いまもってみずみずしく 新津由衣さん Ethereal Pop3 わたしの呼吸@11/16表参道 | まるゆいのおと日記(ですよ)

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本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
※コメントは承認制にしております。ご了承くださいませ。

相当久しぶりの(過去の当日記をさかのぼると、およそ2年ぶりのようです)、勝手に名付けた“RYTHEM祭り”ルンルン。後半は、ゆいさんこと新津由衣さんのワンマンライブであります。

#なぜ“RYTHEM祭り”なのかは、一つ前の稿をお読みくださいませ…


なんだかんだと、1年半近くご無沙汰してしまっておりましたアセアセ。現在のご本名である「新津由衣さん」名義のパフォーマンスは、4回目になりますが、ワンマンとなると今回が初めて。ようやくにして現時点での集大成を観る日がやってきたことになります。あ、もちろんこれからも続いていく物語ですので、あくまで途中経過を確かめにきた…になりますけれど。




会場は青山通り沿いにある、スパイラルホール。
もちろん、ビルといえばその通りなので、エレベーターはついていますが、螺旋状の階段を登っていくと、その階段に沿ってあれやこれやのお店、そして商品という名のオブジェが並んでいます。建物自体のデザインは至ってシンプルなものですから、そのなかにあるものがよく映える感じです。

そのビルの3階が、会場のスパイラルホール。先ほど書いた通り、ホールエントランスもシンプルな作りをしています。
オブジェを通して見える表参道の街並み…




渋谷とはまた違うおしゃれさがありますねウインク。モテない君にはいつまで経っても「へぇー、すごーい」な光景かもしれないけど(u_u)



場内は、ファッションショーのランウェイハイヒールのごとく、細長くのびた舞台の上に、所々、トイピアノや小テーブル、そして本丸ともいえるNORDの赤いキーボードが鎮座しています。そして、頭上には天体なのか雪なのか、白くてまるいオブジェが吊るされ、さらにそれを白くカバーするがごとく、スリット状のオブジェで覆われています。
客席は、この細長くのびた舞台を両側から挟む形で配置。上手側にはサポートミュージシャンのエリアがありますが、あくまでも開演前にはあまり目立たないような演出がなされています。

そんなわけで、当日記筆者は、入口から見て左側の中程に陣取ります。若干下手側、小テーブル~トイピアノの間にあたります。実際、このランウェイをいっぱいに使い、しかしとっても丁寧なステージが、目の前で展開されていきますキラキラ

このような、全体感が至ってシンプルなところに、さらに真っ白でふわっとしたお衣装という、輪をかけてシンプルであり、かつ華やかでもある出で立ちで、由衣さんが登場してきます。
Neat’sさん名義を経て、現在の本名名義での活動になってからは、意外なほどにキャッチーな曲があったり、ゆったりとした曲でも、その多くが心の中や考え方そのものを曲にしたようなものという印象。ご自身も一緒に楽しもうという気概が感じられますねグッ

セットリストはこんな感じ。




単にセットを並べているのではなく、この空気感自体を味わって欲しいというところが垣間見えます。
横に添えられている絵がそのようにさせているのかもしれません。

そして、この日のテーマに掲げられた、「(由衣さんの)あたまのなか」という場所で、聴衆と共有されたのは、曲という子供が生まれるプロセス。途中、“ゆい語”、つまりはまだちゃんとした歌詞に落ちる前の状態の曲が、そのままの状態でランウェイ上で奏でられます。まだRYTHEM名義だったころから存在したはずの“妄想シート乙女のトキメキ”というのも健在で、いまもここから数々の子供たちが生まれているわけですね。

LOLAとIDEAという、2曲のうまれたての子供たち。
やはりというか、生まれたて、そして最もネイティブなコトバで唄われるときのお姿が、最も生き生きとしている感がありますふんわりリボン。表情がどことなく違っていて、まさしく笑顔でパフォーマンスを繰り広げられます。
たしかに、これを日本語で…というか、どうやって普遍的なものとして伝えていくかというのは悩みどころの一つなんだろうと思います。ご本名名義になってから、この2曲のようなウインク笑顔をどうやってピュアなまま届けるか、ここに現時点でのベストを見出されているのではないかと。

そして、「守りたいものはなんとしても守る!」という強い意志も、おそらく十数年の活動の中で最もはっきりと言い切ったのではないでしょうか。本編ラストの「だからぼくは」は、そのことを唄った曲。優しさとは何だろう…と、実生活でも考えさせられる感じがしますね。


来春、ここよりも一回り広い場所でのワンマンが決まったと、この場で発表されました。
もちろん、そのころにかけて、また曲という名の子供たちを生み出しながら、歳月が流れます。
女性のお歳は数えちゃダメ…とは言いますが、こと、このひとに関しては数えたくないなぁ。。。というのが正直なところ。いや、ちゃんと数えれば三十路も…なわけですが、ほんとうに瑞々しさがかつてのRYTHEMのころと同じように感じられるのですウインク。今回もそうでしたし、また次もそうなんだろうなと。その雰囲気こそ、このひとが生み出す曲に込められた魂のように思えたのでした。

ありがとう、そしてこれからもよろしくニコニコ