それにしても、今年は日本を直撃する台風がなんと多いことか…。
ただいま24号が通過中ですが、もう、次の25号が発生して、どうやら24号の後追いで進んでくる予想のようです。これでまた沖縄あたりでくるっと向きを変えると…。来週からはもう10月なんですけどね。猛暑の夏だった今年は、台風もまた”いつまでも夏っぽい”みたいです。
台風に備えるため…というわけではありませんが、日ごろの生業でちょっとずつたまってくるお仕事やら、はたまた最近慢性的に遅延気味の当おと日記のメンテナンス等々で、今週末の出動は”お休み”の予定(近所のスーパーくらいはあるかも…)。さ、いまのうちに”遅延回復”といきましょうか。
ということで、この秋2度目の3連休だった、秋分の日あたりのお休み。その初日の22日は、今年ン回目?の横浜O-Siteさんへ出動です。当日記でもしばしば取り上げる「ふわ(o・v・o)ライブ」シリーズ。このシリーズ恒例の長~いお題には、さんまの文字が見えます…。
人間様のほうが、一足先に”秋本番!”と宣言してるみたいですね。
その、秋の空間。3連休の初日だったこともあってか、初めから結構な数の聴衆で埋まっていました。
”秋の宣言”、幕開けは八木亜由美さんから。当日記ではおなじみな方…なはずですが、この春にかけての生業上の事情等々の結果、およそ1年のご無沙汰になっておりました…m(_ _)m
(2017年9月30日@井荻)
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さて、亜由美さんのステージ。常々可愛らしいパフォーマンスを展開されていますが、この日は、いかにも秋らしい色遣いの、ロングスカート仕立てのお衣裳がひときわお似合いだったように思います^^。サポートギターの中畑丈治さんとの2人編成のステージ。定番中の定番といったところでしょうか。
まずは「秘密」からステージがスタート。このひとを象徴するもののひとつ、3拍子のバラードで幕開け。もともと映画館のつくりである場内は、この時点で本当に劇場のようになっていきます。
で、先に書いたように常々可愛らしいなぁ…と思いつつ観ているうちに、「もう11年目」というキャリアだそうでして。そうだったかなと思いつつ、いつかのワンマンが初お披露目だった、周りへの感謝を唄った「羅列」をはさむと、一応、この日のお題である”さんま”を織り込んで、「郵便受けの中で泳ぐ魚」と続いていきます。ここだけは夏が戻った感じでしたか。
後半は、これもまた最近はお馴染みのハンドマイクスタイル。「くつずれ」→「float」と、初期の曲と最新音源収録曲の組み合わせ。「float」のほうは、これまでの亜由美さんからはちょっとイメージチェンジしたような、激しめなテイスト。1年ご無沙汰していた筆者には、この「float」のスタイルが印象に残りました。うたの前後の、これもまたあまりに可愛らしいMCのテイストはそのままですから、そのギャップに少々萌えた…のはここだけの話(笑)。
2番手はkaho*さん。さかのぼってみると、ここ以来、2年半ぶりでした
(2016年3月21日@川口)
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横浜は戸塚区方面の”ご当地ソング”の持ち歌が多いkaho*さん。セットも合間もなんだかジェットコースターみたいな感じだったかも。
出で立ちはあくまでも秋らしくシックなのですが、クリスマスソングだという「冬のまほう」に、こちらは春の曲という「あの日からずっと」、…と、季節を駆け抜けるように進んでいくセット。もっとも、ステージの周りに広がる街はようやくハロウィンの飾り付けが目立つようになってきた時期ですが、これがあと1か月もたつとクリスマスの飾り付けに変わっていくわけで、確かに”駆け抜けるような感じ”と言えるかもしれませんね。
そして、亜由美さんの次…という順番のせいもあるのか、合間もよくしゃべること^^。上品な方なはずですが、結構”宣伝隊長”っぽかったりするみたいです、はい。
3番手に小野亜里沙さん。中盤に差し掛かると、聴衆の数はさらに増えてきています。
さて、こういう対バンライブの環境であっても、やっぱり亜里沙さんたるトレードマークは最初から発揮されるみたい。つまりは、「ハム子さん」バージョンのSEをかけて、場内をワンダーランド状態にしてご登場となるわけです(笑)。
