皇室アルバム | やせ我慢という美学

やせ我慢という美学

夢はきっと叶う ひとつだけきっと叶う
そのために何もかも失ってかまわない
それほどまでの夢なら叶う
一生にひとつだけ
夢はきっと叶う 命も力も愛も
明日でさえも引き換えにして きっと叶う

なんて反吐が出そうで見ることもなかった若かりし頃。

30年ほど前からよく見る。今朝も見たがな。

ぼくは天皇をはじめとする皇族の人たちの節目節目の発言に限りなくシンパシーを感じることが多い。

特に平和に関する事や、震災の被災地に赴いての関わりなどを見ているとその品の良さや暖かな人柄に胸が熱くもなる。美智子さんが95年の神戸の震災の現場に来て帰りのバスの中で『元気を出して』という意味の手話で両手こぶしを握り締めて「ガッツポーズ」をしていた姿が特に印象的だった。

昭和天皇が戦後になっても一般参賀に来てくれた人々のことを「皆」と言っていたのに対して「平成」の世になると「皆さん」に変わった。時代と共に彼らの言動も変わってくる。「令和」ももっと進歩してほしい、と思いながら見ている。

 

「Hanada」や「Will」という超反動右翼雑誌に登場する論客共よりもぼくは現天皇に関してはシンパシーを感じていることは間違いない。

彼らは「教育現場に教育勅語」をとか「天皇中心の日本を」とアホなことばかり言っては世論をミスリードしているが、天皇はそういう存在を明らかに毛嫌いしているし、ああいう連中が今の天皇に敬意を感じることがないのは全体の雰囲気を見ればわかる。

一貫して「靖国」に背を向けている皇族。そういう姿を彼らは快く思っていないのは明らかだし、誕生日や元旦などの天皇の「お言葉」を教育の現場に広げよう、とか彼らの雑誌に文字起こしする奴も誰一人いない。

奴らは天皇が「平和」を口にすることが嫌いなんだ。先の大戦で「反省と謝罪」する姿が大嫌いなんだ。そんな姑息な奴らに愛国など言って欲しくはない。

大体、奴らは「愛国者」なのか「右翼」なのかも怪しい。

なんか違うような気がする。右翼って鈴木邦夫のような人を言うんだろうな。