元弁護士によるリーガルミステリー。
主人公は弁護士の横手皐月。司法修習時代からの長年の友人の睦木はしばしば食事をともにする相談役でもあった。
大学の先輩である辻堂から、妻が離婚に応じないという相談を受けていた。妻は愛人に損害賠償請求をしたが、その愛人は委任契約の直前に失踪してしまう。
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睦木がホームズ役で最後に謎を解くお話でした。横手は戦いの女神のミネルヴァ。猪突猛進型?いい人なんだろうが、うまく踊らされてしまって、気の毒でした。
犯人がどうしてそういうことをしてしまったのか、共感できず。。。
裁判で被告が失踪してしまったら、原告の請求通りに結審するとか、原告であれ弁護士が連れてきた人が本人かどうか確かめずに採番が行われ鵜とか、「大丈夫かいな」と思いながら興味深かったです。