二代目旗揚げ
旗揚げ当日。
その日の昼間は落ち着かなかった。
特攻服を準備したり単車を磨いていつもより派手にしたり。
とにかくワクワクが止まらなかった。
集合時間は11時。
10時40分になった頃仲間を後ろに乗せて集合場所へ出動。
そこに行くとOBの先輩達がすでに待っていた。
次々と直菅の音を響かせてみんなが集まってくる。
台数は12台。
最初だから少数で・・・。
とゆうことで出発。
全台いっせいにエンジンをかけて爆音を響かせる。
俺は武者震いが止まらなかった。
国道へ出てギャラリーの待つ街中へ。
1時間ぐらい走った頃パトカーが1台きた。
後ろにパトカーを引き連れて走っているとまた1台。
そして覆面も加わり合計6台のパトカー。
それから壮絶なバトルが始まった。
みんなを逃がした後、俺ともう1台でパトカーを巻きにかかった。
しかし、やたらとしつこい。
旗揚げなのにもっと気楽に走りたかったが
なんと1時間半も追いかけ回された。
とにかく覆面がしつこかった。
ようやく巻き終えてみんなの待つ地元の集合場所に戻った。
最高だった。
こんな楽しい事はないと思った。
そこから毎日暴走の日々が始まった。
バンド練習
とりあえず流行で大好きだったBOOWYのコピーバンドを
つくることに決めた。
メンバーは同級生。
俺はギターを弾けたので少しは形になった。
練習場は近くの喫茶店。
ドラムも置いていてきちんと練習できる場所だった。
そこに行かない時は俺の家の物置小屋。
ドラムがないのでドラム担当はダンボールを叩いて練習していた。
練習はやっていたがほとんど興味本位の遊びにすぎなかった。
しかし、いい思い出にもなっているし楽しかった。
そうやってバンド遊びも3ヶ月が過ぎた頃、
俺の単車が警察から帰ってくることになった。
もう頭の中は単車の事でいっぱい。
警察には免許を取ってから乗るようにと
耳にタコが出来るほど言われた。
俺の誕生日は2月。
待てるわけがない。
俺とドラム担当のダチは単車のほうにいき
バンドを抜けることになった。
その頃、地元の族が2代目を立ち上げる話になっていた。
俺ももちろんこの中に入っている。
そしてついに特攻服をつくることになった。
真っ白いロングの特攻服にチーム名の刺繍を入れた。
役は特攻隊長。
いきなりの大役だった。
単車に乗るのはもう慣れていた素直に嬉しかった。
そして旗揚げの日もいよいよ決まりその日を迎えたのだ。
単車没収
単車を買って1ヶ月ぐらいたった。
毎日乗るのが楽しくてしかたなかった。
俺は背がそんなに高くなくあんこ抜きした(ペッタンコのシート)でも
止まる時片足で立つのがやっとだった。
明日の夜、先輩と2台で走っていると前で検問が・・・。
とりあえずUターンと思って回ってたらなんと足で支えきれず転倒。。
単車を起こそうと思ったが重くて起きない。
そうこうしてたら警察がダッシュでこっちに・・・・。
俺は単車を捨てて逃げた。
だが自宅の近くだった事もあってすぐに家に警察がきた。
言い逃れもできず警察に連れていかれて無免許で検挙。
おまけに単車は没収。
俺はかなり凹んだ。
なんだか単車にも乗れずすることもなくなった頃、
ダチとバンドを組む計画を始めたのだ。