「今は昔、竹取の翁といふおのありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。名をばさぬきの造となむいひける…」
古文の授業で採り上げられていたのは中学時代だったか、はたまた高校時代だったか…
お元気ですかっっ!!
聖なる子と書いて聖子。
聖子さんがかつて降臨した地を訪ねる聖地巡礼シリーズ。
山口巡礼の旅もついに3日目・最終日です。
なぜ、「竹取物語」の冒頭部からスタートしたのか。
聖子さんが山口県に降臨したのは5ヵ所(8回)。これまでの記事で4ヵ所をご紹介いたしました。残るは宇部市のみ。
聖地の名は渡辺翁記念会館!
ええ、『翁』という単語で竹取物語を思い出しただけです(^^;)
『源氏物語』において既に”昔話”として登場しており、日本最古の物語ということのようです。
”最古”とかいうワードに弱いんですよねえ(^^;)
1937年開館っ!
築86年っ!?
『翁』の名前は伊達じゃないっ!
なるほど、1976年と1994年に改修工事を行っているんですね。
ということは、最後の改修から既に30年経っています(^^;)
宇部市民館として着工スタートしたものの資金難のため宇部興産が支援し、創業者の渡辺祐策氏の名前を冠したと。
完全な企業城下町なわけですな。
キャパは1,353席。
聖子さんが降臨したのは一度のみ。
1983/7/16(土)
スプリングコンサート1983
まずもって山口降臨を時系列におさらいしてみましょう。
①1981/9/20(日)
防府市公会堂(1,600席<当時>)
②1982/2/28(日)
下関市民会館(1,469席)
③1982/5/3(月・祝)
防府市公会堂
④1983/2/11(金・祝)
岩国市民会館(1,034席)
⑤1983/5/29(日)
徳山市文化会館(現・周南市、1,800席)
⑥1983/7/16(土)
宇部市渡辺翁記念会館(1,353席)
⑦1984/7/26(木・夏休み期間)
徳山市文化会館
⑧1985/3/22(金・実質春休み?)
徳山市文化会館
宇部市は山口5聖地のうち最後の降臨地ですね。
それにしても、5カ所も降臨していたんですよねえ…。
隣県・広島県は広島市、三次市、三原市の3市のみの降臨、更に東隣の岡山県も岡山市、倉敷市、津山市の3市のみの降臨でした。
前年(1982年)の人口規模は、広島県(276万人)、岡山県(189万人)、山口県(158万人)の順です。
そういう状況で山口県へ頻繁に降臨されたのはなぜなのか。1983年の聖子さんは絶頂期で大忙しです。
防府に降臨したのはマツダ・カペラ効果なのかとも思いましたが、どうやら関連はなさそうでした。
もちろん芸能・興行の世界ですから諸事情はあるのでしょう。
とはいえ、宇部市降臨は後にも先にも1度だけ。
何か特別な事情がありそうな…。
こりゃ、突撃してみるしかありませんねっ(^^)
てなわけで、山口巡礼の旅も最終日です。
宿を出て下関駅へ。
駅のホームから下関に別れを告げます。今日で山口県ともお別れです。
※気分はこんな感じ(笑)
もちろん、レコードも持ってますよっ(^^)v
それはともかく。
鈍行列車で東へ約1時間。途中、宇部駅で乗り換えて。
JR宇部線・宇部新川駅。
さらに南東へ徒歩5分。
聖地「渡辺翁記念会館」ですっ!
珍しく裸婦像以外のブロンズ像が。
なるほど、あなたが渡辺翁でしたか。
ご多分に漏れず敷地内のあちらこちらに裸婦像もありましたが、撮影はしておりません(^^;)
さあ、山口県最後の巡礼地です。勇気を出して
「頼もーっ!」(笑)
こっ、これはっ!
世界最古の文明・シュメールのレリーフかっ!?
期待で胸が高まります(^^)v
なるほど、立見席を入れれば1,553人のキャパでしたか。
てか、あれっ? 立入禁止って!?
