逃走
ダチと一緒に県外に飛ぶことにした。
とりあえず金もない。
だから自動車会社の季節工に送り込む会社に面接にいった。
愛知に一週間後から行くことになった。
そして新幹線で愛知へ。
寮に入った。
飯も食えるし寝るところもある。
仕事は2交代制。
1週間は朝からで1週間は夕方から。
とにかく生きていくには働くしかない。
でも俺は人にコキ使われるのが嫌いだった。
気の合う上司ならよかったがとにかく気に入らなかった。
俺が訳アリで来てるのを察してかやたらと絡んでくる。
そして1ヶ月が過ぎようかとしたころ、
堪忍袋の緒が切れた。
仕事中に上司と言い合いになりぶん殴ってしまった。
即刻クビ。
馬鹿なことをした。
俺はなんて辛抱のナイ人間なんだ。
もう地元に帰ろう。
捕まる覚悟で。
だが捕まる前に彼女に会いたい。
俺は1ヶ月働いた金を握り締めて北海道へ飛んだ。
彼女との別れ
当時、俺には同級生の彼女がいた。
森高千里に似ためっちゃ可愛い子だった。
美容学校に通っていたのだが素行が悪く
退学処分になってしまった。
それを彼女の両親が怒ってしまって
地元にいると悪さをするとゆう理由で
遠く離れた北海道へ行かされる事に・・・・。
俺も一緒に行きたかった。
でもそんなことできない。
彼女が行く前1週間は毎日愛し合った。
ずっとずっと離れなかった。
日が近づくにつれて悲しみは深くなっていく。
若いせいもあって離れることを彼女にあたってしまうこともあった。
喧嘩なんかしたくないのに・・・・・・。
何にもしてあげられない自分が情けなかった。
その日がやってきた。
友達みんなで空港まで見送りに行くことになった。
空港までのバスの中、俺は一言もしゃべれなかった。
じっと彼女の手を握ったまま。。。
別れ間際抱きしめたかった。
でも友達の前ではできない。
抱きしめたら涙が出そうで怖かった。
何もできず彼女は行ってしまった。
帰りのバスの中、俺は泣いた。
人前では泣かない俺が泣いた。
九州と北海道。
あまりにも遠すぎる。
彼女には毎日TELした。
手紙も書いた。
会いたい。会いたい。
そう思っていた頃、俺に逮捕状がでる噂がながれてきた。
硬派
俺たちのチームは走りが売りだった。
だんだんと有名なチームになっていった。
走るときはシンナー厳禁・女厳禁。
毎週土曜日に走るのが当たり前だった。
どんなに一斉検問がある日でも絶対に走りをやめなかった。
検問突破の時は懐中電灯が飛んできたり
六尺棒で叩かれたり・・・。
警察も手加減なしだ。
有名になればなるはど警察の目も厳しくなっていった。
走る情報が漏れると俺の家の前には覆面がはっていた。
出るに出られない時もあった。
ある日の夜。
いつものように走っていると仲間の1台が逃走中に電柱に激突。
単車を捨てて走って逃げている1人を俺は拾った。
怪我をしてるようだったからひと気のない所に入って行き
単車を止めた。
手が痛いとゆうので見てみると完全に折れていた。
これはいかん。
痛みを我慢させて俺はかっ飛ばして病院に向かった。
族車に特攻服なので仲間を病院で下ろし一旦地元にもどった。
この頃携帯電話がないので仲間にポケベルで
しらせた。
捕まらなかったが大きな代償だった。
暴走に事故はつき物なのだ。