大収穫! | マサミのブログ Road to 42.195km

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ご心配頂いております私の体調は、お陰様で少しずつ上向いています。リハビリレベルですがジョギングもボチボチ走れていますので、気持ち的には明るいです。ご声援ありがとうございます。

 

 

…しかし一気に運気急上昇!とはなかなか行かず、今日も午前中、胸がザワッとするLINEが入りました。ちょっとしたその問題を解決するために、「あ~あ、しょうがねぇなぁ」と思いながら地元の某百貨店へ。用事を済ませたあと、下のフロアにあるレコード屋さんを何気なく覗きました。

というのは、エスカレーターで降りる方向にそのお店が正面に見えるんですけど、普通のCDショップなのに、今日は「中古レコード」という看板が出ていることに気がついたんです。

 

店名を書いてしまうと「新星堂」という老舗のCDショップ。元はレコード屋さんで、CDショップとして生き延びて来たのですが、御多分に漏れずCDも売れなくなったようで、最近は閑散としていました。それなのに「中古レコード」とは?

 

興味を惹かれて入ってみると、入口周辺はビートルズの赤盤・青盤とかが並んで、普通のCDショップになっています。でもちょっと中に進むと、段ボールが無造作に並び、中古レコードがずらっと!LPもあればドーナツ盤もあり、ジャンルもクラシック、ロック、歌謡曲、ジャズなどいろいろ。お店のフロアの三分の一ぐらいが中古レコード売り場になっていました。へぇ~、いつの間に?って感じ

 

 

写真はイメージ。中古レコード屋さんは、どこもこんなふうに中高年男性…というか高老年男性のオアシスです(笑)

 

 

時間があったので「どれどれ?」という感じで段ボールを端から端までチェックして行きました。ロック/ポップスのLPレコードだけに限ると段ボール15箱ぐらいなので、パタパタパタ…と見ながらすぐにチェック終了。

 

その結果が、これです!

 

 

 

おお~。気がつくと私の腕の中には5枚のLPレコードがあったのでした! 超嬉しいので、解説させてください。(まだ1枚も聴いてないんですけど)

 

 

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『Fascination』門あさ美 

門(かど)あさ美という歌手、ご存知でしょうか。社会人になってすぐの1980年代前半、テニスとスキーとヨットで遊びまくっていた頃、良く乗せてもらった友人のカーステレオから流れて来るのを聴いて「いいなぁ」と思い、自分でもレコードを買ったのでした。

このジャケットには思い出が詰まっています。段ボール箱の中に見つけた時は「おっ!」と声を出してしまいました。780円で入手。

 

 

『セミヌード』門あさ美 

このLPも何度も聴いた記憶があります。いま調べたら門あさ美さんって、TVやラジオにはほとんど出演せず、ライブもやらない人だったそうですね。でも作詞・作曲は出来る人なので、単なる歌い手でなくアーティスト性のある人みたいです。いや~懐かしい! ジャケット写真でも雰囲気が出ていますが「色っぽい」という言葉が似合う声と唄い方の人でした。これも780円。

 

段ボール箱を見て行くと、門あさ美さんのLPが何枚も出て来ました。ファンだった人がまとめて手放したのでしょうか。きっとそうでしょうね。

 

 

『OVERLAP』杉真理(すぎ・まさみち) 

段ボール箱の中にこれを見つけた時は「えっ!」と声をあげそうになりました。これは地元の商店街にあったレンタルレコードの店でジャケットが気に入って借りたら、中身もすごく気にいった一枚です。やはり1980年代、カセットテープに落として、テニス、スキー、ヨットの行き帰りにクルマの中でさんざん聴いたアルバム。

オー キャーッチャウェイ、さがしもとめてー、キャーッチャウェイ、きみだけのフリーウェイ こーたーえーは すぐーそこさー」ははは。今でも歌える歌える。今は亡き須藤薫さんがコーラスに参加しているのが切ないです。ジャケットが少し痛んでいるせいか、700円でした。

 

 

 

『スターゲイザー』杉真理 

『OVERLAP』ほどではないですが、これも良く聴いた1枚。「バカンスはいつもレイエイエン おもうようには なーらっなーい」と唄う『バカンスはいつも雨(レイン)」は、楽しみにしていたテニスが雨でお流れになってしまった時など、悔しさを噛みしめながら頭の中で何度も流れたものです。980円。

