自分で蒔いた種。 | hey!masasicks

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一人では悩みを解決するのが苦手なあなたへ。このブログは僕のバンド活動、看護師の仕事、子育てなど、テーマを絞らずに日常を綴っています。
僕の人生観、思いや考えをシェアします。
心豊かに生きてゆけるよう、お役に立てたら幸いです。

最近、父から教えてもらった事。


仕事が出来れば昇進できる、というわけではない事。


職場で全く仕事が出来ず、たとえ部下から信頼されてない人間でも昇進できる人がいる事。


つまり、

同僚や部下から信頼されて、

実際に仕事もバリバリできる人間だとしても、

上司から気に入られる能力がなければ、

昇進できないらしい。


仕事を遂行できる能力と

同僚やお客さんからの評価が得られる能力と、


管理職から気に入られる能力は別ベクトルのようだ。


当たり前かもしれないが、

昇進には、上司から評価される能力が最優先されるようだ。


上司から気に入られるようなコミュ力がある人間だけが上に上がれる風潮がまだ蔓延っているのかもしれない。


上司にとって、耳が痛い。

でも、上司の立場を無視して、改善が期待できる意見ばかり言う人間には、チャンスが少ないのかもしれない。


風通しが良い職場環境、

能力主義と明確な評価制度が整備された環境ではない限り、

昇進ならそこの職場で昇進する為の条件に合ったコミュニケーションが必須なのだろう。


そこを果たせるのなら、そこに仕事が実際に出来るできないは関係ないのかもしれない。


評価する上司から見て、評価できる人間のように演じれば良いのだから。


歌も楽器も上手で、音楽の知識も豊富。

洗練されたセンスがあったとしても、

市場に引き上げてくれる環境がなければ、

広く認知される事もない。

評価される事もない。


どんなに画力や物語構成が秀逸な漫画家志望の人でも、出版社などに投稿しなければ、デビューや助言ももらえない。


例えが合っていないけれど、


その道にはその道のプロに頼り、たずねるのが最短ルートかもしれない。


目標達成の為には、まずその為の行動をしなければならない。


それならば、昇進したいのなら、昇進する為の最短ルートとして、上司に気に入られる行動と言動をとらなければならない。


たとえ、実際の仕事ぶりや人間性が同期や同僚、後輩から見て最低の評価でも、

引き揚げてくれる上司からの評価が高ければ、推薦されるというわけだ。


なので、


仕事ややりたい事の技術をいくら上達させても、

知識を豊富に身につけたとしても、


お客さんからの評価や上司以外からの評価が高くても、


それは、その人達にとっての

「仕事ができる人」、「売り上げをあげてくれる人」止まりになってしまう。


決定権を持つ人間、それに近い役職の人間に認められるのとは別ベクトルという事だ。


昇進を目指すのなら、彼らに気に入られなければならない。


だから、上司が表面上しか見えない上司なら、

次に偉い上司も似たような上司。

という組織も多いかもしれない。

従って、彼らに合わせるに越した事はない。


本当にその組織で昇進してゆきたいのなら、

極端な話、

仕事の出来が云々よりも、

そこの偉い人、決定権がある人間に

気に入られる事、

「上司が一緒にいたいと思える人」にならなければならない。


そんな出世欲の高い、

その道に長けた人間が

昇進してゆくのだなと父から学んだ。


なので、組織の愚痴や文句、

その人からしたら正当な組織の課題だったとしても、

上司からしたら都合の悪い、耳の痛い意見や

行動ばかりしている人間は、

一緒にいたくない人物だ。


上司の視点からみて、

ただ文句ばかり垂れて、自分の揚げ足ばかりとってくる人間は不要だ。

上司にとって、都合が良い、自分の社会的価値も上げてくれるような人材の方が可愛い。


本当に組織の事を考えてより良くしたいと思っている上司もいる。


なので、

日頃から上司の前で悪態をつかない方が良い。

上司のところまで噂が回るような愚痴や文句を言わない方が良い。

わざわざ、上司に組織の難点を忠告しに行かない方が良い。


僕は恐らく、これらをやってのけた。


恐らく、父もそうしてきたのだろう。

そんな父からのアドバイスをもらった。


別に今となっては、

昇進したいとは微塵も思わない。


昇進する目的で、今の職場に入った訳ではなかった。


でも、長らくそれなりに真面目に仲良く働いて、

職場の良いところ、悪いところを見極めて、

時には相談しに行けば、

自然といつかは昇進する事になるのだろうと

勝手に思い込んでたところがある。


バンド活動と同じような思い込みをしていた。


練習して上達して良い(と思えるような)曲をたくさん作ってライブをたくさんすれば、いつかは。

なんて発想と同じ。


僕が、1月に部長と副部長に呼ばれて、

役職にどうか?という話を受けた後、


業務改善とマニュアル作成に関する方針のような内容とは別に、

職場環境の問題点についてまとめたものを

提出した。


「一度預かって、確認します」と言われて、

「少し作り直して欲しい」という事で、

何度も作り直した。


まずかったかなと、

最終的に7枚のものを1枚の簡素な内容のものにして提出を繰り返した。


返事はなく、それっきりだった。


からの、

そんな話(昇進)はした覚えはないという返事だった。


つまり、僕はやらかした。


先日の父の話を聞いて気付いた。



本当に今の職場に残って昇進したいのなら、

態度を改めなければならない。


でなければ、続けていても特別な理由がない限り、もうそんな機会はないと思う。


幸い、なり手不足だが、僕なんかよりずっと有能な人が入れば、その方を優先するだろうし、

もう実際にいる。


なので、その方がなった方が丸く収まるし、

僕もその方が良いと思う。


父がそうであったように、

僕も組織の中で働くのは性に合っていない。

と考えたら楽だ。


個人事業主や個人経営で働いている人も増えた。


またこの問題にたどり着いた。


その選択肢を選んだ方が、

気楽な思考になるからかもしれない。

逃げたいからかもしれない。


でも、一度やりかけて、

雇われる方がどんだけ気楽なものかも

実感している。


愚痴や文句を垂れていても、

出勤して何も深く考えず、

決められた仕事をこなせば、

ひとまず給与はもらえるのだから。


さて、本当にどうしよう。


今日もそんな事でクヨクヨしている自分がいます。