平均所得は16年間で8.3%減、対して超高級車のシェアは何と12倍! | masashik0305のブログ

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とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

先日、Motor-Fan.jpに興味深い記事がありました。

 

格差拡大? アストンマーティン/フェラーリ/ランボルギーニ/ロールスロイス/ポルシェ/ベントレーetc.超高級車はやっぱりどんどん売れている

 

2003年に全輸入車の0.1%の台数に過ぎなかった2,000万円以上の超高級車の台数シェアが2019年では1.2%になっていると言うのです。

 

これはシェアなので、台数としては

 2003年 総登録輸入車数 243,996台 シェア0.1% 244台

 2019年 総登録輸入車数 297,378台 シェア1.2% 3,581台

 

政府の経済対策のお陰で日本人が裕福になったなどと勘違いしてはいけません。

 

上の記事によると、

厚生労働省の国民生活基礎調査によると
1世帯当たりの平均所得(全世帯)
 2001年602.0万円
 2018年552.3万円
2018年の所得は2001年の91.7%なのだ!

です。

 

どういう事か、極端な例で説明します。

 

一説によると、新車購入価格は年収の半分が上限だそうです。

仮に、2,000万円以上の車の購入者の年収を4,600万円とします。

とすると、2003年には1人だった年収4,600万円の人が2019年には12人になった事になります。(台数ベースでは14.67人ですが)

 

2003年も2001年と平均年収が同じだったとすると、4,600万円×1人+561.6万円×99人=60,200万円で、平均602万円となります。

 

それが2019年には年収4,600万円の人が12人になった訳ですから、

4,600万円×12人=55,200万円となります。

55,200万円は平均所得552.3万円の100人分ですから、残り88人は年収0円という事になります。

 

上記は極端な例ですが、大枠としては上に近い社会になりつつあるのは間違いないと思います。

そう考えると相当やばい状況に陥りつつあることが分かります。

 

この調子で格差が拡がり、犯罪を犯さないと貧困層は生きていけない、という時代になると、貧困層を危険視し、やがて制度的差別に発展し兼ねないのではないでしょうか。

 

日本の場合は、犯罪まがいの事を平気で出来る人が富裕層になれ、出来ない人が貧乏をする社会ですが。

 

この危機的状況を作ったのは、最長在任期間を更新した現首相であり、それを継承しようとしているのが、選挙違反で被告となっている人を応援し、昨日自民党総裁に選出された人であるのは言うまでもありません。