こんにちは、吉田昌生です。

地震被害にあわれた皆様、
被災地にご家族や親しい方のいらっしゃる皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。

現在も、余震が続いている状況であり、
大変な想いをされていらっしゃると思います。
くれぐれもお気をつけてお過ごし下さい。

さて今日は、
「マインドフルネスと子育てのイライラ」

というテーマで書きます。


その前に静岡&東京での講座の告知から。
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WSその1
【吉田昌生のマインドフルネス瞑想とヨガWS】
日時:6月12日(日)13時~16時
早割:¥5,000(5月25日まで) 通常価格:¥5,500
会場:SATYA(静岡県清水区庵原地区内)

講座の詳細はブログへ
→http://ameblo.jp/masaonoblog/entry-12150571988.html


この講座のお問い合わせ&お申込みはこちら
→http://satyayoga.cloud-line.com/contact/


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WSその2
【ビジネスに活きる!~マインドフルネス瞑想~】

開催日時:2016年4月29日(金)19:00~21:00
受講料 :5000円 (事前お支払い) 
開催場所:Body,Mind and Spirit Research Lab(BMS R-Lab)
住所:品川区西五反田1-25-1 KANOビル5F

講座の詳細はこちら
→http://www.bodymindspiritresearchlab.com/?p=14463


この講座のお問い合わせ&お申込みはこちら
TEL:03-6409-6504(講座の内容、予約確認、お支払について)
Body,Mind and Spirit Research Labまでお願いします。

今年は執筆に集中するつもりです。
しばらく東京や静岡での講座はありませんので、
お近くの方は、この機会にぜひご参加ください。
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私は、子供が二人おります。

子育てしてわかったこと。
子育ては、本当に思い通りにならないことの連続です。


子供ってぜんぜん言うことを聞きません。

ずっと泣き叫んでばかりで、
何がいいたいのかわからなかったり、、、

こちらの思い通りにことが進まず、
なかなか自分がやりたいこともできません。


お乳をあげて、オムツをかえて、睡眠不足、、、
さらには、旦那が子育てを手伝ってくれないなどなど(ギクっ、、、)

とくに子育て中のお母さんはたくさんのストレスを抱えています。

ときにはストレスが溜まって、ついカッとなり
お子さんを叱ってしまうこともあるでしょう。


そして後悔したり、
自己嫌悪になってしまうこともあるかもしれません。

私も二人の子供を育ているので、
そんなお気持ちは痛いほどよくわかります。



まずはそんな自分を責めないでくださいね。



怒ってもいい。

イライラしてもいい。

がんばらなくてもいい。

全部手料理じゃなくてもいい。

自分自身に優しい言葉をかけてあげてください。



「自分自身が感じていることを否定しない」


そんな受容的な在り方をベースにしながら、
今日は「怒りの対処法」についてお伝えしていこうと思います。




最初に誤解のないように言っておきますが、

「私は怒るべきではない!」

「イライラは持つべきではない!」

と言いたいわけではありません。


ときには怒ったり、泣いたり、
自分の気持ちをはっきり言うことも大事です。

とくに真面目な人、優しい人で、
自分の感情を押し込めがちな人は、
自分の欲求や感情をちゃんと表現したほうがいいと思います。

なぜなら、
いつも自分が我慢しっぱなしだと、、、

ある日、一気に感情が爆発!!
ということが起こったりするからです。

だから無理のない範囲で、”適切なカタチ”で
自分の気持ちもちゃんと表現するようにしましょう。

そのほうが、長期的にみて、
よりよい人間関係を築きやすくなります。
と、これを踏まえた上で次に進みます。




「感情を表現するのも大事」

ということをお伝えした上で、
ここからは、

「感情に支配されっぱなしはもったいない」

ということを書きますね。


あなたの周りでいつも怒っている人はいませんか?



