トロルの舌 | 世界半周!?旅日記

世界半周!?旅日記

『やらずに後悔するよりもやって後悔したい!!』をモットーに、一度は諦めかけていた旅をする時間がやってきました。

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2016年7月21日(木)

前日11時にオスロを出た夜行バスは朝の5時に一度だけ乗り換えをして無事5時半にオッダに到着です。
 

オッダ自体はすごく小さな街です。
 
 
北欧らしいかわいらしい街並みです。

この街に来たのにはとても大事な理由があります。最近日本でも人気になっているトロルの舌というところに行くことです。外国語だとトロルトゥンガと言います。


いろいろ調べてみるとオッダからバスで30分くらい乗った後に、往復で10時間のトレッキングをする必要があるとのこと。


日本でもちょこちょこと登山をしていたので自信はあったけど、夜行明けで登る人はさすがに今までいないのではと思います。


ブログで確認情報だと近くのホテルでバックパックを無料で預かってもらったとのことですが、自分の場合は100NKO(1200円)と言われたけど仕方なく払いました。


ホテルのおばちゃんに6:15にバスがあると言われ、そのバスに乗ります。ちなみに乗客は自分だけ。
これまた情報だとそのまま登山口まで行くとなっていたのですが、出前までしか行かずバスの運転手からここから登るようにと言われました。
 
このような道を登ります。
途中何十台もの車が横を通り過ぎていきます。しまいにはバスまで通り過ぎ、絶対バスあるじゃんと思いました。

約1時間歩いてやっと見えてきました。
 
ここが登山口の入り口のようです。抜かれた車の人達を抜いてやる気持ちで登り始めました。

赤いTの文字を目印に登っていきます。
  
なかなかの急な道のりで、休んでいる人もたくさんいました。 
 
 前情報通りしっかりと登山靴で登るのがベストだと思います。
そうこうしていると看板が出てきました。
 
残り10㎞の表示には正直ひきました。 さすが片道5時間。


でもここからの道が最高の景色でした。
 
広大すぎます。

これ完全に『ロード・オブ・ザ・リング』の世界です。
 
オークに追いかけられているシーンですよ。

途中にフィヨルドなのかな?こんなのも見えてきます。
 
ちなみに北欧なだけあって雪が残っています。   

何がきついかっていうと途中にアップダウンがかなりあることですね。
 

人の小ささわかりますか?
 
登山口から約3時間半ほど登りました。

トロルトゥンガの看板を確認し、さらに歩きます。
 
ちなみに最初の看板が1㎞ずつあり、距離が短くなるたびにモチベーションになっていました。

いよいよ人だかりが見えてきました。
 
片道5時間のところ3時間半なのでかなりいいペースで登れたのではと思います。

どーん!!
 
絶景本で見た景色です、ここまでがんばったのもあり今までの景色で間違いなくベストです。

ちなみに皆さん写真を撮るためにこのように列になっています。 
 
それもあって誰もいない写真を撮るのが本当に難しかったんです。タイミングを見ながら何度も失敗しながら撮りました。

縦で見ると本当に舌のように突き出しているのがわかります。
 
自然のすごさを感じます。


それでは自分も近くの人にカメラをお願いして撮ってもらいました。
 
 
 
なにがよかったって、目立つ色のTシャツを着ていたことです。とても映えますね。
もっと面白いことができればよかったのですが、これが精いっぱいでした。

ちなみに皆さんこんな感じで大注目しています。
 
ここで食べるご飯は最高でしょうね、ちなみに自分は前日にもらったヨーグルトを食べました。


ゆっくりしようとも考えたのですが、山の天気は変わりやすいので12時くらいには下山開始です。

自分が下っているときも次々と登ってくる人がいました。そして案の定途中から雨が。

急いで下ったのもあるので2時半ごろには登山口まで戻ってくることができました。ここからバス亭まで歩いていたら、隣に車が止まり下まで乗せて行ってくれました。

親切な人の手助けもあり3時半のバスで無事オッダまで戻ってこれました。

ここからが大変で予約していた宿がバス停から30分、しかも重たい荷物を背負いかなり急な坂道。正直トロル以上にきつかったです。


この日は記念にトロルトゥンガビール100NKO(1200円)を飲んで休みました。
 
ビール高すぎだけど自分にご褒美です。


初めて絶景本でこの景色を見たときは実際に見るのは不可能と思っていたけど、一歩踏み出せばできちゃうもんですね。それを実感した素晴らしい1日になりました。



ちなみに次の日は移動日だったのでゆっくりして過ごし15:50のバスで次の目的地スタヴァンゲルに向かいました。
 

写真を撮れなかったけどさすがノルウェー、日本だったら絶対観光地になるようなでっかい滝が道路脇に普通にありました。