ポルシェ並び | マサミのブログ Road to 42.195km

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駐車場の管理人の仕事をしていると、なかなか見られない光景に出会うことがあって楽しいです。たとえば先日は…

 

 

こんなふうに、まったく同じ型のポルシェが2台、並んで停まることがあって「おっ」と思いました。単なる偶然…のはずです。

 

 

はじめ、シルバーのポルシェが先に入庫しました。少し間をおいて赤いポルシェが入庫して、わざわざ?シルバーのポルシェの隣に停めたんです。ほかに空いてるスペースはいっぱいあったのに。

 

 

私はクルマが大好きなので、こういう時はなんか楽しくなってしまいますニコニコ 「まったく同じ型かな?」と思って後ろに回ってみると…

 

 

赤いほうは「911カレラS」というタイプ。

 

 

シルバーのほうは「911カレラ4S」というタイプでした。数字の「4」がつくかつかないかの違いですね。「4」がつくほうは4WD(4輪駆動)なのでしょうか。ちなみにお値段を調べましたら…

 

911カレラS:1951万円

911カレラ4S:2057万円

 

だそうです(税込み)。まぁ、私なんかとは違う世界に住んでらっしゃる方が乗るクルマですね。

 

私が勤める駐車場では、ベンツ・アウディ・BMWはまったく珍しくなくて、ポルシェも頻繁に来ます。いま書いた4つのメーカーよりも、日産・マツダ・スバルあたりのほうがよっぽど珍しいです。いちばん多いのはやっぱりトヨタとレクサスで、次がベンツ。

 

 

 

こんなふうに↑、ベンツの3台並び、2台並びというのも、特に珍しくありません。でも今回のように、見た感じまったく同じポルシェが2台同時に来て、しかも隣合わせに並んで停まるというのは、ここで10年以上働く私も初めて見ました。

 

私にとって興味深かったのは、こういう超高級車に乗る人って、隣に同じクルマが来るのを嫌がるのでは?と思ったからなんです。この駐車場で何年か前に見た、忘れられない光景があります。

 

ある日、イタリア製の高級車「マセラティ」が入庫して来ました。そして15分ぐらいしてから、珍しいことに、形も色もまったく同じマセラティが入って来たんです。

その、後から来たマセラティの運転手さん(男性)は、自分が乗って来たのと同じマセラティが停まっているのを見ると「ちっ!」という感じで不愉快そうに顔をゆがめて、先に入ったマセラティとなるべく離れた場所に停めたのでした。

 

私はその人の不愉快そうな感じが、分かる気がしました。こういうクルマを選ぶ人は「ふつうの人乗っていないクルマ」、さらに言えば「ふつうの人は手が出せない(買えない)クルマ」を選んでいるんですよね。だから、自分と同じクルマが先に入って停まっていたら、相当に面白くなかっただろうなと思うんです。

 

しかし今回、ポルシェが2台並んだ時、後から入ってきた赤いポルシェを運転していたのは女性でした。その人は「隣に自分のと同じポルシェが停まっている」なんてことはまったく意識せずに、スーッと停めたように見えました。うーん。面白い! 赤いポルシェに乗って来たのが男性だったら、どうだったかなぁ。

 

ちなみに今回は赤いポルシェが後から来て、シルバーのポルシェがまだ停まっているうちに、先に出庫して行きました。なのでシルバーのほうの運転手さん(男性でした)は、まったく何も気がつかなかったはずです。

 

性別でものごとを決めつけてはいけない」というのは私も分かっているつもりです。その上であえて書いちゃいますけど、今回のこともあって、多くの場合、女性は「自分が乗っているクルマのメーカー」はあまり気にならないのかな?という感じが強くしました。

 

 

 

ーーー

 

 

 

そこから、さらに連想が弾みました。女性はクルマのメーカーやブランドは気にならないかもしれないけど、バッグとか靴とかだとすごく気にする人が多いように思うんです。決めつけてはいけないにしても。

たとえば、エルメスのバーキン↑みたいな、300万円とか500万円とか、ものによっては1,000万円を超えるような超高級バッグを持った女性が高級レストランに入ってテーブルについた時、隣のテーブルに、自分のと同じバーキンを持った女性が座っていたら…どうなんでしょう。女性同士としては、やっぱりちょっと(かなり?)不愉快なのでしょうか。

 

まぁ、バーキンと言っても素材や色なんかで数倍もお値段が違うらしいので(この記事を書くために私も調べて、すごく勉強になりました)、バーキン同士がカブっても咄嗟にお互い「品定め」をして、勝負がついたりするのかな? 負けたほうは自分のバーキンを見えないようにテーブルの下に隠したり…(笑)

 

さらに連想を進めると、男性でいえば時計ですよね。高い高いロレックスを嵌めた男性がホテルのバーのカウンターに座ったら、隣の男が、自分と同じロレックスのデイトナとかサブマリーナあたりをつけているのに気がついたら…

私はこの状況から、ある「コント」の脚本を思いついたのですが、書かないでおきます(笑) いや、もう既に誰かやってるかな?

 

 

 

こういうことをボンヤリ考えていると楽しくて、どんどん時間が過ぎていきます音譜

 

 

(バーキンの写真2点は借り物ですが、二枚目の写真、下段中央の「トリヨンクレマンス」はバーキンじゃなくてケリーでは?と思いました)