「アウトドアの醍醐味:登山の身体作りとフル装備と」
以前、登山やキャンプなどのアウトドア活動をする時、
様々な装備に身を固めてフィールドに入って行くと、
独特のヤッてる感がある、と書きました。
その記事を書いたのは記録によると2021年4月なので、
医療ダイエットが進んでいた頃であり、
まだ登山やランニングを再開する前の時でした。
かつての私の登山やキャンプ、あるいはツーリングは、
特に自分の身体を鍛える事などしないで、
若さに任せた行為だったと今になるとはっきり分かります。
全く身体を鍛えていなくても、
若さとは便利なものであり、
それなりにアウトドアギアさえ扱えれば、
登山でもキャンプでも何とかなってしまいます。
しかし老いてからする場合、
それなりの技術と体力が無いと、
アッと言う間に敗退するばかりでなく、
登山に至っては簡単に命を失う事態になってしまいます。
私は、2021年の5月からビリーズブートキャンプを開始し、
その後は7月に体重を20kgくらい減らせ、
医師から食事制限、飲酒制限も解除されて、
それまでの様々なヤバい病気をギリギリ回避出来たのであります。
そうしてその7月に、せっかく手に入れた健康なのだから、
マラソンと登山を復活させる、と決意したのであります。
当初は「横浜市都筑区の遊歩道25kmを走れるようになったら富士山に登る」と言うものでした。
今回書きたいのは、
かつての鍛えないまま若さと勢いでやっていたアウトドア活動と、
現在の鍛えてからヤるアウトドア活動では、
面白さが桁違いに楽しいと言う事なのであります。
自分の身体を戦略的に鍛えて行くのでありますが。
例えば、富士登山に目標を設定した場合、
「継続的な筋トレ」「継続的なランニング」「事前登山」を戦略の基本にしまして、
8月に富士登山実行日とすると、
前年12月までにフルマラソン42.195kmを走り、
翌3月までに再度フルマラソンを走ると、ランの目標を立てておきます。
そうして地道なジム通いと自宅トレーニングで筋肉の増強をして行きます。
筋肉の状態が良い時にフルマラソンを決行し、自分の体力の基本を確認する訳です。
そうして4~5月に事前登山をして登山特有の動きに慣れておく、と。
6月以降の低山登山やランニングは暑さが危ないので、
ジムや自宅トレーニングをメインにして、
特にジムのトレッドミルやクロストレーナー、クロスオーバーを多用して、
強度の有酸素運動をしっかりとします。
自宅トレーニングでは7月ギリギリまで、
地獄の8分HIIT、超地獄究極ランジスクワットもしっかりこなして、
徹底的に追い込みにかかります。
医師の指示体重マイナス1~2kgくらいの、
最もパワーがあり、しかし身軽な絶妙な体重をキープ。
8月に入り、登山実行日の1週間前からはハードトレーニングは中止。
ストレッチと軽度な筋トレで体力の温存とパワーのキープを図ります。
そうして登山前日から大量の糖質を摂取し、
特に実行前は甘い物までしっかり食べて、
もちろん富士登山実行の時は、1時間ほどの高度順応を行い終えたその時、
血糖値をマックスまで上昇させた瞬間に登山を開始する訳です。
フル装備で。
この時の、鍛え上がり、充分に仕上がった時に着装する様々な登山装備をキメた時。
若い頃の若さに任せた装着感とは比較にならないくらいの「ヤッてる感」があります。
これはとんでもない快感です。(笑)
が、が、が。
若い頃とは比較にならないヤバい富士登山は、
ここまでヤッても獲れる保証が全くないのがまた実に面白かったりします。
昨年の富士宮ルートは終わってみるとまあまあ楽勝でしたが、
初日の超絶急登の前に、フルマラソン能力を持ってしても、
元祖七合目で足が攣りかけると言う恥晒しな事態に。
まあ、フル装備の1つ、芍薬甘草湯によりかわして、
登山続行、富士宮ルートで一番ヤバい八合目への超絶急登は、
腕力で獲りに行った経緯があります。
脚力を温存しながら、上半身筋トレの成果で、
トレッキングポールを最大限に利用。(笑)
ここまでヤッても登れる保証が全くないヤバい登山の世界。
富士山御殿場ルートやら丹沢主脈縦走やら北アルプス表銀座縦走やら。
戦略的に徹底的に鍛えてフル装備で臨み、
それでも出来るかどうか。
うん、楽しいな。
恐いけど。(笑)
ともかく、フル装備感、好きだ~♪♪(笑)
余談:
長距離ランニング中、富士山や丹沢山地が見える時がよくある。
あるいはジムに行く途中に見える事もある。
燃え方、ハンパない。(笑)
あそこに行くのだ、と。
(^ν^)