年次有給休暇にまつわるよくある事例
1.年休付与の原則
そもそも年休は、法令で
①雇入れの日から起算して6ヶ月間継続勤務し、
②全労働日の8割以上出勤した労働者
に対して与えることになっています。
そして、以後、継続勤務年数が1年長くなるごとに、全労働日の8割以上出勤した場合、
継続勤務年数に応じた年休が付与されることになっています。
この全労働日とは、労働義務が課せられている日のことであり、所定休日を除いた日を指し、
出勤とは実際に出勤した日を指します。
そのため、例え遅刻してきた日があったとしてもそれは出勤したとしてカウントすることになっています。
2.育児休業者に対する年休付与
育児休業者については労働義務はないものの、継続勤務していることは明らかであるため、
1の②の要件が満たされるのか否かがポイントとなります。
これについては法令で、労災により療養のために休業した期間や産前産後のために休業した期間、
育児・介護休業をした期間については出勤したものとみなすことになっています。
したがって、例えば1年間育児休業をしていた者については8割以上の出勤要件を満たし、
年休が発生することになります。
3.私傷病休職者の休職期間中の年休取得申出
近年、メンタルヘルス不調などから休職する従業員が増えています。
この際に、休職期間中に年休の取得申し出が行われるケースがありますが、
そもそも年休は労働義務がある日について取得することができるものであるため、
労働義務が免除されている休職期間に年休は取得できません。
4.正社員登用した際の年休
優秀なパートタイマーを正社員に登用するケースがありますが、その際、年休の付与日数で迷う
ことがあります。
正社員に登用したからといって、改めて登用の際に年休を付与する必要はなく、次の年休付与の基準日が到来したときに、基準日現在の所定労働日数とパートタイマーとして雇入れたときからの勤続年数に基づき付与することになります
今回取り上げた事例は、どこの企業でも発生する可能性の高いものです。誤った運用をしない
よう、ここで改めてポイントを押さえておきましょう。
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CPDS認定講座 BCP策定 講習会
6月13日にBCP(事業継続計画)策定 講習会を実施いたしました。
今後発生すると予想される東南海・南海・東海三連動地震が発生したときの為に・・・
まずは、自社の位置から地震・津波の被害の度合いを確認する
徳島県のハザードマップ(一部)を使い確認する
そこから、周辺地域の被害を想定する
被害を想定するのが、難しいが、徳島県のインフラ被害状況等の資料を使い想定する
安否確認等の連絡を電話だけでなく、メール、インターネット等を使い連絡を取れるようにする
災害が発生した場合に、重要な業務が中断しない、または、中断しても目標復旧時間内に重要な業務を再開させるために事業継続計画を作成しましょう。
講習会も継続学習認定講座で高評価を頂きありがとうございます。
今後も、たくさんのご参加お待ちしております。
CPDS評価
http://sas.ejcm.or.jp/cpds/progdtl.php?pid=214486&st=1
コミュニケーション能力とは。
どこの世界にもコミュニケーション能力が優れているという人はいるものです。
自分がなかなか距離を縮められないで悩んでいる相手とも巧みな会話術で瞬く間に距離を縮め、旧知の間柄のように親しくなってしまう彼らを見ていると、「こんな風に人と付き合えたら…」とうらやましくなってしまいます。
ランキングにするとこちら![]()
1位 話の腰を折らず、最後まで聞いてから自分の意見を伝える
2位 常に自然な笑顔をキープしている
2位 一方的にしゃべらず、相手からも会話を引き出す努力を怠らない
4位 会話の流れに入るタイミングが絶妙
5位 会話に入れない人にさりげなく話を振ることができる
このようにコミュニケーション能力が高い人の会話をよく観察していると、いくつかの特徴が見えてきますが、多くの人が「これがコミュニケーションのコツなのかも」と感じているのが、
《話の腰を折らず、最後まで聞いてから自分の意見を伝える》です。
会話はよくキャッチボールにたとえられますが、相手が投げたボールをちゃんと受け止めてから投げ返すというのは、円滑なコミュニケーションを行う上では欠かせません。
《一方的にしゃべらず、相手からも会話を引き出す努力を怠らない》にも共通する部分がありますが、
一方的に自分の考えを伝えたり、相手の言いたいことをさえぎったりしては会話を成立させることすら困難になってしまうので、注意したいですね。
コミュニケーションをとる際、意外に効果的なのは、《常に自然な笑顔をキープしている》でしょうか。
笑顔には場の雰囲気を和らげるだけでなく、「この人は自分の話す内容に興味を持ってくれている」と感じさせる効果があります。
自分が話をしている時に相手がつまらなさそうな顔をしていたり、何かほかのことを考えているかのような顔をしていたりすると、会話を続けようという気持ちがなえてしまいますよね。
高いコミュニケーション能力というのは一朝一夕に身につくものではありませんが、特別な技術を身につける必要があるわけでもありません。今回のランキングで上位にランク・インした特徴を意識しながら会話をしてみれば、今までよりもスムーズに話が進むかもしれないのでぜひお試しを。
終業後の兼業禁止規定は効力を持つか!?
【終業後の兼業禁止規定は効力持つか】
どこの就業規則にも例外なく兼業禁止(二重就職)規定が存在し、極端な場
合には懲戒解雇とまで書かれている。このためか、多くの労働者は終業後には
アルバイト等はできない、と端からあきらめているのが実態だ。
この兼業禁止規定について、判例や学説では、意外やケースバイケースとし、
効力について全面的に認めることはない。兼業禁止の第1は、次の労働日に向
けて精神的肉体的回復を図る、第2は会社の体面を汚すようなアルバイトをさ
れては、企業秩序が図れない、といったところ。
代表的な判例では、終業後6時間にわたって、キャバレーで会計事務に就き、
午前零時を超える場合があったXに対する解雇に対し、無効の訴えを斥ける小
川建設事件がある。これは長時間であって、労働力回復にそぐわない、水商売
はホステスでなくとも会社の体面を汚す、と判断し、解雇を有効としている。

