母の過去 1582  黒い亀 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

1582

 

 

何時ものように気になる喫茶店にアルバイトに行くと

マスターはカウンターで亀を見ておられずに

本を見ておられるのです。

僕は亀の事が書いてある本だと思い

何か書いてますかと言うと

亀がたくさんいてる所は日本にはないようです。

池にいてる黒い亀が普通らしいですと言われ

僕は背中に冷や汗をかくのです。

もしかして何処か海外に亀を見に行きましょうと

言われるのではないのかと思い

恐る恐る話の続きを聞くと

南国まで行けませんから池の黒い亀で我慢しますと言われ

僕はホッと胸を地面までなで下ろすのです。

緊張が取れた僕は胸を地面から拾い取りつけると

マスターが大阪に行けば亀をたくさん売っている

ペットショップがあるらしいと言われ

僕に調べて下さいとお願いをされるのです。

僕は大阪の知り合いに聞こうと思うと

何時もの様に日替わりのお客様が来られ

何時ものように1時半にはお客様が切れ

僕がマスターに作っていただいた昼ご飯を食べていると

食べ終われば調べて下さいと言われ

午後のお客様はどうするのですかと聞くと

マスターが1人で充分ですと言われたのです。

今日は女同士のお客様が来て下さっても

卑猥な話は聞けないと思いながら僕は本屋に行き

ペットショップの本を探すのですが、

そんな本はないので店の人に亀を売っているペットショップの本はないですかと聞くと

待ってくださいと言われ

他の店員さんに聞いて下さるのですが、

聞かれた方は首を傾けられるだけです。

そしてペットショップの本はないですが、

大阪の九条に爬虫類を売っている割と大きな店があるらしいと教えてもらい

電話番号は解りませんか?と聞くと

そこまでは解りませんが大阪では有名らしいですと言われたので

誰に聞けばわかるかと車で考えるのですが、

爬虫類に興味がある知り合いはいてません!

亀に興味がある知り合いもマスターぐらいです。

僕は悩むのですが、なやんでも時間の無駄なので

郡山の金魚や熱帯魚が売っている所に行けば解るかもと思い

一度店に戻る事にしたのです。

気になる喫茶店にもどりマスターに大阪の九条に爬虫類の大きな店がある事を言うと

マスターが何処で聞きましたかと言われ

本屋の事を言うとマスターはそれは私が本屋さんに

行った時に店員さんに言った事ですと言われ

僕はこれ以上はバンザイですと言うのです。

マスターもこれ以上は無理ですね、

日本で亀に興味がある人は少ないのでしょうと言われ

さるさわ池で我慢しますと悲しそうに言われるので

僕はもう少し探しますと言ってしまったのです。

言わなくても良い事をマスターの悲しそうな顔を見て言ってしまった事を

帰りの車で後悔の連続攻撃に合うのです。

日本だけではなく亀に興味がある人はゴクゴク少数だと思うのです。

 

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