タナトフォビア…オリオン・ミッションNO310 | ヘミシンクピンポンパン

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私は全然別のパラレルを開き、有意義で素晴らしい人生を創造出来たのかもしれないのだ。今になってそれははっきりと見えてくる。枢(クルル)という通過儀礼を乗り越えた者は、反転という驚愕の現象を体験する。

(続く)

 

《オリオン・ミッション…タナトフォビアNO310》

それは望んでも得られないことなのだ。枢の闇の向こうに反転は控えている。その体験はこれまで繰り返されてきた、あなたの転生の集大成ともいえるものになる。あなたの今生の最大のクライマックスであり、あなたが持っている全てのエネルギーが輝くときだ。

 

枢の通過儀礼はどこに逃げても一生涯あなたにつきまとう。あなたにそれを受け入れる準備が整ったということなのだ。それはあなたの影であり、光を浴びればあなたの影はより一層色濃くあなたの前に、そして後ろにくっきりと現れる。

 

光から逃げれば、あなたは依然として闇の中にいることに気がつく。あなたがずっと探し求めてきた答えはその中にある。しかしそれ以前にあなたは何を探しているのか、おそらくそれがわからいのだ。

あなたが直面しているのは、実は《存在とは何か》という問題なのだが…そんなものに関心はない?いやいや誤解されては困る。そうではないのだ。存在という問題…それは哲学などではない。そんな腐った魚みたいなインチキくさいものではない。そんな物はいらない。

 

その問は飢えと渇きに苦しむものが、本能的に食物や水を求めるように、もっと肉感的で食感的で切実なものだ。枢という闇の深淵に漂着する者たちは、常にその問題の答えを狂おしいほどに求めている。あなたが発狂を身近に感じるのは失恋したからではない。

 

職を失ったり人間関係で苦しむからではない。あるいはそうであるのかもしれないが、しかしそうなってしまうのは、あなたにはもっと本質的で根源的な苦悩があるからだ。それは苦悩ではなく楽しみだと、あなたは言うのかもしれないが…そのわりにはあなたには余裕などまったくない。

 

それはこの宇宙自身が持っている本源的な問であり、あなたが宇宙、つまり神とともにいるという強い証だ。神との絆であり、あなたはどのような生涯をおくろうとも、どのような転生を繰り返そうとも、そこから離れることは出来ない。それは神が抱えている問なのだ。

 

あなたはその問いかけを切り離そうとはしない。それは枢に堕ち、枢を通る者たちの使命であり宇宙に対する愛という枢軸だ。存在とは何かという問は、タナトフォビアの別の姿であり、あなたはそれに取り憑かれている。

 

大人になったあなたは、死の恐怖に取り憑かれていたことを、もう忘れてしまっているかもしれない。今では死も暗黒も恐れてはいないかもしれない。そんなことより仕事や人とのつながりに必要以上に苦しみ恐れる。

 

それはなんのために生きるのかという問いかけから離れられないからだ。そこには答えはない。誰もそれには答えられない。あるいはどんな答えも、あなたにとっては解決にはならない。それが存在という問題だ。

 

あなたは存在を死よりも恐れるのだ。その問いかけの答えを、今もこれからも見つけられず、宇宙を永遠に彷徨わせる《私が存在する》という責任に押しつぶされそうになるからだ。それは神と同じ問いかけだ。

(続く)

マサト