タイトルをこんな風にしたのは、このひとがいるから…ってわけではないのですよ。あくまでも。
当日記では、「天然」とか「宇宙人
」などといったお題の時に、そのとおりに不思議空間を作っていく、繭さんであります。うしろのアルバムのポスターはたいへん凛とした雰囲気があるのですが、目の前の繭さんには、どうも(笑)マークがもれなくついてきます…
春のお彼岸の3連休の最終日(21日)、久しぶりに川口へ向かったのは、こちらのお題のステージ。
お題だけを見る限り、今回は、「宇宙人」に振ったものではなさそうです…が、真ん中あたりの繭さん→大森真理子さんという並びが、気になるところ(笑)。さて、どうなったでしょうか。
ちなみに、当日記筆者のはじめましてさんは、中西桃華さん、今井里歩さん、kaho*さんのお三方です。
毎回、それぞれに固定ファンを持つ演者さんをシャッフルして出演していただくような、ふわライブシリーズ。この日も、早くから長い行列ができています。
ステージに向かって左側のすみっこに腰を落ち着け、片手にはいいちこを添えて、しばしWaiting.そんな雰囲気の中で、まだ外が明るいうちに、1番手の中西桃華さんが登場します。
さて、桃華さん。一言でいえば、カワイイ系の唄い手さん。ギター弾き語りスタイルでして、まずはおひとりで「青空のいろどり」から。声優さんっぽい…というわけではないですが、お声にきゅんとする方のようです
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2曲目からは、サポートを加えて2人編成。青系のお衣装でお揃い。「普段よりも大人っぽいセット」だそうで、タイトルも「がくあじさいの咲く庭」「ゆうなつ」「やさしい太陽」…等々、穏やかな雰囲気のものが並びました
。
続いて、今井里歩さん。こちらはすらっとしたお姿の方であります。時折オケを使いながら、基本はピアノ弾き語りのスタイルです。
里歩さんの唄は、総じてのびやかな印象でした。事前のお写真だけをみると、もう少しはじけ飛ぶような雰囲気でもあったのですが、「あんまりそうではないですよ~」でして。ちょうど春のお彼岸のこの日、セットの真ん中あたりの、ボサノバチューンの「小鳥のメロディー」は、いかにも春がきたよという感じにさせてくれます
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さ、宇宙人の繭さん、3番手に登場。6月に自らピアノを弾き語るワンマンを予定しているだけあって(以前はハンドマイクも多かった)、この日、ご自身はピアノの前に。ギターとパーカッションのサポート男性陣を加えた3人編成であります。
「My Mother」→「眩しい季節」と、まずは順調に場を暖めていきますが、まぁ、おしゃべりになると、途端に噛むわけでして(笑)。もちろん、ステージ自体はしっかりとしたうたで締められます(ラストは最新音源から「明日の夢」)し、途中、真面目なお話もしているんですけれど、”宇宙人”を期待するひとが多いんでしょうな^^。サポート陣もそれ心得ているみたい。この日も、ネタには事欠かない一日でした
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後半最初は、大森真理子さん。なんだかんだ言いつつ、ことし最初の顔合わせ。ギターに中畑丈治さんを迎えた2人編成のステージです。
中締めともいえる4番手、最初は「ナンバーワン」→「Sky Drive」(フルートでインスト)と、賑やかに入っていきますが…
繭さん同様?に天然キャラと言えるこのひとのこと、あちらこちらにツッコミという名の爆弾を仕掛けてるみたい。曰く、最後に出てくるヒサ絵さんは、ラスボスなんだそうな^^
この箱でのステージはおよそ2年ぶりだそうでして、セットは、最初賑やかに入ったあとは、いたって大真面目。ふんわり感が漂うのでした。
5番手に登場するは、ピアノ弾き語りのスタイルの、kaho*さん。横浜は戸塚区のひとだそうでして、その関係からか、地元ソングが数多い…(テーマソングが多いのです)。一見、そうではないタイトルのものでも、地元のお店とかの名前が入っているそうな。
…そんなわけで、箱のある場所は埼玉県ですが、このひとのステージの間は、神奈川県へトリップ状態だったりします。初夏のワンマンの場所も戸塚区と、徹底してます。
トリにヒサ絵さん。当日記では、先月に続いて2回目の登場であります。
いたって関西の上品な女性…のはずですが、この日はなぜか「ラストボス」扱い(笑)。だからなのか?、しっとりとした唄と対比させるように、笑いを取りに行くMC…という構図に。
基本はギター弾き語りの方ですが、途中「サプライズ」と「不届きな思い」は、中畑さんのギターサポートが入ります。そのさまが、本当にきれいなだけに、この日のMCとの対比は際立っていたような^^
「スープを冷ますとき、ぶはっときた」になりそうな寸前で止まった感が少々致しますが(笑)、3連休の最終日は、このようにして、きれいな音とお声、ところどころに混じる笑いに満ちたものとなりました。みなさんどうもありがとうございましたぁ
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