ずーっと曇ってばっかり…という、ある意味梅雨らしい梅雨があとちょっとで終わろうとしています。もっとも、最後に”台風”というおまけがつくという予想らしく、梅雨が終わる前にもうひと雨、という感じですね。
さて、当日記では、こちらの小雨日和シリーズ以来、半年ぶりの西山小雨さんであります。
(2019年1月19日@大塚)
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世の中は参議院選挙の投票日だった、21日は日曜日の夕方。場所は上野公園…
公園ということで、屋外でのパフォーマンスですが、いわゆる”路上ライブ”というのではなく、このようなちゃんとしたお祭りのゲストとしてのご出演であります。
なんでも、日本文化の紹介のためのお祭りらしく、本来のターゲットは外国からの旅行客のようです。出店では、結構な割合で日本の伝統工芸品を扱っていたり、着物(蒸し暑いので、浴衣でしょうか)を着た店員さんがいたり、はたまた片隅のスペースで大喜利をやっていたり…と、あちこちでこれこそ日本と言わんばかりのものが並んでいます。
もっとも、食べ物の屋台の中には、ケバブとかどう見ても日本のものじゃないだろう!っていうのもところどころに混じっていましたが(笑)。
お祭り自体は、この日21日の夕方6時までだったようで、夕刻、筆者が上野公園に到着したときには、すでに食べ物の類が”おつとめ品価格”になっていました。これ幸いにと、シラス焼きそばロール(ロールパンではなく、焼きそばの麺をクレープのように巻いている)とビールで、大人のおやつを食したのち、ステージエリアに出動します。
小雨さんの出番は、数日間にわたるこのお祭りのステージの中で、最後から2番目。いわばトリ前のタイミングであります。箱ライブだと時折登場するウクレレの出番はなく、全曲ピアノ弾き語りのスタイル。セットはこんな感じでした。
1、魔法のカレー
2、自転車ころころ
3、夏よさよなら
4、からすうりの恋
5、未来へ(映画「無限ファンデーション」の主題歌)
お祭りの性質上、まずは外国の方の割合が結構高く、小雨さん、曲のタイトルの説明にちょこっと英語が混じったりしています。決してササっと言っているわけではありませんが、そこがまた可愛らしかったり。その結果、このステージ、人だかりも結構な規模になっています。
本格的な夏の始まりを告げる雰囲気だったのは、ステージの内容そのものにも。全般に軽やかな曲や夏の恋や情景を歌ったものが並んでいます。ジリジリというより、まだ蒸し暑いというほうがぴったりのこの日の季節感を一歩進めたかのような感触。雨もなんとか降らずにすみました。
歌っているその後ろ側では、このような小雨さんを描いた墨絵が…。
夏らしい風情がここからも漂います。
さて、セットのところでも書きましたが、小雨さん、この夏公開の映画の主題歌を歌い、その映画にも出ているそうでして。最近の傾向として、“おと”以外のトピックも時折取り上げている当日記としては、次はその映画「無限ファンデーション」でのパフォーマンスを拝見…となりそうな。
普段とちょこっと違うお姿をということで、そのチケットをお持ち帰りにしました。
公開は晩夏の頃。どんな“おと日記番外編”となるでしょうか。