能勢電鉄 平成30(2018)年4月7日(土)撮影 | ふなたんのブログ

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平成30(2018)年4月7日(土),3月から営業運転を開始した能勢電鉄7200系を撮影するために能勢電鉄を尋ねました。目的の7200系を撮影出来たほか阪急電鉄から譲受した5100系4両編成で唯一のパンタグラフ1基搭載の5108編成など撮影したかった車両を撮影する事が出来て嬉しかったです。

 

▲7200系7200編成,「普通 川西能勢口」行。7200系は阪急電鉄より譲受した7000系(先頭車両:アルミ製)と6000系(中間車両:普通鋼製)からの改造車両で構成された能勢電鉄の新形式車です。平成30(2018)年3月19日(月)から営業運転を開始しました。

 

妙見線畦野駅-山下駅間にて

 

▲7200系7200編成,「普通 日生中央」行。7200系は能勢電鉄投入にともない,ワンマン運転化,制御装置をVVVFインバータ装置,客室内装変更などの改造が行われています。能勢電鉄初のVVVFインバータ車両です。試運転時には無かったマルーンと屋根肩部のアイボリーとの間に金色の細帯・乗務員室後ろの側窓下に「N7200」のロゴが営業運転開始時に追加されています。

 

妙見線鶯の森駅にて

 

▲7200系導入をアピールする特製ヘッドマークが川西能勢口駅で行われた7200系運転開始記念イベントの3月18日(日)から7200号車・7250号車の前面に掲出されました。ヘッドマークには7200系イラスト入りですが,7200号車・7250号車の車両番号がそれぞれ描かれています。

 

妙見線畦野駅にて

 

▲5100系5146編成,「普通 川西能勢口」行。平成27年度に阪急電鉄から譲受した5100系5146編成は阪急電鉄時代に大規模更新(制御装置更新,冷房装置・空調制御・CP(コンプレッサー)交換,車内:荷棚・灯具交換,乗降扉の窓を上下に拡大,日除けのロールカーテン化(引上式),非常通報装置・乗降扉開閉予告装置・LED式車内案内表示器・車椅子スペース(5146号車・5677号車)の設置,内装の色調は濃い茶色・妻部と扉はより色の濃い木目デコラ)が施工済みで,能勢電鉄入線にともない,ワンマン運転化改造・ロールカーテンの交換・種別行先表示器のカラーLED化・前面下部覆い(排障器)取付・編成中間車だった5147号車の運転台整備・種別・行先表示器新設などが行われ,平成28(2016)年1月18日に営業運転を開始しました。

 

▲5100系5108編成,「普通 川西能勢口」行。1500系取替用として平成28(2016)年度は阪急電鉄から5100系5108(4両)編成+5142(2両)編成5124編成(2両)編成を譲受し,4両編成1本・2両編成2本として阪神車両メンテナンスで改造工事を行い能勢電鉄へ入線しました。改造工事内容はこれまで投入された5100系と同じですが,種別・行先表示器は幕式となっています。

5108編成は長らく中間運転台だった5109号車は能勢電鉄への譲渡を機に運転台の整備・表示器の設置工事が実施されています。これまで能勢電鉄へ譲渡された5100系は保安面を考慮しパンタグラフ2基搭載車でしたが,5108編成は種車の関係からパンタグラフ1基搭載となっており,能勢電鉄4両編成の車両では初のパンタグラフ1基搭載となります。平成28(2016)年6月6日より営業運転を開始しました。

 

以上2点,妙見線滝山駅-鶯の森駅にて

 

▲5100系5124編成,「普通 日生中央」行。山下駅⇔日生中央駅・妙見口駅間用として使用されていた1500系2両編成(1550編成・1560編成)取替用として阪急電鉄5100系を譲受し阪神車両メンテナンスで能勢電鉄向け改造工事を行った5124編成(2両)は平成28(2016)年6月23日から営業運転を開始しました。塗装は1560編成を引き継いだ白色と青色のツートンカラーの自社50形の復刻塗装車両となっています。車内内装は濃い色の木目調となり,1550編成・1560編成と同様に能勢電鉄の懐かしい写真が展示されています。

 

日生線山下駅にて

 

前面下部覆いが取付られて印象が変わった1700系1756編成,「普通 川西能勢口」行。1700系は平成29年2月から前面下部覆い取付が始まりましたが,平成29年3月18日のダイヤ改定により平日と土曜日の朝に運転されていた「妙見急行」,土曜日朝に運転されていた「日生急行」が廃止となり,車両運用が減ったため1700系1751編成と175編成が1700系では初めてとなる廃車となり,平成30(2018)年3月19日(月)から営業運転を開始した7200系により1700系の取替が行われると思われます。

 

妙見線山下駅にて

 

▲1700系1752編成,「普通 川西能勢口」行。1752編成は,兵庫県川西市出身の西野亮廣氏の絵本「えんとつ町のプペル」に関連し平成30(2018)年3月17日(土)から能勢電鉄沿線の多田神社で『えんとつと町のプペル 光る絵本展in兵庫川西』が開催されました。それに合わせ平成30(2018)年2月6日(火)から3月31日(土)まで1752編成を用いたラッピング電車「えんとつの町のプペル電車」が運転されました。運転終了後はヘッドマークは取り外され,車内広告は通常のものに交換されましたが,ラッピングは残され運転されていました。これは1752編成が7200系7200編成による置換で廃車予定の編成で,ラッピング撤去費用を節約できるとの配慮から選定された経緯があります。

 

妙見線滝山駅-鶯の森駅にて

 

▲7200系7200編成,「普通 日生中央」行と1700系1752編成,「普通 川西能勢口」行が日生線山下駅の日生中央駅寄りで離合します。7200編成は1752編成からバトンを引継ぎ能勢電鉄での活躍が新たに始まりました。1752編成は7200編成に後を託して平成30(2018)年5月に廃車となりました。

 

日生線山下駅-日生中央駅にて