フォロワーの質問に答えます
Q、色素でタール系色素という色素や
アゾ色素というのを聞いた事が
ありますが、タール系色素って
コールタールの色素ですか?
又、アゾ色素ってどういう色素
ですか?
A、タール系というと名称から
コールタール=石油というように
連想してしまいますよね
私も美容師になりたての頃は
タール系=コールタールと思って
いました
ところが、ヘアカラーのかぶれが
パラフェニレンジアミンが原因だと
いう事が分かり
かぶれないヘアカラーの研究を始めて
1番初めに勉強して理解したのが
タール系色素と顔料という色素でした
【タール系色素】
↓
水に溶ける色素
↓
食添(法定色素)・化粧品・医薬品
【顔料】
↓
水やアルコールに溶けない色素
↓
絵の具・口紅やファンデーション
その他
パラフェニレンジアミンの
パラアミノフェノール系の色素は
炭素(C)が6個、環状に繋がった
6員環のパラ位を持つ色素で
アレルギーを発症するアレルゲンに
なる色素ですが、分子量が108と
小さく、毛髪に簡単に浸透して
酸化剤で酸化して毛髪の中で発色して
毛髪を黒色に染めるところから
ヘアカラーの主成分になっている
色素です
タール系色素のアゾ色素は分子内に
アゾ基(-N=N-)を持つ色素ですが
分子量が400前後・500前後・
中には700以上と大きく、毛髪には
浸透しませんが毛髪が酸性の時
イオン吸着して毛髪の表面で
染着(ヘアマニキュア)します
そこでタール系とアゾ系ですが
タール系色素の中でアゾ基を持つ
酸性染料がアゾ色素ということ
なのです