メンズファッション雑誌ではダブルブレストのスーツを多く取り上げています。
私たちもダブルスーツが(流行的に)来るのか?と思っていましたが街を見ていてもダブルスーツを着てる人に出会わないし、メンズショップの多くではダブルスーツよりもシングルスーツばかりを売っています。
ダブルブレストのスーツをちゃんと着こなすと、いかにもビジネスマンらしくスーツ好きならたまらない雰囲気が作り上げられるのがダブルの特徴だと思います。
ちょっと上級者っぽい、というかシブい着こなしになるダブルブレストは昔みたいに腹が出ている人が着るものではなく、オシャレな人が着る代名詞にもなりつつあると思っています。
しかし、まだまだ多くの人が着ていない。
30年前は、私も数着持っていましたがまぁまぁ多くの人が着ていました。
これは、着こなしが難しいから?
着こなしに関しては難しいことは一切無く、シングルスーツと変わらないと思っています。
スーツの色、シャツの色、ネクタイの色を合わせればバランス良いコーデが出来ます。
これは同じですよね。
ではなぜ?
「堅苦しさ」なのかと思います。
ダブルブレストのスーツはジャケットのボタンを開けて着こなすのは変なので、ボタンを留めるようにします。
するとダブルらしい重厚な着こなしになるのですが、それが逆に堅苦しさが出るのでは無いか?
ダブルはノーネクタイが似合うタイプでは無く、ちゃんとネクタイをするコーデが一番しっくりきます。
さらには、インナーにニットなども合わせられないことは無いのですが、その時のコーデが難しいかな。
なので、どうしてもダブルブレストの場合、シャツとネクタイというコーデがしっくりしてしまいます。
そうなると、やっぱり堅苦しい。
最近のスーツコーデがゆるくなってることを考えると、ここまで堅苦しい雰囲気になるダブルを着なくても・・・というような感覚になるのでは無いでしょか。
でも、スーツスタイル的に言えば、ダブルブレストのスーツはやっぱりカッコいい。