やっぱりこれは必須らしい…(笑) 谷口深雪さん生誕祭@北参道(1/13 ”いいさ”の日) | まるゆいのおと日記(ですよ)

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本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
※コメントは承認制にしております。ご了承くださいませ。

バリバリの関西人がひとたび首都圏に住むとなると、日常会話のことばづかいは、そのまんま関西弁を押し通すひとと、きれいさっぱり東京ことばに合わせるひととに二分される…と、どこかで聞いた覚えがあります。当日記筆者は、関西でもかなり端っこの育ちであり、かつ親世代は大分…と、これまた東京ことばに近いエリアとなると(いわゆる”よか”とか”ばってん”といった典型的な九州ことばの表現は、大分ではほぼ使われません)、完全に後者の部類…。

しかし、このひとの場合は、ことばを押し通すにとどまらない、貫禄…!!

…あ、失礼しましたアセアセ

素の関西人たるお姿を、ステージ上にスタインウェイのグランドピアノが鎮座する、ライブレストランでも存分に披露…されていらっしゃいました。舶来物のピアノの脇で、「まいど~」(笑)なんていう光景は、たぶんこのひとでないとできないと思われます。




ということで、ことし最初のUtaco.さん。そして先程来の”このひと”とは、こちらのような「激情物語」シリーズでの盟友である、谷口深雪さん。

(2015年9月26日@代官山 シリーズ3作目)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12078030757.html

お題は”深雪さんのお誕生日企画”。Utaco.さんのほかに、これも盟友、木下直子さん、さらにusuさんとさわひろ子さん、オープニングアクトに、今月末にワンマンライブを控える森本真伊子さんと、そこに呼びだされ?、いやかけつけた演者さんによるステージであります。

これだけのメンバーがそろっていますが、3連休の中日の夜だからか、思ったほどぎゅうぎゅうではなく、比較的ゆったりと聴く感じになりましたチョキ


まずは、開演前にオープニングアクトで森本真伊子さんが登場。こんどのワンマンライブでリリースされる新譜から「Pray」の1曲入魂のステージ。
前々日にあった深雪さんとの対バンライブの場で急きょ決定したようですが、この「Pray」は、静かなようでいて激しめのパフォーマンスで演じられる曲。その激しさと、訥々としたおしゃべりという、ふだんのこのひとの雰囲気が凝縮されたはじまりの時間キラキラ

続く本編1番手は、usuさんから。少なくとも当日記をブログとmixiとの併載にしたあとには登場されていませんので、ほぼ”お初”という感覚ですが、sugar blessingさんとコンビ「めぐめぐズ」を組む方でもあります。ひょっとしたらどこかで観たことがあるかも…(mixiの当日記内の検索虫めがねはなんと有料のオプションサービスらしいのでガーン、時間があるときにゆっくり見てみます…)
お子さん同伴(あ、ステージにはご本人のみですが)だからか、雰囲気は結構ゆるいかな。饒舌な方ではありませんが、ある種深雪さんとは逆っぽい、のんびりした空気感を醸しますルンルン。折しもライブレストランという場所柄、こういったゆったりしたパフォーマンスがよく似合う感じですね。セットは、ユニット「めぐめぐズ」の曲も結構入っていまして、これをソロで聴くというのも貴重な機会です。

2番手にさわひろ子さん。当日記ではお初な方…。伊藤詩織さんのピアノサポートがついた2人編成でのステージです。
お二人ともナチュラルな衣装で登場してきますが、30分のステージを、物語仕立てでふんわりと包み込んでいきます本。そのセット、「かくれんぼ」→「かぞえうた」→「dragon」→「真夜中」→「なないろ」の5曲。曲間はすべて(MCではなく)演劇調。最初はかくれんぼして遊ぼう…というシチュエーションだったのが、まんなかあたりでは”深雪さん、土砂降りの雨とともにさらわれる!”ときます。これは大変だ…とおもっていると、さらったはずのドラゴンにお誕生日をお祝いされ、七色の虹がかかるという、最後は胸をなでおろす落ち。上品な華やかさが場を支配します流れ星

真ん中3番目はUtaco.さん。青いドレスに身を包み、このひとではおなじみの、モチヅキヤスノリさんのピアノサポートがついた2人編成でのステージです。
かつての深雪さんとの共演であった、”激情物語”シリーズでは、もちろんシリアスではあるけれど、結構コントっぽい要素がいっぱいあったりしたものですが、この日はお衣裳が醸し出す雰囲気のとおり、実にシリアスなステージ。”激情物語”自体がもう何年も前の企画だったせいか、詩-uta-時代の「東京タワー」から始まります。Utaco.さん曰く、この日のお題は”かなりまじめ”らしい^^。
セットは、このあと「矛盾のパレット」→「レッドカード」→「Baby,baby」→「One and Only」と続く、全5曲。気づけば、Utaco.さん名義になってからそろそろ6年になりますが、深雪さんとの共演では、詩-uta-さん時代から続く、何とも言えない良き波長のシンクロが感じられるようですウインク

トリ前は木下直子さん。当日記ではおよそ2年のご無沙汰でありました…

(2017年1月8日@柏)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12238411415.html

弾き語りスタイルでのパフォーマンス。セットは、最後の「灯台」を除くと、「私を守るもの」や「うたのことのは」等々、わりと以前からの曲が並ぶもの。もう十数年ものお付き合いだそうですから、そういったリリースから時間がたって”熟成”されてきた曲に、味が出るという感じでしょうか。実際には深雪さんのほうがお姉さんだそうですが、「はじめは(直子さんが)年上にみられていた(笑)」そうで、まぁこのお二人の組み合わせも、またなんともいえない、場を和ませる力があるようですルンルン


そして、締めはやはり深雪さんご本人。一生に一度だけ使える、「39歳なので”サンキュー”チョキ」と、ベタに使ったところで、1曲目は「はじまりの色」。わりと以前からの曲ですが、ベタなネタのあとに、透明感を醸し出すというギャップは、何年たっても健在みたい。
そのあとも、やっぱり上品な曲の数々と、合間のばりばり関西弁の濃い”ひとり漫才ネタ”のようなMCとのギャップが、笑いを誘うわけでして。いや、演奏中はすごーく上品なのですよ、ほんとにリボン

ですが、

ですが…

やっぱりこのひとが主宰するところ、なんでか知らないけどこうなっちゃう^^。
本編が終わると、全員をステージに呼び出し、お盆とかスプーンとか、とか…を配りだして、強制ものボケタイム(笑)。半ばお約束のような感じですねてへぺろ。みなさんステージ上で凍り付いていましたが^^
これに即対応できたのが、意外なことにさわひろ子さん。訊けばこのひと、ばりばりの関西人だそうでして。本編の雄大かつ華やかな雰囲気からは想像できないくらい、ばっちりな対応(笑)。”激情物語”で鍛えられた?Utaco.さんも、それに続いてましたな^^。視力はえーと…メガネ

仕返し…ではなくて、本来のアンコールとは、深雪さんのお祝いと、うたでのサプライズ。深雪さんの1曲目「はじまりの色」を、こんどはほかの皆さんによるカバーで仕立てていきます。”39歳のはじまり”とは、爆笑のちお祝いという、終わってみれば超定番^^なパーティーにおさまったようです。


この一年、みなさんにいいことがありますように。ありがとうございましたぁニコニコ