久しぶりにロックの話題です。
私は「バンド名は知っているけどアルバムはほとんど持ってなくて知ってる曲もないけど、ライブを観たらものすごく良くて感動したバンド」がいくつか、あります。主なものは次の3つです。
ジョン・スペンサー・ブルースエクスプロージョン(JSBX)
クイーンズ・オブ・ザ・ストーンエイジ(QOTSA)
ダイナソーJr.
JSBXは2011年のサマーソニックで、QOTSAは2017年のフジで、ダイナソーJr.は2022年のフジで観ました。どれもロックフェスですね。単独だったら行かなかったでしょう。たまたまフェスの中で「これ、名前は知ってるから、観てみようかな」と思って観たらものすごく良かったんです。
聴いていて「おおお!俺が好きなのはコレなんだよう!」という原始的な歓びみたいなものが身体の奥のほうから湧いて来ました。陳腐な言葉ですが「忘れていたものを思い出させてくれた」ような感覚だったことを思い出します。
3つのバンドに共通しいるのは「ギターを中心にしたハードなロック」ということ。私の中では「ハードロック」であって「メタル」ではないです。あと、偶然ですが3つともアメリカのバンドですね。音楽的にあまり難しいことをやるのではなく、シンプル。曲も短いのが多い。
そんな中、QOTSAが久しぶりに来日して単独ライブをやったので、「これは見なきゃ」と思って行って来ました。
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2024/2/7(木)。
久しぶりに水道橋まで来て、急に記憶がよみがえりました。この改札口、昔は大きなコンサートがあると駅員さんが「帰りはたいへん混みあいます!帰りのキップは今のうちにお買い求めください!」と叫んでいましたよね。そして駅を出るとすぐに「チケットあるよ、チケットあるよ」というダフ屋さんたちの声。どちらも過去のものになりました。遠い遠い記憶の底に眠っています…
水道橋といえば東京ドーム。大勢の人で混雑していました。
ドームではこの日にテイラー・スイフト嬢のライブ(初日)があったんですが、私はこちらでなくて…
同じ敷地内にある「東京ドームシティホール」へ向かいました。
アリーナのスタンディングだと背の低い私にはつらいので、バルコニーで座って観られる席を選択。チケット代はアリーナなら9,000円、バルコニーは12,000円。チケットも高くなりましたね…
3000人ちょっと収容のホール。開演時にはほぼ満員に埋まりました。前の人も邪魔にならず、周囲もほとんど立つ人はいなくて見やすくて良かったです。アヴァンギャルディの時の、見にくいバルコニー席とは大違い!
上の3枚は借り物写真。ギター・ボーカルのジョシュ・オム(ジョシュア・ホーミ)は51歳。さすがに少し年齢を感じさせるルックスになって来ましたね。でも昔の懐かしい曲を余裕でゆったり演奏する「懐メロロック」ではなく、激しいギターをかき鳴らし熱く歌いまくる、現役のロックンローラーでした。
私はこのライブに行く直前にCDを2枚買って予習しましたが、曲を覚えるまでには至りませんでした。なのでライブではどの曲も初めて聴く知らない曲ばかりでしたけど、2017年にフジで観て感動した時の気持ちがよみがえりました。
やっぱり私は、こういうシンプルなギターロック、大好きです。良かった。
<おまけ>
帰りは、お茶の水で総武線から中央線に乗り換えます。お茶の水駅のホームから見える「聖橋(ひじりばし)」と、地下鉄丸の内線の赤い電車。そしてお濠の向うは湯島聖堂。私はお茶の水にある学校を卒業しましたので、この景色は懐かしいです。
考えたら、あれから50年近くが過ぎています。でもちっとも変っていない。なんかタイムマシンに乗って過去の世界へ来たような気分になって、一瞬頭がクラクラしてしまったのでした