「イコライザー THE FINAL」 | 定年後の風景

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定年後や病気のこといろいろ書いてます

 

2023年米国作をアマプラ415作目となります。お楽しみ映画で情報入ってたものです。秀作イコライザーのファイナルと勝手に邦題つけてて、原題は3で、終作はほんまかなの気がします。舞台をイタリアの片田舎に移してますが、それも特に新味は無くて概して不評だったようです。

 

しかし、見てみるとそれも分りますが、見る時の気分にもよって、まあまあおっとりして静かな雰囲気は、個人的には見てて中々よかった方ですよ。もともとデンゼルのファンでしたから、それでよいのです。

 

しかしやっぱり、相手はワルはワルとは言え、変わらず必殺殺しまくるのには変わりなく、あまり正義が感じられなくなって来て、単なる無敵正義の殺し屋と化してしまうのは致し方ないでしょうか。

 

例によって、劇中の殺しは、デジタルタイマーで、今回は9秒以内に殺してましたが、例によって今回も最終決戦では、タイマー掛けてないのは、確か前作と同じでした。まあこれは、余りに殺しが簡単必勝になって来たので、自分に新たなルール課してるだけで、意味は無かったと言うか、見つからなかったと思いましたけどね。

 

殺しは一々残虐で、迫力あったと思いましたよ。ただし現地の人は、救われたとは言え、デンゼルが来たことを喜んでたかどうかは疑問が漂いますけどね。大体こう言う争いごとが増えると、住民は終わったら出て行ってくれと言うのが普通の気がしました。

 

贖罪で欧州へ行ったようで、ラストで盛大な宗教行事かに参加してたようですが、贖罪は叶わないと思いました。またかなりの長さの動画を見てたようで、既視感が半端なくて、これはちょっと苦労しました。SISUではそうでも無かったんですけどね。

 

(以下ネタバレします)冒頭は公開動画にもあった、とあるマフィアのアジトを、デンゼルが殲滅して、数人は殺し、尚且つ謎に何人かは生き残らせて、且つ自分は敢えて地下の奥の部屋で、椅子に座って捕まってます。

 

アジトのリーダーの親爺ボスを呼び寄せるためです。するとやっぱり親爺ボスは危険を察知出来ずに、拳銃1丁と子分一人連れて、のこのこ捕まえたデンゼルのところへやって来ます。そしてお前は何者だと聞くと、デンゼルは子分は近すぎやでと一言言います。

 

そして、早速デシタルタイマーを9秒からダウンさせていくと同時に、近すぎる子分の銃を掴み、すかさずそれで隣のもう一人を撃ち、持ってる本人とボスとその子分も、9秒以内に撃ち殺します。この時、動画公開されてたように、一人の目玉を撃って貫通させて、その後ろの子分撃ってました。

 

拳銃は掴むと、回転式でもオートでも撃てません。なのでこれが近接格闘技となります。回転式は弾倉の回転を止めると撃てず、自動式は、銃身を手でショートリコイルさせると、これも撃てません。

 

そして外へ出ると、ボスの車から子供が降りて来て、殺しませんでしたが、逆に子供は事を察し、22口径ライフルで、デンゼルを撃って逃げます。デンゼルは重傷負傷して、近くの村人に助けられ治療を受けます。

 

その後、相当長い間アクションはありません。ただデンゼルが傷を治しながら、素朴で心優しい村人達の中で、監視カメラを避けながら身を隠して過ごしますが、実際はそんな銃創受けた黒人の米国人は、争いごとに巻き込まれるのは目に見えていて、嫌い避けるでしょうが、イタリアの村は例外なんでしょうかね。

 

それでもって、デンゼルも素朴な村人達に溶け込んで生活してる内に、これはまた今度はデンゼルとは関係無いワルヤクザ一団が居って、取り締まる警官家族らを苦しめ、暴力振るうのを目の当たりにして、これはもうデンゼルの必殺仕事人魂に火がつきます。

 

そして、その悪徳チンビラボスを、腕折って、しこたま痛めつけると、チンピラらはようやく夜の外へ逃れて、奴を絶対殺したると言ってると、早速デンゼルの運転するトラックが、チンボスと子分を車と壁に挟んで無惨に潰し殺し、残りチンビラもその場で全滅させました。話が早いです。とネットの記事でも書いてました。

 

すると次は、それを聞いた実兄の総親分は、明日に、奴を殺すぞと、屋敷ですやすや寝てると、当然デンゼルはその前の夜に屋敷に現れ、頭撃ったり、頭にナイフ突き立てたり、殆ど首斬り落としたり色々して、チンピラ子分どもは全滅させます。デンゼルは、いつも来るのが一歩早いのです。

 

そして、最後の兄ボスには、違法麻薬をたらふく飲ませて「お前は6分後に心臓止るだけ飲ませた」と言って、ボスは這って外へ出て息絶えました。と、そう言う話でした。結局それまで、村人達を苦しめて来た、ギャングチンピラヤクザ一団を、座頭市が如くに、一人残らず成敗してくれて、ありがとう言う話でした。

 

村人は喜び感謝して、盛大な祭りの行列に、デンゼルも参加して、贖罪を乞う話だったと思います。CIAの女性が情報提供したり、されたりで活動してました。デンゼルは、元DIA国防情報局の職員でした。親しくなった村人達は、近づい来た若い女性も含めて、殆ど物語には関係しなかったです。

 

またシリーズ原点の、そこらの手近の道具で殺すパターンは、今回はよく分らなかったです。やってたのかな?見知らぬ敵米国人に組織を全滅させられて、ボスは最後まで「お前は誰だ」とプレデターのように聞いていたのでした。