澄んだ夕空のもとで 朝倉さやさんコンサートツアー「歌で日本ば、幸せに致し候。」(7/1@大手町) | まるゆいのおと日記(ですよ)

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本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
※コメントは承認制にしております。ご了承くださいませ。

注意ツアーはこの日が初日…。9月まで続きますので、ネタバレ系の内容はなるべく避けるようにします注意

普段どれだけ関西弁を使っているかはともかく、とりあえず、近畿と呼ばれる地方で育ってきた筆者には、当日記でも時折触れるように、”虎党野球”というのは半ば宗教のようなもの。ご存知の通り、それは”アンチ巨人”とか、その親会社を含めて”アンチ読売”(まぁ、やっぱり関係あるチームを持ち上げたくはなりますし…(^-^; ね)に結びついていたりしますニヤリ
歴史的には、”東京=ジャイアンツ”に対する”大阪=タイガース”という構図の象徴であったりしますので、まぁ、いかにもな話といえばその通り。筆者もやっぱり…だったりするわけで(笑)

(あ、一応関西にも巨人ファンを自認する人は、いないわけではないのですよ。)


にもかかわらず、2017年も後半に入った、7月最初の土曜日の出動場所は、こんなところであります。






よりによって、大手町の読売新聞東京本社!!
その中にある、よみうり大手町ホールであります。新聞社持ちのホールということで、当日記でも確かKiroroのお二人のコンサートの際に何度か行った、浜離宮朝日ホール(築地の朝日新聞東京本社内)のような感じ。キャパも500人程度で、かつ、クラシカルな室内楽向けというつくりも、似ています。

もっとも、ホール入り口に至るまでには、(読売新聞本社の)ロビーを経由する必要が…。そこには、社名はともかく、「GIANTS」のロゴも一緒に掲げられています滝汗。うっ…がまんがまん滝汗滝汗。耐えるんだ、まるゆい!(苦笑)


あ、気を取り直して…(^^ゞ
がまんの先?にあったのは、こちらのやさしい空間…





ということで、当日記では昨年春以来の3回目となる、朝倉さやさんであります。3回目といっても、過去2回はいずれもショッピングモールでのインストアイベント。ちゃんとしたスタイルのコンサートは初参戦であります。

さて、さやさんです。
唄い手さんとしての始まりは、このひとの地元山形の民謡から。実際、経歴には民謡大会で優勝2回…という実績を引っ提げてだったりします。
しかし、この日の聴衆、筆者のようなオジサンはともかく、老若男女実にさまざま。実際、私の左隣は、このひとを少しアイドルチックにみていると思われるオジサマ。一方逆側には民謡がルーツであることに価値を見出しているであろう、おばさま方が陣取っていました。

それもそのはず、今の活動をされるにあたり、最初に世に問うたのは、山形弁でのポップス曲のカバー。逆に、民謡をテクノにロックにアレンジした新ジャンルのうたも数多く…。もちろん、オリジナル曲もあり、こちらは地元を想うココロがベースにありそうな、どこかふんわりした雰囲気が漂います。今回は、それをちゃんとした場で見届けることになりましたチョキ


少なくとも、ステージ上のさやさんは、ごくごく普通の女性シンガー。お着物を着てお静かに…といったものではありません。このひとの一大アイデンティティーである「民謡×最先端」である曲は、しなやかに力強いという印象にあふれるものでしたし上矢印、打って変わって時折混じるポップに振った曲は、場内全体を爆笑の渦に誘います爆  笑。老若男女が一斉にもぐらたたきのモグラ君のような動きをするわけですからね、そりゃそうだ(笑)。
ちなみに、ステージではメガネっ子メガネというのがセオリーのようですが、はじめにメガネをかけてくるのを忘れたらしく、最初のMCのころに「ようこそ…」の代わりに「あ~~~(笑)」なんてのもあったみたいてへぺろ(まぁ、ご本人が公式ブログに書いてらっしゃるので、これは触れてもいいでしょう)。最初からネタを仕込んであるかのような?華やかなステージです。

一方で、このひとの唄い手さんとしてのルーツといえる民謡そのものも、セットに交えていらっしゃいます。で、その直後に、同じ曲のテクノバージョン(というか、さやさん流オリジナル)を持ってきたりとか。筆者はかろうじて「同じ曲だ!」とわかりましたが、まぁ実に多彩。そしてしぐさが可愛らしいのです音符

さらに、忘れてはならない柱の一つ、オリジナル曲。この夏NHKの「みんなのうた」に採用されている「そのままの笑顔でいて」。以前、当日記ではこのひとを”ピュアっこ”と記したような気がしますが、”ピュアっこ”たらしめているのは、おそらくはこんな曲調のうたにあるのではないかと思うわけです。山形弁のなまりをもって語られる(決して、”しみじみと”ばかりではありません。結構快活なんですよ、はい)MCをも合わせると、ほんとうにやさしさにあふれた空気感になるのです流れ星
筆者は、このひとと同じ山形出身の同僚女子くんの印象と重ね合わせながら見ておりました。えへへ(^^ゞ
そういう空気感のある場所なのだと思ったりするわけです流れ星


夏至を過ぎたばかりのこの時期は、終演時間の午後6時過ぎですとまだ明るい…



このひとのうたを聴いたあとは、都心の空も少しばかり澄んで見えたかな。

”ふるさと”も”東京”も、どちらも悪くないな…と思わせてくれる、そんな7月最初の夕方なのでありましたキラキラ