日の西武戦で来場者全員に配布されるタオルについてはこう話しています。


「このタオルはとても、いいデザインだ。サンライズレッド?いいね。
赤いユニホームを着るのが楽しみだよ。
私も家族も、いまから始まる千葉での生活が楽しみだし、
これまで遠征で何度もこの街に来て、ずっと住んでみたいと思っていたんだ。
自分も千葉の一員として誇りを胸に戦うよ

2016.02.06
【サンスポ】スタンもご満悦!ロッテが4・9西武戦で特製タオルを配布


このサンスポの記事を読んで一気にスタンリッジのことが好きになりました!
日本人でもなかなかこんな粋な談話は残せませんよ。
チームとしても打倒・ソフトバンクは至上命題の1つ。
スタンリッジには既にソフトバンク打線をどうやって抑えるかの秘策がある模様。
2016.02.06
【スポニチ】連覇貢献も契約更新されず…スタン「ソフトバンクを倒したい」


談話を読むだけでマリーンズファンのハートを鷲づかみにしたスタンリッジ。
日本球界で通算63勝を挙げている右腕がチームを優勝へと導きます。


[観戦成績] 000

[通算成績] パ・リーグ -位  000

人気ブログランキングへ

◆更新の励みになるので1日1クリックを宜しくお願いします◆


にほんブログ村


にほんブログ村


千葉ロッテマリーンズ ブログランキングへ