愉快な仲間と … 岡田茜さんラスト4 その3「Thank you loved ones」10/2 | まるゆいのおと日記(ですよ)

まるゆいのおと日記(ですよ)

本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
※コメントは承認制にしております。ご了承くださいませ。

送り出しの儀式が、このひとの場合はやっぱり必要で。


ということで、本稿、そして次の稿は、10月最初の週末をもってそのお姿を畳まれてしまった、おかねさん札束…あ、いや、岡田茜さんのラスト2days@横浜mint hallであります。ゆかりのある演者さんが、1日目は全員ステージに上がり、2日目のラストステージは茜さんのワンマンをみんなでサポートするという趣向です。

その“ゆかりのある演者さん”。茜さんの周りの演者さんとあれば、「ゆかいな仲間たちてへぺろ」と呼ぶ方が合ってそうな気がしますが、このような方々です。






この6組が全てステージに上がる1日目。10月に入ったこのタイミングで、新型コロナウイルス感染拡大に伴う「緊急事態宣言」が解除され、まだ座席は定員の半分程度ではあるものの、ドリンクカウンターでビールをオーダーする聴衆の姿も見られました生ビール。もうちょっと「緊急事態宣言」とか「まん延防止重点措置」等々にメリハリがあったら、ひょっとしたらこのような2daysではなく、もっと純粋な“お祭り祭”だったかもしれないのに…と筆者個人的には思いますけれど。まぁ、たらればの話をここで延々としても仕方ありませんので、ゆかいな仲間たちがどのように送り出していったか、しかと見届けることにいたしましょう。ステージの上には、グランドピアノが存在感を出しています。


定員の半分がちゃんと埋まった状態で、1番手の演者さんは野崎万葉(ひろは)さん。トレードマークという黄色のドレスに身を包んでいらっしゃいます。まずは、ピアノの弾き語りスタイルで「想いを君に」。そしてハンドマイクスタイルに変わると、カバーで「童神」。途中のMCは、少々おとぼけぽかったりもしますが、当日記初出の頃と比べると、本当に堂々としたステージングへ進化。可愛らしくもあり、凛々しくもあるという感じですキラキラ
この日は、茜さんと一緒、そしてそれ以外の方々の誰かと一緒という曲が、必ずセットに入っています。Ailaさんと前田有加里さんをステージに呼んで、“年上の妹”に踊らせる?「いつだって私のヒーロー」でかわいらしく盛り上がり、茜さんとのハーモニーが鮮やかな「誓い」で、さらに凛々しさを増すという具合。特に、何度も書きますが凛々しさは一気に印象的なレベルに上がった感があります。もっとも、茜さんで印象に残ることといえば「鬼の物販!!」と、“妹”として茶化すところも忘れてはいませんでした(笑)。


続いての登場は伊藤さくらさん。本来はギターを持つスタイルですが、この日はピアノ弾き語りの「It's all right」からスタート。時折あるようですが、やはり珍しい光景をこのステージに持ってくること自体が、特別なものであることを示しているようです。湿っぽくならないよう、2曲目には「ペンギンデイズ」と、努めて明るい曲を並べてきますアップ
さくらさんと茜さんの組み合わせといえば、当日記でも一度登場した「イトーオーカダー」。どちらかといえば茜さんの方が乗り気だったような気がしますが、某スーパーマーケットのマークをもじった柄のトレードマークを用意するくらいですので、やっぱり気合が入ったユニットだったのは確か。お互いの酔い癖?の話等々でひとしきり漫才のようなやり取りをしたあとに日本酒、そのイトーオーカダー名義の「わかってほしい」が披露されていきます。これも最後なんだなと思うと、ちょっぴりしんみり。ただし、最後は再び明るく締めていきます。ひいらぎ繭さんと有加里さんに踊らせて、「JKP」が4曲目。


3番手にはAilaさん。サポートピアノに古賀弘史さんが入る2人編成でのステージです。
茜さんの時と同様、このAilaさんと古賀さんの組み合わせも“ほぼ漫才”。物販での“押しの強さ”も、どちらがどちらを真似たのかと思うくらい強かったりします。そうであるからか、特別な盟友という感がするステージング。お衣装自体もかなり華やかですが、2曲目の「キラキラ」の途中で新体操のリボン演技を思わせるパフォーマンスを披露されていきますふんわりリボン。「古賀さんに当ててあげる(笑)」と、やっぱり漫才っぽかったりはしますが、このような凝ったステージはめったにないわけで、ここにも特別な夜を過ごすんだという気配りが感じられるわけです。
その、盟友たる茜さんと、“みんなのいもうと”たる万葉さんによるハート形の振りが付いた「好きだ」で、セットは締められていきます。年代としては万葉さんと茜さん・Ailaさんの間には幾分かのギャップがあるはずですが、このゆかいな仲間たちの間では、どうやったら楽しませられるかという共通項が、きっと伝承されていくんだろうなと思わせてくれますウインク