そのままの勢いで「くまのぬいぐるみ」→「常夏ピスタチオ」と、場内を盛り上げる方向に進んでいきます。曲名のとおり、夏っぽい方向へ季節はいったん逆戻り…。
現実の秋にも、このような”残暑”は当然あるわけで、この2曲が終わると、季節を再び秋へと進めるセットに。「涙降る」→「君がくれたあじさい」…。曲名こそ直接秋を唄ったものではありませんが、ここはしっとりした雰囲気に仕立てていかれます。なかでも「君がくれた…」は、”決して独りじゃなく、ささえてくれるひとがいるはず”というメッセージを込めたもの。面白い亜里沙さんとまじめな亜里沙さん、どちらも大事なお姿です。
そして、ここでさらに聴衆は増え、4番目にはunconditional loveさんが登場してきます。当日記では、なぜか長期ご無沙汰であるケースが多いのですが、今回はこのように間隔5か月。よきタイミングです。
(2018年4月21日@水道橋)
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この日は、ギターとヴァイオリンのサポートがついた3人編成。ピアノがいない編成はわりと珍しいんですよ…とはご本人の談。若干のレア感を含んだステージは、濃厚なパワーをもって場内を包み込んでいきます。一応、メモをしつつ聴いていきますが、このひとの場合は、セットをあれやこれやと記さなくても、とにかく記憶に残るパフォーマンスをしていかれます。いつも誠実な唄い手さんだからこその、この感覚。これで、決め曲のひとつである「夜の語り」で締めくくられると、おしゃれな秋の夜というシチュエーションになっていくわけです。
トリ前にmarinaさん。ヴァイオリンサポートに松本有希子さんが入る2人編成のステージです。このひとも、当日記ではおよそ1年、ご無沙汰しておりました…m(_ _)m
(2017年9月3日@井荻)
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marinaさんご本人は、ギター弾き語りスタイルのかたですが、この日は2人編成のステージだったからか、ご本人はあくまでも可愛らしい出で立ち。そのままアイドルといってもおかしくないくらい^^。で、サポートの松本さんの出で立ちが、対照的にシックなものなのですが、お色が渋めのパープルで、少々キラキラとした感じ…。となると、そう、この日のお題の”さんまっぽい”と遊ばれていくことになります(笑)。あ、あくまでもお衣裳の話…です。
時折くらいの頻度でお見かけするぶんには、幾分激しめという感が筆者の中ではありましたが、可愛らしい出で立ちだったこの日のパフォーマンスは、秋らしくすこしまあるくなっています。物思いにふけるにもよき、秋という季節。唄い手さんとして最初に作った曲の「ほんの少しの勇気」を、最後に持ってくるセットに、一段と秋らしさを感じることになりました。
ラストにヒサ絵さん登場。当日記でも、もう何度も登場されている方ですが、思い出してみると、お見かけしているのは、たぶんこの「ふわ(o・v・o)ライブ」シリーズのときばっかりのような…(^^ゞ。4番手のunconditional loveさんと同じく、前回の参戦はやはり4月の水道橋でのこのシリーズでした。
全般にはしっとりしたセットでステージに臨まれることが多いヒサ絵さん。この日も「祈り」や、認知症をテーマに制作されたという「忘れてもいいよ」のように、そっと寄り添うような曲が、ステージに重みを加えています。一方で、拠点が関西であるせいか、遊ぶときは遊ぶのも、ヒサ絵さんのまた別の一面でもあるような^^。この日も、(もともと決まっていたはずの)”急きょサポート”中畑丈治さんが”遊び相手”(笑)。ほんとうはいろいろお世話になっているはずなのに、なんとな~くいじっていましたねぇ。このひととしてはさわやかなテイストの曲である「夏の抜けがら」が、2人編成のときのステージに入っていました。”しっとり時々面白い”のうちの”面白い”部分の良きアクセント。
秋はこれからが本番のはずですが、この日のステージで、今年の秋がどんな感じになりそうか、少し想像できたかな~
とりあえず、台風シーズンが早く終わりますように…じゃなかった、ちいさなことでも良きアクセントに感じ取れるような秋になるといいなと思うのでした。ありがとうございまする~。
(なお、帰宅の足の都合上、”おめあて”にした八木亜由美さんにご挨拶した時点の22時半ころで、まだ物販の混雑が激しかったため、ほかの演者さんにはご挨拶なしで失礼させていただきました…m(_ _)m)