イライラする人がいると、
周りの人も気を使うし、緊張しますよね。
家族も、子供も心を開きにくくなるでしょう。

本当にもったいないです。

何がもったいないって、
怒りやイライラという感情は、
健康を害する物質を体内に発生させます。

なので、いつも怒ってばかりいると、
自分自身がどんどん疲れてきます。

そして、怒りの破壊的なエネルギーは外へと溢れていくので、
身近な他者と、長期的に、豊かな関係を築くことが難しくなっていくのです。


「じゃあお前はどうなんだ?」



って、言われそうですが、、、

実は、こんなことを書く私自身も、
怒りっぽく、イライラするタイプ。

いい意味でも悪い意味でも、
感情的になりやすいタイプです。


そんな自分を変えたくて、
マインドフルネスを研究していって、
だいぶイライラや喧嘩は減りましたが、

ぜ~んぜん子供が泣き止まないときや、
うんともすんとも渋滞で進まないとき、

またお腹が空きまくって血糖値が下がっているときなどは、
感情的になることがあるので気をつけるようにしています。


というわけで、
いつも自分の感情に反応的になる方へ、

よければ、私と一緒に、
自分の感情に「気づく練習」&「反応しない練習」をしてみませんか?

この二つを意識することで、
思考や反応の習慣(無意識のパターン)が変わり、
次第に性格も変容していきます。


今回お伝えすることを意識することで、
いつもイライラしがちな、怒りっぽい人でも、
自分の感情を調整し、適切に表現できるようになるでしょう。


というわけで、前置きが長くなりましたが、
ここから子育てのイライラを手放したい人へ向けて
イライラを手放す方法について書きます。


ーーー


子育てにおいて大切なこと。


それは、以下の二つ。

1 親がストレスをためないこと

2 なるべく感情的に反応しないこと


だと私は思います。



まず第一に、

1 親がストレスをためないこと


がとても重要です。

心と体はつながっています。
心、体、精神はひとつながり。


人間は、体が元気なときや、
ストレスが溜まっていないときには、
意志力を発揮し、冷静に対処しやすいのです。

例えば、元気で、幸せなときに、
足を生まれても、そこまで怒らないでしょう。


しかし、普段、温厚な方であっても、
体が疲れていて、ストレスが溜まってくるときは、
足をぎゅ~っと踏まれると、

「おい、ふざけんな!」


って言いたくなるかもしれません。


そう、疲れやストレスがたまると、
誰でも、イライラしやすくなってくる。


なので、まず、ゆっくり休むこと。
食事、睡眠、排泄、体と心を整えておくこと。

理想を言えば、定期的に、
お風呂やヨガ、マッサージなどで緊張を緩め、
呼吸法などで自律神経を整える習慣を持つといいでしょう。


ただ健康法や食事療法もこだわりすぎると、
それがかえってストレスになると逆効果ですので、
ストレスにならない範囲で取り入れてみてください。




2 なるべく感情的に反応しないこと



子育て中のお母さんにも、
マインドフルネスは有効です。

マインドフルネスを実践することで、
「自分が何を感じているのかを自覚する力(アウェアネス)」

が鍛えられ、感情的に反応することが減っていきます。

では、なぜマインドフルネス瞑想で、そんなことができるようになるのか?
ここからは、そのメカニズムについて分かりやすく解説します。





~心と体のつながりについて~



マインドフルネス瞑想では、
なぜ呼吸や身体の感覚を観察するのか?


それは、、、

私たちの感情が、
呼吸や身体感覚と密接につながっている(=心身一如)からです。


実際、私たちは、自分の感情を体の感覚を通して感じます。

例えば、
「怒り」という感情をどうやって感じているのかというと、
心拍数や呼吸が荒くなり、首や肩、顔の筋肉が緊張し、
頭に血が上ってくる身体感覚などによって実感します。

「怒り」と言う心理状態と、
「怒り」を感じているときの身体状態は、切り離すことができません。

「感情」は「身体感覚」は1セット。


私たちは、 呼吸や筋肉など生理反応の変化によって、
自分がどんな気分か、どんな感情を感じているのかを自覚しているのです。


ということは、
自分の感情や気分の変化に気づくためには、
身体感覚や呼吸の変化に気づくセンサーを高めてあげればいいのです。


逆に、頭で考えてばかりだと、
自分の身体感覚や呼吸の変化に気づくセンサーが鈍くなり、
感情や気分の変化を自覚したり、他人の気持ちに共感することが難しくなってきます。


