またじわりと…、いや、急激に“新型コロナウイルス感染者数”が増えてきています。第7波などと言われていますが、第6波の時以上に、“感染者数”が増えても“重症者数”の増え方は鈍いわけでして。
そういえば、ワクチン接種の話はよく出てくるのに、どこかの製薬会社が「開発中」である飲み薬
の話が全くといっていいくらい出てこないのが、不思議を通り越して不可解ですらあります。ホントに開発に苦労しているのかもしれないけど、これがあればインフルエンザ並みに整理できそう…な算段ですし、何より面倒さが緩和されるはず。。。
もはや、わざと伏せて、国民の不安感を煽ってるんじゃないとさえ思ってしまうのは、ちょっと不謹慎でしょうか。
新型コロナの変異株にあらゆる物の値上げや急激な円安、春先から続くロシアのウクライナ侵略、さらには安倍元首相の銃撃事件(これは“あってはならないこと”ですが)と、とかく目まぐるしく状況が変わってしまう2022年7月であります。しかし、ここには変わらないほっこり感と、揺らぎない信条が息づいておりました。
ということで、小野亜里沙さんのソロ公演。もうちょっと正確には“チームあり子さんのソロ公演”という感じ。サポートメンバーに、当日記でもよく登場されるギタリスト高田慶二さん、さらにベース渡邉裕美さん、パーカッション山本直樹さんがつく4人編成のステージです。
このようなおあて…いや、ランチタイムを過ごしたのちに、
まずは黒いドレスといういでたちで登場されます。シックな装いに身を包まれているせいかどうかは別にして、どちらかといえば一気に駆け抜けるようなステージ。時折お茶目なところは見せつつも、相当にシリアスな雰囲気が漂います。このような舶来もののグランドピアノの前では、厳かになるという感じでしょうか。
後半はベージュのワンピースにイメージチェンジ。
明るい色調のお衣装になったからなのか、しばらくは何かのスイッチが入ったかのごとく、お茶目さの方が目立つ感じになっていきます。
あ、もちろんうたは真面目。カバー曲も含めて本当にセットは真面目。
ですが、合間がだいたいサポートメンバーをいじる方に向かうのが、前半とは変わった点(笑)。
まぁ、自称“エロジジイ”な高田さんをはじめとする、お茶目さも兼ね備えたオジサマ方がサポートにつきますので、こういった部分は織り込み済みではあるのですが。どちらを指して“手慣れた扱い”というべきか
そして、締めが近くなると再びメッセージ性を強めていきます。
「うつむいた先に」から1曲はさんで「ありがとうは奇跡の言葉」で締める本編最後の部分は、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大状況を気にしながらという状況下では、まだまだ“対面でライブができること”自体への感謝が前面に出てきます。それがあったうえでのいろいろな想いがのるセット。一つ一つの演目に更なる重みが加わるところを見届けることに。
そのメッセージに、久々に観る「ダブルアンコール」で応える客席(セットは「君は僕に空をくれた」→「たった一度の夏に」)。こういう場面が本当に奇跡で成り立っていることを示すかのようでした。
そんなわけで…
どのお姿の亜里沙さんも、揺るぎない軸に基づくものということを、あらためて認識。
「変わらないこと」が“≒停滞”と取られがちな世相ですが、こういう場は「変わらず楽しいもの」であってほしいところですし、普遍的に「メッセージをやり取りする場所」でもあります。
そういう場所に定期的に身を置くために、1か月後のチケットを1枚お持ち帰りにしました。これからも、ずっとほっこりする空間とメッセージのやり取りができる場所が続いていきますように。
ありがとうございました。