母の過去 1583 東京まで | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

1583

 

 

いつものように気になる喫茶店にアルバイトと言う名の

マスターの時間つぶしに行くと

マスターは日替わりの仕込みが終わり

亀を見ておられるのです。

僕は駐車場で亀探しより愛染恭子さんの追っかけの方が

楽かもしれないと思うのですが、

東京まで愛染恭子さんのストリップを見に行くのと

たくさんいる亀を探すのとどちらが楽かと考えると

どちらもあまり楽そうではないと思い

僕はマスターに他に興味を持ってもらう物はないのか考える事にしたのです。

気になる喫茶店に入るとマスターは

亀はさるさわ池だけで良いですね、

日本では亀がたくさんいる所はないでしょうと言われ

僕はマスターに他に興味を持ってもらう事をすぐに辞め

さるさわ池の亀なら近くて何時でも行けると思い

これが一番良い形でおさまったと思うのです。

これは歩いていれば知らない間に僕のポケットに1万円が入っていたようなものです。

向こうから楽が飛んできたのですから

それが良いですとマスターに言うと

マスターも仕方ないですと言われ

つづきに今頃と言われたので

僕はその続きは愛染恭子さんはどうしてられると続くのかと思い

またへんに緊張すると

いまごろ南国では亀はどうしているのでしょうと言われ

愛染恭子さんの話ではなくホッとするのです。

何時もの様に日替わりのお客様が来られ

何時ものように1時半にはお客様が切れ

僕とマスターが昼ご飯を食べ終わると

今日はどうしましょうと言われるので

僕は2時までの日を忘れていたのです。

忘れるのは当然でマスターの亀の事ばかりを考えていたのですから

何処かに行く事も考えてません!

仕方がないのでプールに行く事になり

僕が泳いでいるとマスターもその日は歩くのではなく

へんな泳ぎ方をされるので低温サウナの中で

どうして泳がれたのか聞くと亀のように泳いだのですと言われ

そこまで亀を好きになるかと言いそうになり

言葉を飲み込むのです。

店に戻りコーラーを飲むと 後はする事もないので

郡山の熱帯魚ショップに行きましょうと言われ

僕は亀は売ってないと思いますと言うと

亀はいませんか?

では退屈なので少し大きな水槽を見に行きましょうと

郡山の熱帯魚ショップに行くのです。

熱帯魚ショップに到着すると水槽を見に来たのに

店員さんに亀は売っておられますかと聞かれ

僕は売ってるわけがないと思っていると

店員さんが店の前の小さな池にいてますが、

海外の物ではなく普通の亀ですと言われたのです。

僕は初めから郡山の熱帯魚ショップにくれば今までの苦労はなかったと思い

早足で小さなコンクリートで作られてある池を見に行くと

3種類ぐらいの亀がいたのです。

水も透明で亀が綺麗に見えるので、

マスターは大喜びで亀に見とれておられ

僕は亀に見とれられているマスターを見て

これからは郡山の熱帯魚ショップに来ればいいと思うのです。

でもマスターは以前に来たと言っていたと思うのですが、

店員さんには何も聞かれなかったのか?

それともはじめから亀はいてないと思い店の中に入られたのか?

そん事はどうでもよくとりあえずはこれでよし!と言うのです。

もう愛染恭子病の復活は完全にないと思い

こちらも安心するのです。

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