たとえ互いに対立し合う勢力としてあっても、政治的意見や思想や主義や立場を超えて彼らは魂のレベルで繋がっているのだ。それがこの物質波動の極度に強い次元でどのように統合されるのか、それとも統合などする気はないのか私には理解しがたい部分であり、トランプがそこにどのように絡んでいるのか今のところ私にはわからない。彼らはこの世界を速やかに終わらせるという方向でソフトランディングさせようとしているのだ。
(続く)
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《幸運をもたらす?全惑星順行(APDM)…猫とモルモットの惑星NO14》
笑スピ畜獣さんたちのレベルでは、なぜ世界の滅亡がソフトランディングなのかそれは理解し難いことだろう。世の終わりとはあなた自身の終わりと始まりという意味に他ならないのだが、それは頭で理解することではないのだ。
あなたがあなたの宇宙に生き、そしてあなたの宇宙にはあなたしかおらず、あなたに見えている他者や物は全てあなたの自身の現れなのだという覚醒に至らない限り百万言を費やしても世界の滅亡を理解できないだろう。
《問題ない、彼らはやってくれるよ》と言ったオバマの言葉は物騒なコースターに乗ったワンダラーの一群であったかもしれないし、あるいはそれはもっと多くの人々に向けられていたのかもしれない。このホームは宇宙ステーションの発着場であったことに昨日ノートを読み直していて気がついた。
オバマが見送っていたのはトランプによって迷走、混乱する世界に乗り出した我々だったのだ。これから世界は急降下と急上昇を繰り返しひっくり返り、宙返りし…それが気づきや覚醒に繋がるのかどうかはわからないが、人々は少なくとも少しは賢くなるのだろう。
愚か者やサイコパスをリーダーに選ぶとどういうことになるのか後で思い知るのだ。我々というのはもちろんその言葉によって繋がるエンパスの持ち主のことであり、トランプ同調者のことではない。
トランプはこの光景を、嫉妬をむき出しにした狂った女みたいな表情で柱の陰から覗いていた。いかつい体格に似合わず心の小さい男だった。国民に慕われ、ワンダラーから頼られるオバマが羨ましくてならないのだ。
トランプが真に改革者としてあるなら誰にも相手にされない孤独に耐えてこそなのだが、きっとトランプはトリックスターとしての意地をみせ、特権階級である超富裕層や財閥やサイコパスやカルト教祖やその盲目の信者たち、畜獣や奴隷から愛されることだろう。そしてそのとき、貧富の格差は今の何倍にも広がっており、お花畑の信者や家畜奴隷社員や市民は我がリーダーたちの君臨するさまを誇らしげに思いそれを賞賛するのだ。
クリックアウト寸前のヴィジョンは深い眠りにある時の夢などと同じで、云わくいい難いものがあり、実際にはもっと違った感じだったのだが、これ以上のことを書くのは無理がある……さらに別のヴィジョンが見えてきた。
王の服を着た男が小舟に乗り、従者に櫂を漕がせながら深い霧の海へと入っていった。やがて霧の海は青い空とともに広がる雲海へと変容し小舟は大空を駆けていた。王の服は金色の繻子とその上に黒の袖なしの胴着で、王は黒い色の牡牛の皮袋に網で包んだ生きている可愛らしいモルモット入れていた。
王の船が目的地についた時、袋を開けてみるとモルモットは死んでいた。この網の中にはモルモットと同じく一匹の猫が保護され入れられていたのだ。王は何故か猫とモルモットは仲良くするものだと思いこんでいたのだ。しかしモルモットは猫に無残に噛み殺されていた。
袋を開けた私は……血まみれのモルモットを見てびっくりしていた。それはしかし当然のことだった。何故か私は……ネコとネズミはトムとジェリーみたいに仲良くできると考え違いをしており、噛み殺されるとは夢にも思わず、空を横切り雲海を渡り、対岸についてから自分の見当違いにショックを受けていた。そして私はここでようやくこの愚かな王は私だったのだと気づいた。
私「これは何ですか」と思わず聞いた。
すると見知らぬガイドらしき存在の声が返ってきた。
声「あなたの不注意を諌めるものです」
私「どんな不注意です?」
声「嫌な人々と一緒にいるということはとても危険なことなのです」
私「それが…私のことなのですね」
「しかしあらかた、人はみなこんな感じですよ」
声「もちろんわかっています」
「あなたのように%&$&%&」
ノートの記録は最後の方は読めなかった。猫とモルモットは嫌な人々と仲良くしなければいけないと自らに課して病まない、そのように洗脳される社会的動物の義務やら勤めやらが、宇宙の真実からは殺しでなければ殺されるという選択をする羽目になると言っているのだ。嫌な者同士の共存は支配するか、されるかという意味で、こんなところにいる限り成功やら勝利、それに喜びや楽しみはないのだ。
ここでヴィジョンが変わった。朱塗りの太鼓橋が見えていた。京都の何処かだというのだが、この太鼓橋は2連になっておりいま検索したが見つからない。修学旅行か何かだろうかセーラー服を着た女子高生が数百、あるいは数千人ほどがこの橋を渡っていた。
私「これは何ですか?」
声「彼女たちは烏合の衆です」
私「しかし元気そうではないですか」
(続く)
マサト