…のような気がする、今日この頃であります。
まだ9月は前半であるにも関わらず、すでに通勤には長袖シャツを使う日も増えてきています。晴れていても、もう日陰は風が涼しい…
さて、秋の訪れを感じさせるもの一つに、やはりこれがあります…
アツアツの焼きさんま。傍らに用意したビールも進みますね。
しかし、これを食した場所はこちら…
ということで、「チャイナスクエア」の名前のとおりの中華料理店。火鍋などと、いかにも中華料理屋っぽい宣伝文句も見えます。しかし、出てきたのは、見ての通りの焼きさんま。
さらに、ほかのメニューはというと、こんな感じ…
もはや、「杏仁豆腐」の名前にその片鱗が見えるかどうか…といったところ。ということで、中華料理屋の格好をした?お祭りスペースと化した、杉並区は井荻にある、チャイナスクエアであります。そして、この日ついたお題は、そのまんま「SUNMER FES」。
「サマーフェス」ならぬ「さんまーフェス」(笑)。9月に入ったばかりということで、わりとリアルなサンマのイラストに埋まる文字は、この日のカラッとした陽気に抗うかのように、まだ夏の名残を伝えています。
さて、本題の「さんまーフェス」。さんまのにおいに引き寄せられて?集いし唄い手の皆さんは、こちらの方々であります。
このうち、marinaさん、笠井香奈さん、岡田茜さんを除く7組は、当日記ではお初であります。
さすがに、「さんまータイム」さんはいらっしゃらず(笑)、これは休憩時間…。この時間で、中華料理ならぬ、焼きさんまが出来上がるのですね。所要7時間以上の”お祭り”は、傍らにさんまwithビール、鴨ロース(燻製)withビール、…などと、昼間っからつまみとビールをたしなみながらの”旅”であります。
さて、旅のはじめは、鈴木友里絵さん→marinaさんと、きれいなお姉さんのパフォーマンスから。お二人ともギター弾き語りスタイルのソロアクトであります。ミディアムテンポの曲もありますが、総じて若さがはじけるステージ。ただし、やかましいというのではなく、華やか。オープニングを飾るお二人のステージの間、場内は結構な盛り上がりを見せていました。
3番手にはatsuko.さん。昼下がりの”大人の時間”といったところ。黒系のドレスにハイヒールという出で立ちに変わり、曲調も人生経験が少し長くなったな…といった感じになってきます。”夏”と”初秋”を行き来するこの時期を、パフォーマンスでも体感できるお時間です。
季節の行き来という点では、その次、4番手に登場された浜崎絵里歌さんは、”初秋”から”夏”に引き戻してくれるようなステージング。テンポの良い曲が多く、再び場内は賑やかになってきます。絵里歌さんのときに、この日初めて”聴衆に振り付けをさせる”シーンが登場(アントワネットの魔法)。これが結構ハイテンポでして、昼下がりに突如現れた体操の時間?でもあったりします。
”さんまータイム”をはさんで、5番手からは、梶有紀子さん→笠井香奈さん→西田夏美さんと、少し大人→ハイテンション→少し大人と、季節の行き来をうたでも体感できるステージになっています。もっとも、ひとりの演者さんのステージの中にも、ハイテンション系~しっとり系まで混じっていますが、7番手でステージに立たれた西田さんは、まだ10代(大学1年生とのこと)「年上にみられるのが…」とのことでしたが、どうしてどうして、夕方の時間帯のステージ、似合っています。
もう一度、”さんまータイム”をはさむと、そろそろ”夜の部”に差し掛かってきます。この時点で、開始から5時間。最初のほうの方は、ステージのほうも昼と夜ではしご状態だったりしますので、それとともに、場内の聴衆の密度は、幾分低くなってきます。
そんな中に、さんまを求めて?トリを務める岡田茜さんが到着。「え、空いてる」とびっくりされたのちは、さんまを食しながら”おかねさんモード”(=出番前から物販に勤しむ(笑))になっていたりします。
さ、気を取り直して?
8番手は咲絵さん。サポートピアノのゆりりんさんとの2人編成。ここまでの7組は、すべてギター弾き語りスタイルの方でしたので、がらっと”夜の部”に転換といったところ。ただし、お二人とも大学生とのことですから、うたは大人、対して出で立ちは可愛らしく、一瞬”お歌の時間”っぽくも見えましたな。2人編成もであるのも、この日最初ですので、厚みも増したステージです。
トリ前9番手は、あじあん*たむのお二人。ヴォーカルの高橋アスカさんと、ピアノ&コーラスの中田朝子さんによるユニットです。
お二人それぞれのソロステージは見たことがありますが、ユニットとしては当日記初登場であります。
音源だけは一枚持っておりましたので、そのイメージからは、かなり活発な感がしましたが、この日のアコースティック編成では、いくぶんまろやかさが増しています。ただし、途中のネタで爆笑?を誘い、大トリのこのひとへつないでいきます。
ということで、締めに登場する岡田茜さん。サポートにはギターの中畑丈治さんという、珍しい組み合わせでの2人編成です。
このひとがトリということは、普段ならば場内は超ハイテンション…なはずですが、さすがに開始から7時間というこのタイミング。なんと”ご新規さん”はたったの3人!あとは全部顔見知りの聴衆という、なんとも珍しい光景が展開されています。
それだからなのか、例によって客席側を動き回る「乾杯しよう!!」では、ワイヤレスマイクが用意され、普段よりも一段と派手ににらみをきかせる…ぢゃなかった、一段と活発に場内を盛り上げていかれます。
うたでも最後は「ワンカップが恋人」。さんまにビールで始まったフェスは、最後はしっとりと秋らしくワンカップでのオーラスとなったようです。
あ~、ごちそうさまでした