 

歌詞カードを見ていると、浜田省吾さんや佐野元春さんもコーラスで参加していることが分かりました。バックバンドも、鈴木茂(Eギター)、吉川忠英(Aギター)、斉藤ノブ(パーカッション)、Jake H.Consepcion(ホーン)など、あの当時のユーミンなんかのレコーディングでバックを務めていた人の名前が並んでいるので、なんか見ているだけで楽しくなってきます。

 

 

 

『青春の詩(うた)』よしだたくろう

これを見つけた時は、なんていうか「おー…」というタメ息みたいな感じでしたね。存在を忘れていました。私は中学~高校の頃は洋楽ロックひと筋でしたが、拓郎さんと遠藤賢司さんは特別な存在で、LPは何枚か持っていました。LPを処分してからも、拓郎さんの『オンステージ ともだち』と『元気です』はCDで買い直して、持っています。このLPは1,760円しました。やはり別格なのか。帯がなくても。

 

でもこの1970(昭和45)年に発売されたデビューアルバムは…なんか意識から抜け落ちていました。何度か聴いた記憶はハッキリあるのですが、おそらくクラスの友だちから借りて聴いただけだったのでしょう。

 

『青春の詩』『やせっぽちのブルース』『今日までそして明日から』『イメージの詩』などなど、拓郎さんのアーティスト人生の中でも重要な曲が入っていますが、当時の(中学2年生?)私にはあまり響きませんでしたかねぇ。

 

でも今、歌詞カードを引っ張りだして歌詞を読んでいると、ちょっと胸が震えます。

 

古い船には新しい水夫が 

乗り込んで行くだろう

古い船をいま動かせるのは

古い水夫じゃないだろう

なぜなら古い船も 新しい船のように

新しい海へ出る

古い水夫は知っているのさ

新しい海の怖さを

 

(イメージの詩)

 

ああ…文字を読むだけで、拓郎さんの声が聴こえて来る。なんかもう、こみ上げるものがあります。

 

 

 

 

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3枚買うと10%引き、5枚なら15%引きだったので、これだけ買って4,250円でした。この5枚とも、聴くだけならCDで買えるし、LPレコードとしても特にレアで高値で取引されているわけではないです。私としても、血まなこになって探し続けていたわけではありません。アマゾンやメルカリを時々探して「なんか、高いな」と思って手を出さないでいただけです。

 

でもこうして、ずっと気になっていたものが一気に目のまえに表れると「これは…何かの縁だ。買わなきゃ」と思いますよね。家にはポータブルのレコードプレイヤーはありますが箪笥の奥で眠っているので、LPレコードは事実上、買っても聴けないんですけど、でもいいんです。持っているだけで満足。

 

若い頃に持っていて、一度は手放したLPレコードをまた買うという無意味さ。しかも買っても聴けないのに。バカじゃないの?と思う方もいるでしょうけど、はい。馬鹿なので、いいです。笑ってください爆笑

 

でも他にも、処分せずに持ち続けているレコードはあるし、こんなふうに買い直しているレコードは少しずつ増えているし、さすがにちょっと聴いてみたくなりますね。ちゃんとしたアナログプレーヤーとアンプ、買おうかな。

 

まぁそんなふうな、とても嬉しいことがあったのでご紹介しました。出かける時はちょっとイライラしながら仕方なく出かけたんですけど、帰りはニッコニコの私でしたよ~アップ音譜ドンッふふふ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(なお、私が本気でずっと探し続けているのは、杉真理さんと仲の良かった、須藤薫さんのレコードです。でもいつか今日みたいに、意外な時に意外な場所でサラっと発見できたりするのかなと思っています。発見できないままで終わっても、それはそれで、良し)

 

 

 

あと、書き終わってからこの記事を読み直して気がつきましたが、私が買った30センチ四方ぐらいあるLPレコードの「大きさ」が伝わらないかもですね。CDと同じように見えてしまうかなぁ。大きさが分かるように、スマホか何かを並べて写真を撮るんでしたね。まぁ仕方がない。After Festeival.