ジャイアント馬場展に馳せ参じました | 松村マサル子の日常に訊け!

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役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります


昨日の新宿から今日は渋谷、東急百貨店本店に。っつっても用があるのはシアターコクーンじゃなくて、今日は百貨店本体の方で。
しかしナンですな、こうやって中にフツーの客として入るのってヤな感じですよ。ホラ、芝居活動のために辞めるまでは東急系の商社にいた男だから。同期の店員からなにがしか買わされたし、飲食でも使ってたし。もう20年も前の話、だなぁ。ま、そンなこたぁどうでもいい、とりあえず今日は。

ココの3Fイベント会場、ジャイアント馬場展にやって来たワケさ。入口入ったらすぐに等身大パネルに出迎えてもらってね。「うわぁ、馬場さんってこンなに大っきかったンだねぇ」、パネルに並ンだオバちゃんが驚いてた。シロートさんじゃそういう認識かもな。
上に上がって、会場は、と…。うわ、トリイユキのショップ横だって。どうにも不似合いなシチュエーションだぜ。っていうか、普段お高くとまってる東急百貨店でプロレス関連イベントを企画するってのもなかなかのモンだわな。

おおう!凄げぇぜ!
モロモロの違和感を抱えながら、年齢層高めのオッサン中心の中に飛び込むと。全日本プロレス旗揚げから80年代まで、大会ポスターがズラリよ。昔のプロレスポスターってダセぇンだよね、だけどソコに味があンだよね。オッサンたちが立ち止まって、食い入るように見てるし。

う~む…、コレが三冠ベルトか。馬場さんの代名詞・PWFベルトのなんとキレイなコト、天龍の代名詞・UNベルトのボコボコなコト。コレもまた歴史の深浅ってコトか。
う~む…、コレが日本プロレス時代のワールドリーグの優勝トロフィーなのか。各大会の参加レスラーの名前がちゃんと刻まれてるトコがまたいいやね。部分的に読みずらいくらいに劣化してるけど。

やっぱね、この手のプロレス展ってなぁ見るモノ見るモノ、全部に引っ掛かっちまうね。展示品一つ一つに反応しちまうぜ。テンション上がっちゃうって。
最近さ、色ンなメディアで馬場さんを取り上げるコトが多いンだよね。年末は去年亡くなった奥さんの元子さん、バラエティ番組で取り上げてたし。本人役を演ってたのは知り合いの女優さんだったけど。

今回の展覧会もその流れに沿ってのモノなンだろうな。目的があっての、ってコトで。いや、別に悪いこっちゃねぇよ?そンだけその目的に協力しようって人がいるだけで。馬場さんのファンが健在だって証でさ。
ちなみにこの3冠ベルトのレプリカ、それぞれ1本20万也。ってコトは、3冠全部揃えたら60かぁ…、なかなかだなぁ…。どうでもいいけど、その20って値札に東急マークが入ってるのね。ははぁ、ハイソな客だけ相手にしてた東急百貨店、今はチャンピオンベルトまで売ってるのね。へぇ~。

やっぱりか、やっぱこの大会のプロモーションのためのイベントだったのね。馬場さんの20年追善大会、両国のチケットまで売ってるのね。まぁね、馬場さんの名前の付いた大会もコレがラストだろうしね、否が応でも満員にしなきゃいけねぇしさ。そりゃ、必死になるわな。どうせなら武道館にしてもらいたかったけどさ。
まぁね、最後にしっかり追善に相応しい盛り上がりにしてもらいたいよね。俺はまだ悩ンでるンだなぁ、どうすっかなぁ。

この2つの画像、撮ってくれたのはその場にいたオバちゃんおネーさん。聞いたら、もう何度も足を運ンでるとのコト、当然もういっぱい自分の写真も撮ってンだろ。自分はもういいから後は他の来場者に、ってコトなンだろ。
つまりさ、そンだけ馬場さんの大ファンなンだよ。馬場さんの展覧会で1人でも気持ちよくなってもらいたい、そンなファン心理なンだよ。アタマが下がるね、同時に馬場さんの偉大さを再確認させられたね。没後20年にしてね。
来月の両国大会、やっぱ成功させてもらいてぇよ。天龍引退大会みたいなすし詰めの札止めで送り出してもらいたいよ。ファンからの敬意と愛着を以て。

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