こんばんは、昌生です。

まずは嬉しいお知らせから。

またまた増刷が決まりました。今回で5刷目です。
まだ無名の作家で、とくに宣伝もしていないのに売れてます。

これも、いつも応援してださっている皆様のおかげです。


あ り が と う ご ざ い ま す ! !


また次の本の執筆に向けて、
マインドフルネス関連を色々調べていたら、
たまたまこのようなサイトを発見しました。
→http://myownway.net/mindfulness-basic.html


ここまで私の本や動画を研究して紹介してくれてるなんて
本当にうれしい限りです。


このメルマガや本を紹介してくださった方、
アマゾンのレビューを書いてくださった方、
あなたの善意に感謝します。


たくさんの目に見えないサポートを感じています。


というわけで感謝を込めて、
今日も、メルマガに愛情を投入しています。


はりきっていってみましょう!




今日のテーマは、
「自分の頭の中を観察する」です。




先日、映画『インサイド・ヘッド』を見たので、
マインドフルネスと絡めながら書いていきますね。


『インサイド・ヘッド』は、ピクサー作品です。
一見、キャラクター物の子供向けの映画に見える方もいるかもしれませんが、
実は、大人が見ても泣ける作品です。(私も泣きました。)


ここではネタバレしないようにストーリーは書きませんが、
設定、世界観について簡単に触れたいと思います。

舞台は、主人公の少女の頭の中。
彼女の頭の中の司令部には、5つの感情が共存しています。




「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」

その感情たちが頭の中で会議して、操作して、
人をコントロールしているという設定です。


目には見えない感情がビジュアルになっているだけでなく、
脳内の記憶、夢、潜在意識など頭の中がイマジネーション豊かに表現されています。
この世界観は、マインドフルネスを深める上でも役立ちます。


マインドフルネス瞑想では、
呼吸や音を客観的に観察し続けます。

目には見えない精神作用である心の働きも
呼吸や音と同じように対象化し、一体化しません。


自分=「思考」「感情」

ではなく、

私の中に、「思考」「感情」が浮かんだ。

と捉えるのです。


その際のテクニックとして、
気づきを言語化して確認(=ラベリング)することもあります。


例えば、
湧いてきた思考に対して、
「雑念」、「妄想」とラベリングすることもあれば、

湧いてきた感覚に対して、
「かゆみ」、「怒り」とラベリングして対象化することもあります。


このベースにある東洋思想(仏教やヨガ哲学)では、
「心の働きを自分のアイデンティティから切り離しなさい」と言います。

「あなたの本質は、思考や感情ではない。
それを観ている、純粋な気づきである。」

といったような言い方をするのです。

一見、意味不明ですが、
よく考えたら、理にかなっています。


なぜなら、

自分=「思考」「感情」

と捉えている時は、完全に同化しているので
思考や反応を「選択する」自由はありません。


でも、

私の中に、「思考」「感情」が浮かんだ。

といった捉え方であれば、
心と自分との間に距離ができるので、
思考を手放したり、選択しするのが容易になります。


『インサイド・ヘッド』的に言うと、、、
「カナシミ」が過去の記憶に触ったなぁとか、
「イカリ」が緊急ボタンを押しそうになっているなぁ。

といった感じです。


こう考えてみるだけでも、
自分と「感情」を切り離すことができますよね。



なぜ毎回、こんなことを書くのか?

それは、私が思考に気づき、
自信を無くさせる思考を手放せるようになって、
ものすごく生きるのが楽になったからです。


このメルマガを読み始めた方もいらっしゃるので、
なぜ私がマインドフルネスを学び始めたのかについてお話ししますと、、、


私は、もともと怒りっぽい性格でした。
(よく言えば感情が豊かな性格でした。)

