さて、以前にも当日記でも”カミングアウト”したこのコたち…
いまやリラックマと並ぶ勢いの「すみっコぐらし」。この写真は自宅のものですが、筆者は、オフィスの机の上にもこのコたちのカレンダーを置いております(^^ゞ。
メインはやっぱりコドモ受けなキャラ。
とはいえ、リラックマやら、(プロデュースしている会社は違いますが)ぐでたまあたりとも共通するのが、どこかに「オトナにとっても身につまされる」設定があること。普段は普通に勤め人である筆者には、”にせつむり”という、他人の殻を被って”カタツムリのふりをしている”なめくじちゃんが、「何かあるとすぐに謝る」という設定になっているのが、とりわけグサッとわが身に突き刺さるわけです^^;。もちろん、ほかのキャラクターも、一癖も二癖もあるわけで、したがって、コドモ受けとはいいながら、オトナにも「うん、わかるわかる」というところが多分にあったりします。
というわけで、この「すみっコぐらし」のファンである唄い手さんといえば、当日記ではイロハマイさん!であります。
前週10日の土曜日に、1年以上ぶりにお見かけしたばかりですが、お誕生日が直後の16日ということで、翌17日にバースデーワンマンライブ。せっかくの機会でもありますので、筆者もささやかながらお祝いに混ぜてもらうことにいたしました。
「夢見るもふもふエレポップ」というキャッチコピーのとおり、打ち込み系、現代的にはパソコンを主要な道具の一つとして使い、生み出される曲、とりわけ”〆曲”になりうるものは、ピコピコとした流れるようなアップチューンのものが多かったりします。そのような彼女が”生誕祭”に選んだ場所は、こちら。
筆者にはお初の場所でございます。
どちらかといえば、アイドル系の唄い手さんが使われる箱のようでして、フロアもオールスタンディングの配置になっています。久しぶりに”箱で運動”モード…といったところですかねぇ(笑)。
この日のステージにつけたお題が「もふもふの誕生を祝う会」。マイさん、ウサギを飼っているそうで、おそらくはそこからついた”もふもふ”なのだと思うのですが、お誕生日とあっては、このひと自身も4人編成のバンドスタイルでのステージ。加えて、盟友ともいえる安納なおさん(かつて、ネットラジオで共演されていました)が、キーボードサポートを付けた2人編成で、ゲストとしてこの場を彩っていきます。
先週にかけて1年余りご無沙汰していた間に、シングルとアルバムを1枚ずつリリースされていますので、”生誕祭”としても、これらの新譜と、その後の新曲からのセレクトです。
で、さきに”ピコピコ系の曲が…”などと書いたのですが、マイさんご本人の出で立ちは、確かに”もふもふ”のイメージ通り、トレードマークのショルダーシンセサイザーを抱えて、アイドルチックな衣装。しかし、ドラムを入れたバンド編成であることを差し引いても、繰り出す曲のイメージは、”ピコピコ系”の一言だけでは言い表せないところが多分にありました。
それは、やはりというか、このひとの人となりにつながっていく部分であり、後日、そのアルバムを聴いて、ジャケットを観察していても、多分に感じられるものがあります。
一応、とあるオーディションで優勝したことが、唄い手さんとしての始まり…と説明がありますが、それは単なるきっかけで、おそらくは、”唄い手さんであること”が、最も自分らしくいられるということではなかろうかと。筆者も、勤め人といいつつも、比較的やっているひとが少ない業種に従事しておりますが、ずーっと欠点だのコンプレックスだのと言っていた部分が、”唄い手さん”であれば「充実した特色」にすることができる…。「コンプレックス」だと思っている部分は、冒頭に書いた「すみっコぐらし」のファンとして、そして、「充実した特色」で何十人、何百人…といった具合に着実に見守る人を増やしているのだと思うわけです。
この日は、箱自体の大きさも小さめで、60人定員だったそうですが、決してこじんまりとおさまっていたわけではありませんでした。
ふたを開ければ、それはそれは賑やか。で、ちょこっと天然?でお茶目。本編と同じくらい?の時間をかけての、この日の聴衆への”おもてなし”が展開されたロビーも、賑わいがありました。
ことしの後半も、自主企画のステージに、さらに規模を大きくしたワンマン…と、勢いがさらにつきそうな感じ。そのさまを見守っていこうと思った日でありました。
いいことたくさんの1年でありますように。