ホンダとルノーがパフォーマンスアップ版PUを投入したカナダGPの初日が終わりました。
F1 カナダGPで投入されるPUアップデートは?で、カナダGP以前のホンダPUとルノーPUのパワー差は推定で22ps差、その場合のスペインGPでのパワーエフェクトは0.327秒で、スペインGPの予選でのマクラーレンやルノーとのタイム差が0.32~0.36秒であった事から、車体性能はほぼ同等と推測しました。
さて、レッドブルも注目しているカナダGP、まずFP2の結果はどうだったでしょうか。
2台のうち速かった1台に注目してみると、マクラーレン アロンソとトロロッソ・ホンダ ハートレーは0.023秒差とほぼ同タイムという結果でした。
当初のルノー30ps、ホンダ40ps改善説であれば、0.177秒不利、ニューウェイのルノー1%改善説であれば、0.22秒有利というものでしたが、結果から推測すると、ルノーの改善幅は30psには及ばないが1%よりは大きいという感じです。
ルノーは1%改善、ホンダは40psでは無く30ps程度改善という可能性もありますね。
明日の予選でもこの調子であれば、ルノーPUにほぼ追い付いたと言えるかも知れません。
遅い方のもう1台は仲良く16位、17位、18位です。
他のチームに目を向けると、レッドブルが好調です。
メルセデスが奮いませんが、これは三味線弾いてるだけでしょう。
そして、トップ3と中団グループの差が縮まって来たのかも知れません。
これまではベストオブレストでもトップ3の最も遅い車よりも1秒遅れだったものが、ハース グロージャンが0.5秒台差、フォースインディアの2台も0.7秒前後の遅れ、14位のヒュルケンベルグまで1秒以内に付けています。
予選になるとやっぱり1秒以上遅いという事になるのかも知れませんが。
しかしウイリアムズを除く中団グループは大混戦です。
7位グロージャンから0.5秒以内に9台が犇めき合っています。
バンドーンやサインツ、ガスリーも実力はこんなものじゃないでしょうから、実質的には6チーム12台がコンマ5秒の中にいる感じだと思います。
PUのパフォーマンスアップで差が縮まったという事でしょうか。
明日の予選ではっきりするのではないでしょうか。