思い通りにならないことに出会うと、
すぐにその刺激に反応していまう傾向にありました。


また劣等感が強かったので、
無意識に他人を評価し、批判していました。

他人や出来事を裁判官のように裁けば、その瞬間は、

「相手よりも自分の方が優れている」

という優越感を感じることができるからです。


しかし、自己啓発を学んでいくようになってからは、
このような在り方だと成長できないことがわかってきました。


成長していくために必要なのは、
「自分の感情に責任を持つこと」。

怒りや他人のせいにしている限り、
人生の運転席に座ることはできない。

ということを知りました。



また心理学を学んでいくことで、
「自分の感情に責任を持つこと」は、
自分自身を存在レベルで愛する上でも、
めちゃめちゃ重要であることがわかってきました。



そもそも『責任』という言葉の語源は、

『response』(=反応)と
『abiliyt』(=能力)の造語です。

つまり、『責任』とは、
『反応』する『能力』のことであると言えます。

マインドフルネスは、
瞬間、瞬間に意識を向けることで、
この『反応する能力』を鍛えるツールです。


言い換えると、
自己実現をサポートするツールであり、
自分を無条件に愛する方法でもあります。


私も瞑想を実践するようになったおかげで、
自分の内側の『反応』を観ることが習慣化しました。


「今何を感じている?」


「今、頭の中は、どうなっているんだろう?」


といったような問いかけを頻繁にするようになりました。


そして、今この瞬間とつながって、
自分が感じていることを大切にするようになってから
いろんな出来事が流れ始めていったのでした。


人間関係、ビジネス、健康、人生の様々な領域が
びっくするぐらい、うまく回るようになりました。



だから、今もこの感覚を伝えたくて、
こうやってメルマガを書いているわけです。



正直言うと、
私の父親はとても厳しくて、


「そんなことをしたら、
親戚のみんなにに笑われるぞ!」


「そんな髪型や服装はみっともない!」


と何度も何度も、言われて続けました。

彼はいつも何かに対して、文句を言ったり、
世間体を気にしすぎたり、常にいろんなことを心配する性格でした。

(もちろん父のことは尊敬していますし、
本当は、愛情深い人なのも知っています。




しばらくして、瞑想を実践するようになったある日、
自分を厳しく責める声に気付きました。


そしてそれが昔、父に言われていたことであることがわかってきました。
私も父の性質(たぶん一家代々の呪縛のようなもの)を引き継いでいたのです。


そのような厳しい声が大人になった今でも、
いまだに鳴り響いていることに気づいたことに自分でも驚きました。


これは無意識に起こります。


だから私は、その声を、

「ダメ出しするお父さんモード」


と名付けて、自分の本質と分けるようにしていったのです。


そのモードに入ったら瞬時に、距離をとるようにしました。
そして、より合理的でバランスのとれた思考で言い返すようにしました。


すると徐々に、そのモードとのシンクロ率が下がっていき、
自分を責める声や自信を無くさせる声(懲罰的な自動思考)が激減していったのでした。


すると、、、

「失敗してもいいからチャレンジしたい!」

「人からどう見られるかよりも、
一度の人生思いっきり生きたい!」


と自然に思えるようになりました。

いまでは、「ダメ出しするお父さんモード」の出番は少なくなっています。
少しずつですが、ありのままの自分に自信を持てるようになりました。


その代わりと言っては何ですが、
最近出てくるモードは、「ヨガの先生モード」が多いです。


今朝の瞑想でも、

「明日のクラスで何を話そうかな」

「メルマガ何を書こうかな」

という思考が二回、起こりました。


まぁ、「ヨガの先生モード」に入った時の思考は、
貢献欲求や成長欲求がベースにあるので害はありません。
(自分でもこのようなモードが育ってきたことが嬉しく感じています。)


でも、瞑想中は思考を手放すことが基本なので
気づいたらすぐに手放しました。


そして、今、振り返って自己分析すると、
その思考の裏には「ヨロコビ」と「ビビリ」の気配を感じます。

インサイドヘッド的な世界観から頭の中を覗いてみると、

「伝えたい!」という「ヨロコビ」が7割

「大丈夫かな?」という「ビビリ」が3割

といった感じでしょうか。


マインドフルネス瞑想は、
『インサイドヘッド』で言うなら、
司令部を見守るカメラの視点に近いです。


「私の頭の中の司令部で、どれが優位になっているのか?」

そんな風に、俯瞰してみることができれば、
自分と自分の思考や感情との間に適度な距離感が生ます。

それだけで、過剰なストレスの原因となる思考を手放しやすくなりますし、
自動的に反復される感情のパターンと自分を切り離しやすくなります。



今日も思いつくまま書いたので結構長くなりましたが、
私の頭の中を暴露しながら、かなり大事なことをお伝えしました。
わからなければプリントアウトして繰り返し読んでくださいね。

