2017年3月4日(土)
朝目が覚めると予報通り天気は雨、とりあえず明日のトレッキングの予約をしにビジターセンターへ。
前回もちらっと書いたのですが、予約したのはトンガリロ・アルパイン・クロッシングという1日コース。世界中で人気があり自分のように海外からわざわざ歩きに来る人がいるとのこと。
シャトルバスなのですが、出発地点に集合ではなくゴール地点に集合し出発地点まで送ってくれます。何時までに完歩しないといけないという縛りがなく自分のペースで歩くことができるのがとてもいい感じ。
予約した後は少し疲れもあり昼寝しました。目が覚めると天気が回復していたのですが、わざわざ車を出す気にならず周りを少し歩くくらいしかしませんでした。
この通りファカパパ村はなんもありません。そしてホテルがちょっと映画のグランドブダペストホテルっぽいです。
2017年3月5日(日)
今日はいよいよ楽しみにしていたトレッキングの日、7時半にコースのゴール地点に向かいます。7時くらいには到着したのですが、駐車場がほぼなく狭い道に何台も車が連なっていました。
なんとか駐車してバスに乗ります。
バスが出発したときは辺り一面霧がすごく不安になったのですが、出発地点に着いたときには霧も晴れとてもいい天気になっていました。
それではトンガリロ・アルパイン・クロッシング開始です。
19.4キロの道のり。
8時くらいだったのですが太陽がいい感じです。
途中からは遊歩道になります。
それにしても景色が最高です。
分岐点があり、そこからちょっとした滝に行けるのですがほとんどの人は行っていませんでした。
実際めちゃしょぼです。
合流したら辺から登りになります。
木が生えていないのがとても不思議な感じ、それにしてもいい天気。
振り向くと雲海に覆われています。きっとこれが朝の霧だったんでしょうね。
標高差300mくらいの登りは意外と大変でした。
登り切るとこのような開けたサウスクレーターに出ます。
後ろに見えるナウルホエ山にも登ることができるそうです。
クレーターを後にし再度登りです。でも登り切った場所が最高地点の1886mになります。
その少し手前に分岐点がありトンガリロ山頂に行くことができます。
せっかくなので行ってきます。
さっきも書いたのですがこのトンガリロには背の高い木がまったくありません。そのためかなりの強風が吹き荒れています。
特に山頂までの道のりはつらかったです。マウンテンパーカーに風が入り込むからずっとバタバタしていて飛ばされそうでした。しかも地面も滑りやすく、1度滑って掌を着いたときに結構出血しちゃいました。
歩いている人もほとんどいなくて引き返りたくなるくらいでした。
それでも山頂付近にはちょろちょろ人がいたのと、そこからの景色は素晴らしかったです。
ちなみにここロードオブザリングのモルドールです。まんまですね。
そしてここを背景に写真をおばちゃんに撮ってもらったのですが、この出来です。
完全に旦那写ってます、しかもガン見してるし。
さすがに撮り直してもらったのですが、今度も旦那の荷物が写りこんでいたのでトリミングしました。
撮ってもらう人って大事ですね。
滑りながらも戻ってきました。
レッドクレーターというだけあってすごい景色でした。
そして少し下ったところからの景色も圧巻です。
なんでこんなとこに湖があるの?って感じでした。
やっぱりニュージーランドの湖の色ってきれい。
ここまであまり火山臭はなかったのですがここはすごかったです。
煙も出ています。
どっちかがエメラルド湖って名前みたいです。
湖を後にしてパンをかじりながらまた歩きだします。
振り向くとまたまた絶景です。
人の大きさから広大さがわかるかと思います。
ブルー湖を横切って更に進みます。
ここからどんどん下りになります。
景色が本当に素晴らしい。
どんどん緑が増えてきます。
最終的には森の中に入ってゴール地点まで向かいます。
結局8時間ほどのコースを途中寄り道をしたにも関わらず6時間で歩き切ったのはとても自信になりました。しかもほぼ座らず歩きどおしだったし。なによりも天気に恵まれて最高のトレッキングができました。やっぱり自然大国のニュージーランド、かなりの満足度です。
ちなみに帰り際に撮った車が連なっている状態です。
時間もないのでこのまま首都であるウェリントンに向かいます。道のりはなんは400キロ、これがかなりきつかったです。
くねくねした道で飛ばすの嫌なのに周りは100キロくらいですっ飛んでいきます。これにはかなり疲れさせられました。
なんとかウェリントンまで着いたのですが、結構都会で運転がしづらいです。安宿なども見つからなそうだったのでこの日も公園で車中泊することに。
明日の昼に南島に飛ぶ予定なので午前中に少しでも観光するために、目的のカイトケ公園と言う場所で泊まったのですが、まったく人の気配もせずかなり怖かったです。