ホンダは1,000万円クラスの市場に車を投入すべきでは?(追記) | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

今年の1月から3月までの新車の販売台数のうち、約37%は軽自動車でした。

 

軽自動車の質が上がり、実用性で言えば軽自動車で十分といった事も理由にあると思いますが、先日、次の記事で書いたように平均所得が下がっている事も無視できないように思います。

平均所得は16年間で8.3%減、対して超高級車のシェアは何と12倍!

 

もっとも、今時の軽自動車でもオプションを付けていくと、あっと言う間に200万を超え、かつての1,600ccクラスの車より高くなってしまいますが。

 

ホンダなんかは軽が50%くらいを占めているようです。

拡がりつつある市場に良質な商品を提供している訳で、ある意味、正しい戦略な訳ですが、先の記事の通り、富裕層も増えています。

 

何せ、押し出しが強いだけで、車としての評価が殆ど聞こえてこないアルファードのような車に6~800万円払う人が月に5,000人以上居るのです。

 

であれば、ホンダも1,000万円クラスの市場に向けて車を開発すべきでしょう。

 

MM思想が根底に流れるホンダの場合、得意なのはスペース効率に優れた、軽なのに広い、コンパクトなのに広い、といった車作りで、アルファードのように誰が作っても広く作れる、大きくて押し出しの強い車は作るのも売るのも苦手です。

 

であれば、違う所に付加価値を見出す必要があるでしょう。


違う所、四輪、二輪、汎用と世界一のエンジンメーカーであり、F1、インディ、スーパーフォーミュラと、日米欧のトップフォーミュラ全てにエンジンを供給する唯一のメーカーとしては、エンジン=スポーツイメージでしょう。

 

例えば、

「Type-R」といったようなサブブランドを作り、「ホンダ」はファミリーカー、「Type-R」はやや高級なスポーティーカーといったように、ブランディングを明確にする。

F1のPUのブランドも「Type-R」に変える。

次期シビックType-Rに載ると言わていれるハイブリッドエンジンをS2000のようなFRシャシーに載せ※0、例えばT2000(Sの次はT、ターボのT)として1.000万円超で売り出すと同時にSuperGT※1の車名もType-R T2000に変える。

アメリカに迎合しないカーボンモノコックを使用しMGU-Hも搭載するNSXの上級車を開発する。

ダラーラが今日のレーシングコンストラクターの地位を確立した切っ掛けが、ホンダの供与したカーボンコンポジット製作技術とも言われていますから、出来るはずです。マセラティにも出来るんですから。

4WDのスポーティセダンやSUVを出すのも良いでしょう。

 

ファミリーカーイメージを払拭すれば、欧州での販売も多少は上向くと思います。

 

とにかく、車両価格1,000万円前後の市場は大きくなっている訳ですから、軽だけ売っている場合では無いと思うのですが。。。

 

※0 現在ホンダハイブリッドの主流であるe:HEVは、メーカーサイトで日産e-Powerのようなシリーズハイブリッドモードとエンジン直結モードしか無いように説明されていますが、実際はエンジンとモーターのパラレルモードがあるそうです。

という事は、普段は200psくらいのモーターでe:HEVモードで走り、サーキットなどでは320psのターボエンジンを200psのモーターがアシストするパラレルモードに切り替えるといった事も可能なはずです。

商品化すれば相当商品力高いように思うのですが。

 

※1 今年からSuperGTのNSXはFRになっていますが、販売されている車がミッドシップで、レースマシンはFRなんて、何のプロモーションにもなっていません。

トヨタは今年からGTスープラで参戦していますし、恐らく、2021年か22年には日産のSuperGTマシンはフェアレディZという名前になるでしょう。プロモーションとはそういうものだと思うのですが。