風のマジム 原田マハ | まこねえの通勤読書

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活字中毒。はずす本もたくさんあるので全部は書けませんが、最近読んで良かった本、とくに私の好きな人たちにおすすめしたい本を記録します。

派遣社員のまじむは、社内の事業計画コンペで選ばれる。

彼女の事業計画というのは、南大東島のサトウキビで純沖縄産のラムを造るというものだった。

 

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これもBSテレ東の「あの本読みました?」で紹介されたもの。お酒を扱った作品の回でした。

原田マハさんは、作中でラムを飲んだ人に「今、風が吹いたような」と言わせています。彼女はまったくの下戸なのに(笑)

南大東島の風が育てるサトウキビで作るのは「風の酒」。

酒を造るのは簡単なことではありませんでした。規制、島の人々の説得、サトウキビを提供してもらうこと、醸造家を探すこと、などなど壁はたくさん。

それでも、まじむは家族や友人、同僚の支えを受けながら、ときどきくじけそうになりながらも風の酒を造ることができたのです。

なんといっても、まじむのおばあが最高にかっこいい!

 

このお話、フィクションですが、実話を元にしています。

私は、酒飲みです!これを読んでしまったらもう、沖縄のアグリコールラムを飲みたくてたまりません。