しかも、事務所は移転済と…
まあいいでしょう。これまでの事務所突撃で、その行為の無意味さを十分すぎるほど理解している私です(^^;)
さあ、山口県すべての聖地の巡礼を終えました。
明日から仕事です。早めに帰宅して体を休めましょう。
って、そんなわけないっしょっ!(笑)
もちろん、私が行くべき場所はただ一つ、宇部のムセイオンっ!
渡辺翁記念会館から南東へ歩くこと10分。
さあ、新聞探索開始です。紙媒体の新聞を倉庫から出してきてもらうのは本当に気兼ねしますが、そんなこと言ってられません。
やっぱ、地域新聞はスゲえよっ!
<地域新聞> 1983/7/2付
主催の『丸三芸能』っていったい?
ネットで検索しても出てきません。
<全国紙> 1983/7/13付 地域面
主催・『丸三芸能』の電話番号が。
08397-3-0423でネット検索しても、これまた出てきません。
市外局番が変更になったとか?
0839730423で検索したら『有限会社恵夢コーポレーション』という現存する会社のようですね。
もちろん、連絡はしておりません(^^;)
渡辺翁の記事もありますよっ。
<地域新聞> 1983/7/17付
<地域新聞> 1983/7/18付
記事を読んで頂けましたか?
立派な方だったんですねえ。って、そこじゃなくて。
そうなんですよっ、渡辺翁の50回忌法要が1983/7/16に執り行われているんです。それは、聖子さんの渡辺翁記念会館公演と同一日。
すなわち、渡辺翁への奉納公演だったということですかっ!
企業城下町らしく官民一体となって聖子招聘に奔走したとっ!
やっぱ、聖子スゲえよっっっ!!!
これ以上の供養はありませんね。
私なら到底安眠できませんけど(^^;)
宇部に一度だけ聖子さんに降臨してもらったのは、そういった背景もあったのか、などと勝手に得心しながら、山口県最後の聖地を後にしましたとさ。
ああ、めでたし、めでたし(^^)
ムセイオンから南東へ徒歩10分。
最後の駅、琴芝駅。無人駅です。
鈍行列車で北東へ50分。
新山口駅で新幹線に乗り換えて、帰路につきました。
車内で聖子さんに思いを馳せるには、やはりこれっ(^^)v
以上、山口巡礼の旅にお付き合い頂きましてありがとうございました。
あ、そうそう、今回のタイトル、『奇跡の山口巡礼』と銘打っております。
何が奇跡なのか?
えっ、お分かり頂けない!?
それは…
聖地がすべて現存しているっ(^^)v
私、これまで、広島県、岡山県、福岡県、兵庫県と巡礼を行って参りましたが、巡礼済み会場の現存率は19会場中9会場で47%。実際には巡礼後に1会場が閉館しており、19会場中8会場の42%です。実は岡山県は100%の現存率だったのですが、巡礼後に閉館したのが岡山市民会館でして、現存率は66%に下落しました。
山口県は100%!
これ、奇跡でしょっ!
えっ、どうでもいい!?
ちなみにネガティブな奇跡もありました。
過去の巡礼済会場の会場単位での放送率は61%ですが、山口県の放送率は0%でした(+o+)
こうなりゃ、山口県民の皆様に声を大にして叫びますよっ!
『膝上録音』、公開してくれえええっっっっ!!!!
<奇跡の膝上録音集>
①刈谷の奇跡
②新宿の奇跡
③苫小牧の奇跡
④場所不明の奇跡
膝上とは言えませんが
⑤読売ランドの奇跡
⑥軽井沢の奇跡
ああ、最後に叫ばずにはいられません。
聖子、サイコーッッッ!!!
ダアアアッッッッ!!!!
まだまだ巡礼の旅は続きますよっ(^^)v
※2024/05/05、jpleさんより「エンドレス・ラブ」音源の提供を受けましたので、リンクさせて頂きました(^^)v
jpleさん、アリガトーッッッッ!!!!