田んぼをなめる風が吹きました | 松村マサル子の日常に訊け!

松村マサル子の日常に訊け!

役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

あ、また暑くなってきたし…。
ホント分っかンねぇモンだぜ、気象ってヤツぁよぉ。さっきまで曇ってていつ降ってくるかって状況だったのに、少し気ィ許したらこのザマだ。まぁ、ソレ言ったら長い戻り梅雨の真っ最中だからね、あンだけ強烈な日差しに撃たれまくってたのに今はすっかりこの体たらくだ。農家のおっちゃんたちはずっと雨待ち望ンでるってのもあるし、そらぁ利根川水系取水制限するワケですわ。
何ンかもう、しっちゃかめっちゃかですな。どうにもおかしいぜ、日本の天気。ワケ分かンねぇよ、今年の夏。
今日は最近使った画像使い回すので。最初に言っときますンで。
コレは今月半ばだったか前半だったか、とにかく梅雨明け宣言出てない時の絵ね。見事な入道雲ね。呆れるくらいいい天気でヤンなっちまうくらいの暑さの天気、だけどこういうのが上から目線で見下ろしてる時はそンくらいがちょうどいいのよ。
とは言いながら、もう7月も終盤だ、天気がよかろうが悪かろうが湿気だけは大して代わりばえはしないワケで。昨日もそうだったけど、ワイシャツ着るのにキツい時期でんがな。気温が低くて調子コイてたら汗だくになってるモンでさ。今日も当然、背中中心に色変わりしてたからねぇ…。
日本の夏のみならず、埼玉県北西部地方は暑さのメッカだってコトもある。ま、こンなモンで日本一を争うようなブサイクな発想は首をかしげるけど、暑いモンは暑い。
よく言われるけど、ソレが海ナシ県の宿命なンじゃねぇの?北だろうが南だろうが、海なり川なり湖なり、デカい水の集合体さえありゃそうはなンないンじゃねぇかな?
だからかも知ンない、こういう田植前に水を張った田んぼって好きなのね。ビジュアル的に涼しく感じるじゃん、せめてものってだけだろうけど。
と、午前中配送で走ってた時だよ、結構育ってきた稲穂の中を疾走してた時なンだよ。
あれっ!?今一瞬涼しくなかった!?開けっ放しジャーマンな窓から冷気がやさしく頬を撫でなかった?気のせいか?
あっ!またじゃん!何ンだコレ!?
分かった、一面取り囲まれた田んぼ、稲穂の足元に張られた水を触った後に窓から入ってきた風だ。やっぱコレだって水の集合体だってコトなのね、地味に地域を冷やしてたのね。へ~、40年以上生きてきてこういうのって初めて気付いた。もっとも、ウチの周りは田んぼらしいモノはすっかりなくなってるけどね。他の地域じゃないと感じられない感覚やね。
ユーミン楽曲は『埠頭を渡る風』だけど、コッチは田んぼをくぐり抜けてきた風ってか。やれやれ、田舎丸出しじゃねぇか。田んぼが舞台じゃとても曲にゃならんわな。
考えてみたら、俺がガキの頃は周りが田んぼばっかでさ。夏休みともなれば勝手に中にズブズブ入って遊ンでたモンさ、ザリガニ取ったり魚を追っ掛けたり。マジ迷惑なガキだなぁ。『ぼくの夏休み』っつったっけか、RPGゲーム何かで田舎暮らしの小学生みたいなソフトがあったじゃん?まさにそういう雰囲気だったンだね。だから当時は当たり前のように涼しかったンだなぁ。いい時代ではあった、なくなった今だから思うコトだけどさ。
ってなコトを考えた一瞬の涼感でした。