とくに私と同じで、衝動的になりやすい人は、
上記のようにインサイドヘッド的に、感情を観ることで、
感情に支配されにくくなりますので、ぜひやってみてくださいね。



~感情にフタをしている人へ~


ここでバランスをとるために、

反対のケースについても書いてみたいと思います。


いつも感情をいつも抑えている人は、
感情を思いっきり表現してみてましょう。
それでバランスがとれると思います。


とくに特定の感情にフタをして無いものにしている場合、
もしも可能であれば、もしも大丈夫そうであれば、
その感情に対して開いてみましょう。


例えば、
「カナシミ」が悪いものだと思っているなら、、、
(この映画の「ヨロコビ」のように、)しっかり悲しみましょう。


抱えきれないカナシミを、
怒りや正しさで正当化して誤魔化すのではなく、


「私は悲しい」


って、ちゃんと表現してみる。


そして、それを味わいきった時、ちゃんと聞いてもらった時、
その感情はス~~~~~~~~っと成仏していきます。
体の中を通り過ぎ、統合されていきます。



「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」、

心の中にある様々な感情に気づいて、それを抱えてしっかりと味わえる子供の私。

それと同時に、適切なところでは感情を抑えたり、
余計な思考に気づいては手放すことができる大人の私。

この2つのモードをバランス良く使い分けることで、
自己受容を深めながら自己実現に向かっていくことができる!

そのようなプロセスを通して、
より人間としての深みや厚みが増していく!

と、私は信じています。


自分の中にある冷静な大人なモードと、
無邪気な子供なモードをバランスよく使い分け、
自分という個性を思う存分発揮していきましょう。

というわけで、
映画「インサイドヘッド」よければ見てみてください。


喜びだけでなく、悲しみがあるから他人と深くつながれる。
深い悲しみを体験することで、悲しみに共感する力(慈悲)が生まれる。
私は、そんな気づきを得ることができました。

また感想もお待ちしています。



■ワークショップのお知らせ

『太陽礼拝108回ワークショップ@真鶴』
→ http://ameblo.jp/masaonoblog/entry-12094382382.html


場所  真鶴の入船旅館 4階
日時  12月20日(日曜)午前 9:00 ~ 12:00
参加費 4000円

太陽礼拝を108回おこなうことで、
2015年の心の汚れを浄化し、無色透明にする!
そんな年末だけのスペシャルイベントです。

どんなイベントなの?太陽礼拝って何?
って思った方はこちらからどうぞ
→http://ameblo.jp/masaonoblog/entry-12094382382.html


こちらは先着12名で残り2名となりました。
一緒に、年末の心と体の大掃除、楽しみましょう。


■インドリトリート
2016年3月19日(土)~3月26日(土)
インドに呼ばれているかもって思った人はこちら
ヨガの聖地を一緒に巡ります。
→http://masaoy.com/INDIA-MASAOYOGA.pdf


興味がある方はこちらのお手紙をご覧ください。
パスポートやビザの準備期間もあると思いますので、
お申し込み、ご質問がありましたら、こちらか旅行会社まで返信ください。



~ 編 集 後 記 ~

メルマガや本を読んでいるけど、
まだ直接お会いしたことがないあなたへ。

一度は、「実感」していただきたいクラスです(笑)
タイミングがあいましたら、ぜひ遊びに来てくださいね。


来年もいろんな角度からマインドフルネス、ヨガをお伝えしていきます。

「綿本ヨーガスタジオのクラステーマを発表しました。」
→http://ameblo.jp/masaonoblog/entry-12099941754.html

子供の名前も決まりましたので、まだの方はこちらをご覧ください。




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→ http://ma30.xsrv.jp/lp-2/


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昌生でした。