日大アメフト事件が事件そのものに対する報道は一段落し、田中理事長の過去の不正や現在の支配の構図にテーマが移るなか、今度は男子プロゴルフのプロアマ大会でまたしても日大OBによる問題が起きてしまいました。
5月31日~6月3日に開催された日本ツアー選手権森ビル杯の前に行われたプロアマ大会で、片山晋呉選手(45、日大ゴルフ部出身)の対応に招待客が不快感を覚え、数Hで帰ってしまったのだそうです。
可能性としては、下記の2つが考えられます。
・どのプロもしているような行為であったが、招待客が特に短気(且つ傲慢)な方で怒ってしまい、その招待客に忖度して公表した
・どんな招待客でも激怒するくらい、礼を失した行為であった
これはアメフト問題と違い、動画などが残っていないので、同伴競技者含む当事者達の証言やキャディさんの証言を聞くしかないとのですが、ポケットに手を突っ込んで応対するとか、招待客がラインを読んでいる最中にパットの練習をしていたと言われています。
流石に、日大の対応の遅さ、危機管理(危機だと思っていなかった節があるので仕方ないが)の甘さで叩かれまくっているのを目にしているだけに、今回の件に対して、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の反応はまぁまぁ早かったのでは無いかと思います。
20~30年位前、カシオ計算機を担当する部署に居た時、カシオ・ワールド・オープンのプロアマに招待された(恐らく社長が)という話がありましたが、プロアマ大会に招待される招待客は、主催者にとって重要な顧客、取引先のVIP、そして花を添える芸能人などです。
余談ですが、ゴルフ番組に登場する素人さんも基本、番組スポンサーの顧客、取引先のVIPだと思います。
昔、日立提供のゴルフ番組がありましたが、会社を辞めて別の会社の社長になった先輩が出演して、この番組に出て来るアマチュアは日立の取引先の人ばかり、と言ってました。
実るほど頭を垂れる稲穂かな、と詠まれたように、企業でトップに昇り詰める人は人格もしっかりしている人が多いと思いますが、日大 内田元常務理事や田中理事長を見れば、そうとは限らないのが分かります。
逆に地位が上がるにつれ、傲慢になっていく唾棄すべきタイプの人も少なからず居るでしょう。
森ビルのような不動産関係では、人間形成する間も無く、所有していた土地が売れ、突然成り上がってしまった人も居るかもしれません。
今回、怒って帰ってしまった人がどういう人なのか情報が出ていないので、分かりませんが、ひょっとするとそういう人だった可能性もあります。
その方は激怒して、青木会長を出せ、と叫んでいたそうです。
上の人間を出せ!は常識人は余り言わないセリフで、モンスタークレーマーの常套句のように思いますので、その可能性も否定できませんね。
が、片山晋呉も昨日今日プロになった選手ではありません。
プロアマ大会の招待客がどういう人なのか、ツアープロにとって、大会を開いてくれるスポンサーの更にお客様、即ちプロゴルファーのお客様のお客様であることくらい、いくら大学でゴルフしかして来なくても(失礼)分かるはずです。
逆に、参加された方々に気持ちよくプレーして頂き、気分よく帰って貰うために、率先してホスピタリティを発揮しなくてはいけない立場だと思います。
以前から、片山晋呉には問題行為が多々あったという噂があり、ある意味、ゴルフに真剣なのかも知れませんが、片山晋呉の方が偉くなると傲慢になるタイプの人間なのかも知れませんね。
とはいえ、自分が貰う賞金が、元はと言えば誰が出しているお金なのかすら分からないようでは、プロとは言えません。
仮に可能性の後者であったすれば、最低でも資格停止、資格剥奪でも良いくらいだと思います。
いずれにしても情報が少な過ぎるので、何が有ったのか情報が欲しいですね。