私たち現代人は、考えることは得意です。
意識しなくても、頭は使っていることと思います。

なので、私の提案は、感じる時間を増やすこと。

別に、座る瞑想でなくてもいいのですが、
音楽や運動、好きな趣味で、感じる力を高めること。

それで、より頭と体のバランスがとれるようになり、
イライラに気づいて、意志の力を発揮できるようになります。




~ジャッジしない=反応しない練習~


マインドフルネス瞑想では、
頭を静かにして、体を感じていきます。

さらに細かくみていくと、
マインドフルネスは、不快な身体感覚にも反応しない練習です。
瞑想中は気づいたことを評価や判断を下さずに、あるがままに受けいれます。


例えば、瞑想中はかゆみや痛みを感じた時、
普段は無意識に反応している刺激にも反応しないようにします。

もちろん、どうしてもかゆくて、かいたり動いたりする場合はかきます。
でも、その場合も反応的に書くのではなく数呼吸は見守って、意識的にかきます。


なぜそんなことをするのか?

これによって、不快な出来事、刺激と、
自分の反応との間にスペースをつくることができるからです。

そうすると、
パターン化された思考や行動と距離ができて、
自分の人生の運転席に座れるようになります。

どういうことか解説します。


名著「七つの習慣」では、
「刺激と反応の間にはスペースがある」

と表現されていますが、図にするとこんな感じ。


出来事(刺激) → 反応


ではなく、

出来事(刺激) → スペース(気づき) → 反応


であると言います。


後者のように、出来事(刺激)と反応の間に、
スペース(=選択の自由)があることに目覚めると、
自分の反応(考え方や行動)を選択することが容易になります。



ちなみに、前者のように、
刺激と反応の間に、スペース(気づき)がない状態を

主体的でない人、被害者意識の人、
またはエゴ、自動操縦状態、無知(無明)と言ったりします。


瞑想は、その無意識の反応パターンに、
意識の光を当てて、意識化する練習です。



つまり、瞑想で、

「気づく練習」

「反応しない練習」

をすることで、刺激と反応の間にある
「スペース(気づき)」が大きくなっていき、

反応的、被害者的な在り方から、
自分の反応を選択する主体的な在り方にシフトしていく、、、
と言えます。


心理学的にみると、
前者は、フロイト的な『原因論』。
後者は、アドラー的な『目的論』です。


『原因論』とは、
過去の経験や、社会や家族などの外的要因によって
今の自分の性格や結果があるという考えで、


『目的論』とは、
全ての感情や反応は自分で選択している!
だから性格(ライフスタイル)も変えられる!
という考え方です。


瞑想で今という瞬間に強烈なスポットライトを当てると
思考や感覚との間に「スペース(気づき)」があることがわかります。


これを何度も繰り返すことで、
自分の思考や感情と距離ができてきて、
徐々に反応の仕方を選ぶことができるようになります。


ヨガや瞑想で、心身を観察することが、
「日常生活での感情を調整することにつながっている」
というのがなんとなくイメージできたでしょうか?


最後にまとめ&ワークを紹介します。


まとめ

1 ストレスをためないこと

2 なるべく感情的に反応しないこと


この二点が子育てで大切です。


1 ストレスを発散する時間を持ちましょう!
友人とおしゃべりしたり、運動やストレッチをしたり、好きな趣味に没頭したりして、
「母親」という役割から自分を切り離す時間を持ちましょう。


2 その上で、「イライラ」に気づく。
過剰なストレスを生み出す思考や行動は減らしていきましょう。

子供が寝ている朝や夜の10分間だけでも構いません。
もしも時間がなければ、育児の合間と間に、5呼吸息を見守るだけでオッケーです。

三ヶ月くらいすれば、それまでだったらつい感情的になっていた状況でも反応しなくなったり、
考えてもどうしようもないことをあれこれ考えるのを止めることができるようになったことに気づくはずです。

子供が泣きやまない時でも、
感情的に怒鳴る、物にあたるなどの回数が減っていき、
落ち着いて対応することができるようになるかもしれません。


さらには、無意識のネガティブな思考の癖、
その裏にある自分に対する印象(セルフパラダイム)、
自分を制限しているプログラミングを書き換えることができるようになり、

