「エイリアン:コヴェナント」 | 定年後の風景

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2017年米国英国合作をアマプラ375作目となります。リドリー・スコット監督のエイリアンものは見たかも知れないので、本道のエイリアンシリーズで無いものは印象薄くて、最後まで見たかも知れないと警戒しながら見ないといけない弊害があります。

 

また、本道もそうですが、さらに一層評価もバラつきあります。何でこう言う副作を作って行ってるのかよく分りません。何かこう壮大なエイリアン世界の構想を完成させようとしているのか、単なる興収のためだけなのかよく分らないのでした。

 

しかし大体は金掛かってるもの多くて、その割には興収は悪くて、やっぱり何かこうエイリアン世界の構築と言う願望があって、それを副シリーズで以て完成させようとしてるんですかね。副シリーズには「オデッセイ」「プロメテウス」と本作があります。

 

この内、これまでに見てブログ書いたのは「プロメテウス」だけだったと思います。いずれも2000年代の新しい作品で、テレビで見てブログには書いてないものは無いと思います。今ネット見ると、大金かけてそれなりにヒットはしているようですが、評価は今一もあるようです。

 

WiKiには「2012年公開の映画『プロメテウス』の続編であり、1979年公開の『エイリアン』の前日譚として製作されたシリーズの2作目である。」とあります。う~ん副シリーズは主編エイリアンの前日譚シリーズとありますが、後日譚のように思えますけどね。

 

主編はかなり素朴な感じがするんですけどね。乗り組み員とか船内設備がねえ。プロメテウスは思い出すと、これはエイリアンと人類そのものの創成の話で壮大でしたな。殆ど憶えてないですが。今自分のブログを最後まで読み直すと、思い出しましたよ。

 

結構面白かったですね。感動もしてて見応えもありましたね。かなりの無理はありましたが、例によって面白ければそれでよいのです。まあそれで、本作はそこまで壮大ではありませんが、まあ言えば流れはプロメテウスにそっくりで、違うのは人類創世記にまで話が至らないくらいですか。

 

自分としてはプロメテウスの純然たる続編が見たかったですけどね。それとWiKi見ると続編2作目とありますが、本作は「オデッセイ」の次作となっており、続編3作目となると思うんですけどね。ああややこしい。副編は内容憶えにくいですしねえ。

 

ちょっと待ってね。オデッセイはマットデイモンの「火星の人」で、オデッセイと言う作品は無いですねえ。ああややこしい。これはもとにしたネット記事が間違ってるようで、もうこの事は考えないことにしましょう。

 

それでまあ本作は、2千人の入植者を冷凍睡眠で運んで、適切な入植惑星を発見して、そこに入植させる任務を負った、超巨大恒星間飛行する、多分民間の20人程の乗組員の話です。例によってアンドロイドの新生ビショップも居り、新リプリーも居ます。

 

エイリアンはさらに進化したCGで優れて描かれていて、新形も出て来ます。同じ卵も出て来て、同じようにフェイスハガーに襲われ、同じように胸裂いて出て来て、同じように成長して割と巨大になるのも皆同じで、最後に宇宙に放出されて死ぬのもエイリアン2に似てました。

 

但し全般にグロ度は増して、血飛沫多めで血だらけになってました。そしてまあ、映画は同じように新惑星を発見して、しかし今度は入植地を探して探検して、未知の惑星を調査すると言う、正当な目的にあった任務してます。1作目のように貨物運搬してる途中に業務外で立ち寄るようなことはしてません。

 

(以下ネタバレします)地球とそっくりと言いながらも、例によってムッチャ無防備で、ヘルメットや防護服も無しで惑星を探査してると、やっぱり今度は未知のウイルスに襲われつつ、エイリアンの卵も見つけて、これは何やと言ってると、忽ち襲われて、体内でエイリアンを成長させます。

 

そして、そのまま何ら防疫無しに着陸船に侵入させ、はたまたそのまま2千人の乗る本船に戻って、ウイルスとエイリアンそのものも本船に持ち込んでしまって、勿論襲われて、戦って、最後は新リプリーと新ビショップの二人で成長エイリアンと船外で最後の決戦します。

 

そして、宇宙重機でバラバラにしてシバキ殺して、新リプリーは無事に本船に戻って、新ビショップに助けられて、ああ良かったとなった後で、実は新ビショップは既にエイリアンの幼虫に犯されていて、新リブリーは冷凍睡眠機で多分殺してます。

 

そして、ふっふっふと、一人ワーグナーかけながら、口からエイリアンの卵2個出して冷凍保管して、次の未知惑星目指して、ひとり無休で任務続けるラストとなってます。アンドロイドの新ビショップもウイルスとの合体かにより、人間に近い進化により、感染によって既にエイリアンと化しているのでした。

 

尚、新惑星に生き残りのアンドロイドの新アッシュが一体居て、活動続けてて、今回の隊員らと過ごしてたのでした。多分この生き残りアンドロイドが、ウイルスエイリアンとなって、前の人類探査隊と移民者を皆殺しして、エイリアンを繁殖させてたのだと思われました。

 

それで、探査隊の新ビショップと戦って負けたようでしたが、結局ウイルスエイリアンに負けてて、新ビショップはアンドロイドながら乗っ取られていたと言うことだと思います。まあファンのために作ってるような続編なので、新解釈を追加してたかも知れませんが、それまでの作品の類似シーンが多過ぎる気がしました。

 

作品としての絵柄はよく出来てるとは思いましたけどね。船内の計器板やセットは美麗で壮大で、よく出来てました。超巨大移民船のCGもよかったと思います。これで製作費97億円、興収240億円とあり、相変わらずファン多くて満足するようです。増々利益上がって増々作りますねえ。

 

案外リドリースコットも、製作には満足してるように思いますね。必ずしも製作会社の意向だけでは無いようにも思えます。新型パルスガンもちゃんと出て来まっせ。今度はAUGブルパッブベースの様です。スマートガンやその他の武器は出てないようでした。