ふだんどおりだった最後の花道 … 立石純子さん、はるのまいさん、工藤江里菜さん@亀戸(3/27) | まるゆいのおと日記(ですよ)

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本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
※コメントは承認制にしております。ご了承くださいませ。

筆者の職場の最寄り駅の海浜幕張にも、いわゆる”駅ナカ”店舗があります。3・11で一部が使用不能になったあと(液状化の影響で傾いちゃったのね…アセアセ)、復旧工事&リニューアルしたのですが、リニューアル後の2,3年の間に、2店ほど店じまいバイバイ。1つは、某とんかつチェーン店で豚、近隣のビルにもお店がありますので、これはまぁ想定の範囲内。

もう一つは、このエリアに初めてできたはずの、立ち飲み屋日本酒(厳密には、一応椅子はあるので、チョイ飲み屋…かな)。お値段が高め…ということもあったのでしょうが、筆者の個人的な所感としては、いかにも海浜幕張らしいと思う次第…ガーン。”幕張新都心”などと言われてもう四半世紀は経つはずですが、あくまでも”所用のために来る場所”であって、”用事が終わってからも遊んでいく場所”ではない、と考えるひとが多いのかもしれませんもやもや


さて、この”幕張新都心”よりもあとにできた、サンストリート亀戸。場所がらもあるのでしょうが、週末は、老若男女、多くのひとが行きかい、庶民的な雰囲気が漂いますおいで
お店に囲まれるように、ステージ付きの広場があり、そこでは、唄い手さんや芸人さんやら、いろんなパフォーマンスが地道に、ときには盛大に…カラオケ
今月末、つまりきょうの閉館日バイバイを前に、20日春分の日の奥華子さんのフリーライブに続き、最後の週末にあたる27日に、もう一度、こちらのステージに参戦してきました。




さすがに、奥華子さんのときのような巨大な人だかりこそありませんが、日曜日の昼下がりは、時折日も差して、この日も適度に賑やか晴れ。より普段の休日の雰囲気に近いのは、むしろこちらだったかもしれません。聴衆にも、”いかにも追っかけ”っぽいひとは、居るには居る…という程度。子供連れや普通にお買い物にきているひとなど、ふつうのひとびとにも、恒例行事として定着しているようでした。


筆者まるゆいは、2番手の工藤江里菜さんから拝聴です。お名前は聞いたことはありますが、当日記ではお初になる方NEW
しかし、ここでは、5年ほどやってこられて、この日で22回目!!これまで全然遭遇しなかったのが、むしろ不思議なくらいではあります。場所をもじって”カメイドリーム”と名付けたこのひとのパフォーマンスは、ソロアクトあり(ご本人は、キーボードで弾き語るスタイルです)、ギターサポートあり、さらには妹さんによるコーラスサポートありと、春らしくカラフルです音符


続いて、当日記では年始以来の立石純子さん。ここ亀戸でのパフォーマンスは、1年くらいとのことですが、この日も、ほっこり感満載といった出で立ちであり、うたであり、そのしぐさであったりします。普段着の雰囲気のあるこのステージが、確かによく似合うひと…おねがい
いや、ステージ前の広場を、コンクリートではなく、草原の雰囲気にしていくような、そういうイメージがありますクローバー。セットは4曲と、こちらは普段通り。感極まる前に抑え気味にされたのかもしれませんね。


そして、この”週末のおとの恒例行事”のラストを飾ったのは、はるのまいさん
そういえば、前回お見かけしたのもここ亀戸で、かつ、純子さんのあとの順番…(2015年11月)。ですから、直前の純子さんとは対照的なボーイッシュな雰囲気を、再び味わうことになります。衣装もパンツルックですから、なおさら…という感じ上矢印
もちろん、そのとおりにアップチューンになる場面が多いのですが、さすがにこのひとのステージをもって終了…となると、前回よりも幾分しっとりとしていますキラキラ。”次”はないということが、否応なく分かるわけで…。


それぞれ、ステージ後にお話をきいてみると、演者さんにとっても、みなさんに知らしめる貴重な場…。ここから始まるつながりもあったはずで、それが消えてしまうことへの想いが、異口同音に感じられたわけです。それは、聴くほうも同様の感覚…。普段の生業もありますから、いつも浸れているわけではありませんが、そういった場が一つ姿を消すことには、寂しさを感じます。


あくまでも、ふだんどおりの姿で、ふだんどおりに地道で、かつ楽しい演者さんを迎えてのラストイベント。最終回も”ふだんどおり”だったのが、サンストリート亀戸のステージらしい花道だったのかもしれません。



再開発のあとにも、こういった場ができますようにキラキラ