感情ではなく、自分の価値観にあった選択ができるようになります。


感情ではなく、自分の価値観にあった選択ができるようになると、
自分に自信が持てるようになるし、周囲に人とも豊かな人間関係を築けるようになります。


結果的に、信頼や尊敬、影響力が高まり、
物質的な豊かさなどを得ることにつながるかもしれません。
(このへんは話すと長くなるので、またいつか集中講座でお話しします)


いろいろ書きましたが、
最後に、私が実践しているワークをシェアします。

これはいつも読んでいる方は
何度もお伝えしていることなのでご存知だと思います。



~実践ワーク~

1 「イライラ」したら、そのことに気づく。

2 内側で湧いてくる「感情」&「身体感覚」を観察する。
  (評価や判断を入れず、BEINGモードで)

3 「この怒りを手放しますか?」と自分に聞いてみる。

4 もしも手放したいのなら、背骨を伸ばし深呼吸する(ゆっくり5回)。

です。

「気づき」&「受容」で、暴れまわる情動の手綱をつかんで、
自分の価値観にあった考え方、行動を選択できるようになります。

次にイライラしたとき、
思い通りにならない状況に出くわした時には、
マインドフルネスを実践する絶好の場と捉えみてください。

できればリアルタイムに気づければいいですが、後からの気づきでも大丈夫です。
後からの気づきでも、気づきを繰り返すことで無意識の思考や感情の癖も変化します。

もしも、リアルタイムに怒りが湧いてきたことに気づいたら、
数呼吸おいて、その感覚を観察してみましょう。
それだけでも、巻き込まれにくくなるはずです。


もちろん、怒りを手放したくないときもあります。
そんな時は、イライラを楽しみましょう。


また、

「怒りは悪いものだ!」と、ジャッジしたり、

「怒っている自分はまだまだだ!!」と、
自分を責めて落ち込む必要もありません。


そんなときは、

「それが今の自分なんだな」


と、等身大の自分を受けいれる練習に切り替えます。


理想や方向性を持ちながら、
そうでない自分も受け容れる。

DOとBEを使い分けながら、
自分の中のバランスをとっていきましょう。

以上、
日常生活ですぐに実践できるよう、
日々、私が実践しているワークをシェアしました。
よければ一緒にやってみてください。


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WSその1
【吉田昌生のマインドフルネス瞑想とヨガWS】

日時:6月12日(日)13時~16時
早割:¥5,000(5月25日まで) 通常価格:¥5,500
会場:SATYA(静岡県清水区庵原地区内)

講座の詳細はブログへ
→http://ameblo.jp/masaonoblog/entry-12150571988.html


この講座のお問い合わせ&お申込みはこちら
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WSその2
【ビジネスに活きる!~マインドフルネス瞑想~】

開催日時:2016年4月29日(金)19:00~21:00
受講料 :5000円 (事前お支払い) 
開催場所:Body,Mind and Spirit Research Lab(BMS R-Lab)
住所:品川区西五反田1-25-1 KANOビル5F

講座の詳細はこちら
→http://www.bodymindspiritresearchlab.com/?p=14463


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Body,Mind and Spirit Research Labまでお願いします。

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~ 編 集 後 記 ~

先日、一日勉強会を開催しました。






(インドツアーの仲間とも再会)









終わってから気づいたこと。


教えれば教えるほど、
自分に返ってくるものがある。
エネルギーが循環してくる。

こっちが心を開くと、
向こうも開いてくれる。


でも、そのためには、
まず現在地を認めることが大事。


「今の自分で十分に価値がある」
そんな前提で、今できることをやっていく。

目の前の人たちに想いを込めて、
自分が学んだことをシェアしていく。

すると、学びが血と肉となり、
周りの人と、世界とつながった感じが増してくる。

自分は自分でいいんだ!自分は自分でよかった!
そんな受容的な在り方&自己肯定感が高まっていくような
心の深部に効くヨガを広めていきたいと思います。


というわけで、
参加してくださった皆様ありがとうございました!

おかげさまで、今回も、
濃密な時間をすごすことができました。
(また後ほど、フォローメールを送ります)

それでは、素敵な週末を!



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