今週末に迫ったF1 カナダGPでは各PUメーカーがアップデート版PUを投入すると言われています。
メルセデスは情報が出て来ていませんが、フェラーリが20ps改善版、ルノーが30ps改善版、ホンダが40ps改善版を投入と言われていました。
その後、ホンダが投入に慎重な姿勢という報道がありましたが、昨日になって、カナダGPでの新スペック投入は決定事項のような記事が出て来ました。
ホンダF1、カナダGPで導入の新スペックのPUは40馬力アップとの噂
パワーアップは40psと以前の噂のままです。
そして、ルノーですが、エイドリアン・ニューウェイがPU交換に関連して、新スペックPUにも言及しています。
リカルド、カナダGPでグリッド大量降格へ。パワーユニットの交換避けられず
「(パワーの向上は)1パーセントほどだ。つまり(1周)0.1秒のゲインであり、大きな効果ではない」
「1%」とすると9~10ps、「0.1秒のゲイン」とすると6~7psとなります。
Max 10ps改善とすると、以前、下記のような推測をしていたものが、
こうなります。
パワー差で0.177秒のハンディキャップをルノーに対して背負うはずだったのが、逆に0.221秒のアドバンテージを得る事になります。
スペインGPでは推定で22ps差あり、その場合のパワーエフェクトは0.327秒と推測されます。
予選の結果は、下記の通りでした。
ルノーについてはQ2の差が大き過ぎるので微妙ですが、マクラーレンとは車体性能はほぼ同等と考えても良さそうです。
トロロッソが予選でルノーやマクラーレンに0.2秒くらいの差で上に来れば、本当にルノーPUを追い越したかも知れません。
期待して、予選を見てみましょう。