後悔、先に立たず。後悔、先に正す。 | hey!masasicks

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一人では悩みを解決するのが苦手なあなたへ。このブログは僕のバンド活動、看護師の仕事、子育てなど、テーマを絞らずに日常を綴っています。
僕の人生観、思いや考えをシェアします。
心豊かに生きてゆけるよう、お役に立てたら幸いです。

もしも、今の記憶と経験値が今のまま、

過去に戻れるのなら、あなたはいつに戻りたいですか?


僕だったら、小学5年生の頃。

祖父が大腸ポリープの切除術を受けて腹膜炎を起こして亡くなる前に、別の病院、別の担当医での治療をすすめたかった。


祖母が総入れ歯にして体調を崩す前に、そうしなくて良い歯科での診察をすすめたかった。


中学2年生の頃。

甲状腺機能低下症の診断を受けて間もない頃、母に連れられて通った怪しい気功師夫婦からチラージンの断薬をすすめられても、断薬しなければ良かった。ついて行かなければ良かった。

わざわざバスケ部を休部する必要もなかった。


そうすれば、クラスメイトや同じ部活の友達からサボりだと誤解を受け苦しむ事もなかったし、身長ももっと伸びていたかもしれない。

ユニフォームを着て試合にも再び出れるようになってたかもしれない。卒業アルバムの写真撮影にも参加して皆と笑顔で写ってたかもしれない。


高校生の頃。

バンドがやりたくて、ドラムが叩きたくて入った吹奏楽部に入らずに、ドラムを習いに行ってとっととバンドを組めば良かった。


自宅でこっそり曲作りなんてせずに、とっとと外に出てバンドを始めれば良かった。


好きな子に電話で告白して、チャンスがあったのに交際の仕方が分からないなんて、変な事言って自らチャンスを潰さずに、付き合ってくれとハッキリ気持ちを伝えれば良かった。


大学に入って間もない頃。

友達作りの為にと、飲み会の多いアウトドアサークルに入らずに、とっととバンド活動を始めれば良かった。

好きな子に、自宅に誘われても、物怖じして断らずにそのままついて行けば良かった。

出会い系にハマって女の子や彼女と遊び呆ける暇があったのなら、バンドともっと真剣に向き合うべきだった。

遊びのために浪費せずに、しっかり貯金してバンド活動の資金に充てれば良かった。


大学卒業後。

フリーターでライブと飲み会三昧の日々を送る暇があったのなら、オーディションやデモテープを送りまくるか、マーケティングや集客の勉強にでも励むべきだった。

変な女性に引っかかって、借金に追われてバイトを掛け持ちなんて状況になる前に、交際をやめてバンド活動にもっと専念すべきだった。


バンドもダメになってフラフラ進路に迷って、

好きな彼女から見切りをつけられる前に、

とっとと看護学校に入って看護師の免許を取りに行けば良かった。


看護学校を卒業後。

新卒で転職なんかせずに、そのままその頃の勤務先に残っていれば良かった。

もしくは精神科以外の病院に転職すれば良かった。



思い返せば、ずっと後悔の日々。


その時、楽しい事。快楽、欲望。

今が良ければ、それで良い。

今しか出来ない。


確かにそれはそうだ。

でも、僕は蔑ろにして生きてきた。


30代になってそれらを見返して、

約10年かけて、

ダメダメな人生をやり直してきた。


こんな事言っておきながら、

後悔はない。


幼少の頃からの失敗や後悔があるから、

今がある。


一昨年より去年、去年より今年と、

より良くなっていると今でも実感している。

信じている。



過去の失敗や後悔の経験があるから、今がある。



学生時代のモヤモヤした気持ちがあったから、音楽に癒されギターを手にとりバンドを始めるきっかけになった。


吹奏楽部に入ったから、楽譜を読めるようになったし音感を養う事が出来た。女性ばかりの環境にも慣れる事が出来た。


家族の体調の異変に早めに気付けるようになりたいから、助言できるようになりたいから看護師になれた。


就職しなかったから、色んな仕事を経験できた。

色んな人達と交流できた。

自由を謳歌できた。


彼女の幸せや将来を全く考えず自分よがりに生きるのを改めたから結婚できた。


中途半端な志でバンド活動していても先がないと気付けたから就職に踏み切れた。

知識や技術だけではなく、マーケティング戦略も必要だった事に気付けた。


これまでの辛かった経験があるから、歌詞や曲を作れるようになった。

スピリチュアルや心理学、都市伝説と言われるような事にもフラットに関心を持てるようになった。


世の中に疑問を持てるようになれた。


後悔してきたから成長できた。

それらの経験が今の自分を形作ってる訳だから、むしろ必要だったのだろう。


28日で41歳になる。


どこかで人生踏み間違えた、

なんて思ってないと言えば嘘だ。


何度も踏み間違えてきたのは事実だ。


間違えたと気付くのがいつも遅かった。

と言うか、

間違えるまで自分を曲げれなかった。

人の話や助言を聞き入れて来なかった。


これで良いんだと思い込んでやってきた。


でも、これで良かったのだろう。


失敗や間違いを経験する為に、

行っちゃいけない道も一歩一歩踏み込んできた。


でも、家庭を持った以上、

これ以上、大きな間違いをするわけにはいかない。


だからと言って、ぼんやりとしか

先の展望はない。


正直言って、今やりたい事がない。

気力がない。


このまま今の職場で働き続けていて良いのか。

このまま看護師を続けるべきなのか。


たぶん、このまま黙って耐えて続けていれば、

平坦にある程度、年を重なるまでは平和な時間が続くだろう。


子どもの成長、子どもと向き合う事が

今の小さな喜びだ。


子どもが小さいうちは仕事を頑張れ。

落ち着いてからやりたい事をやれば良い。


一世代上の先輩方からはそのような助言や

労いの言葉を頂く。


でもその頃には、今より老いているじゃないか。

そんな時期まで待てない。


そんな気持ちになる。


それじゃ先に書いたのと同じ、

人の助言を聞き入れていないじゃないか。


そんな葛藤と向き合ってる今日この頃です。