4番手の登場は、茜さんとのユニット「Yukane」も組まれる前田有加里さん。サポートピアノに岡島さんを招いた2人編成です。
こちらもまずは“お楽しみから”ということで、さくらさん・万葉さんとの3人で「カメラ小僧」。

  • こちらの曲は撮影可カメラですので、ささやかですが雰囲気をどうぞ…







そして、茜さんがステージに上がってYukane名義の「Show girl」が2曲目。当日記での“前回の茜さん”だった9月20日@二子玉川の際に相当大変だった“腰痛”は、この時点でもまだ怪しい感じ…。本来よりも若干おしとやか?に進むYukaneとしてのステージが、ここで繰り広げられていきます。

ここまでに出てきたユニットとは異なり、Yukane名義での音源が出ている等々、一段と深いつながりがある有加里さん。3曲目には「田鶴」(たづ)。あなたの幸せを守りたい…という想いを持って登場するセットに、やはり関わる人々みんなが感じるエールと一抹の寂しさが交錯する感じがありますキラキラ。まぁ、これほどまでのハードランディングをもってお姿を畳まれるわけですから、本当に事態を呑み込むには少々の時間を要するのかもしれません。もっとも、めそめそという感じではないのもまた確か。有加里さんの締め曲は「前田製作所」で、再び空気感をアップ調にしていきます。


トリ前の登場はひいらぎ繭さん。
当日記では何度も言及してきたように、繭さんと茜さんの当日記での初回登場は同じ日で、「天然祭り」と称するぶっ飛んだステージてへぺろ
それだからか、繭さん、結構な勢いでボケを仕掛け…?

あ、いや、ダンサーとして出てこられるひとを間違えたんだね(笑)。
爆笑の雰囲気で当日記に現れた方々のラスト共演は、これまた爆笑で締められていく感じでしょうか^^
ちなみに、繭さんから見て、茜さんの“物販の押しの強さ”は「スリル」らしい…

もっとも、間違えたのは茜さんと有加里さん。。腰がいまひとつの茜さんは、間違えられた有加里さんにダンスを託し、繭さんが弾くピアノの椅子に一緒に腰かけて遊んで…?、いえ、一緒に歌っていましたとさ(笑)。

一方で、お互いのステージングや心意気、想いをリスペクトしているからこそ、このような“爆笑”のステージが成り立つわけで。“新曲”と称して茜さんへのはなむけの唄が披露されていくとき、やはりこみあげるものがあったようで。筆者にとっても、この組み合わせがもう最後なのかと思うと、寂しさは感じます。。



そして、満を持して茜さんの登場。Ailaさんのときと同じく、サポートピアノ古賀弘史さんとの2人編成です。

こういう時に役に立ちそうな、「明日のことは考えない!」からのスタート。とりあえずはこの果てしない明るさで何もかも抑えることができますからね。振りはほかの5人の演者さんに任せ、ご自身は座って唄うスタイルですカラオケ。最後の最後でレアな光景…かもしれません。続けて「Ignition」も、同じようなスタイルで披露されていきます。

翌日3日のラストステージに備えて、お父様が前乗りされていたそうで、3曲目、4曲目は、それぞれお父様に宛てて書かれた「東京の雪」、お母様に宛てて書かれた「いちばんの味方」。本当のラストの前に、まずはご家族への感謝の意を込めた感じになるでしょうか。一度はけたあとの5曲目(アンコール相当)は、再び6人そろって「恋するマルガリータ」。努めて聴衆へは明るい締めでこの日のステージを結んでいかれますアップ


「仲間の活動はまだまだ続きます。これからもよろしくお願いします…」

ステージ上で場内に語りかけた茜さんのことば。現在、久々に落ち着きを見せ始めてはいるものの、おそらくはコロナ禍がもたらした葛藤や熟考せざるを得なかった状況からすると、本当に重みのあることば。。
相当長い間、「不要不急」とまで言われ続けて、動揺しない演者さんなんて多分いないはず。今の状況が、そのような時期を乗り越えて、それぞれの演者さんが導き出した、それぞれの最善の答えであることは、心しておかねばなりません。


そんなことを考えながら、ついに迎えるラストステージ…であります。こちらは次の稿で。。。